丹沢の目ぼしい山々への一般登山道は各シーズンともほぼ歩き終え、丹沢山塊の概要がおおよそ頭に入ったこともあり、地図記載の登山道を外しての登頂を試すことにして、今回は神ノ川キャンプ場より尾根沿いで大室山を目指してみることにした。

 

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早朝、尾根への取り付き口としてかねてより目を付けていた神の川キャンプ場の対岸に渡り、鐘撞山より北東に伸びる尾根に取り付く。

わずかながらの踏み跡をたどり鐘撞山までは順調に登る。

この先も尾根すじには赤ビニールの目印が所々に付けられており安心して登れたが、鐘撞山より5〜600m先の尾根筋が西に変わるあたりで目印はなくなった。

 

 

樹林帯より抜け出たあたりの斜面を若干、強引に登り続けるうち見晴らしのきく地形に出る。その先では再び赤ビニール目印が見られるようになり、これを辿り国定公園界のブナの尾根すじを登りつめて大室山山頂に到達。

 

帰路は往路を1km程下り、日蔭沢への手書き案内表示板を見付け、右の日蔭沢への山道を下りきり、林道を使い神の川キャンプ場まで戻った。