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「早戸大滝」手前の沢を詰めどこかで尾根に取り付く事が出来れば、必ず「丹沢山」と「蛭ヶ岳」間の尾根に登りつける筈と考えて伝道より「雷平」に入る。

 

「雷滝」への道を右に見て「大滝」方向へわずか進み前方を仰ぎ見ると、杉の人工林はるか上方の稜線が朝日を浴びて白く光って見えた。

 

杉林の下を見ると防鹿柵があり出入り口が設置されている。

ピンと来て地図を眺めると、上にいくほど傾斜が緩くなる尾根が「鬼ヶ岩の頭」に続いている。

…で、今回はこのルートを試してみることに決めて杉林に進む。

作業用の踏み跡を辿りなんとか杉林を登りぬくと、はだか地となり10cmほどの霜柱の斜面が続く。

 

その先は奇麗に枯れたカヤトの斜面。朝日に白く光って見えたのはカヤトだったか?。

山上に続くケモノ道を辿る。

カヤトの中にアセビの群落や紅葉の潅木あり。

やがてブナ林となり斜面を登り切ると、見慣れた「蛭ヶ岳」手前の「鬼ヶ岩」近くの尾根道に出た。

一休みして往路を帰る。