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南アルプスの支陵・鳳凰山東側山腹に位置する「甘利山」の「大笹池」で「クリンソウ」が盛期を迎えたらしいので、前回ルートを逆周回するコースで晴天予報の金曜日に再訪することにした。

◇所要時間:  3時間2
難易度: + + + +

<甘利山を通過した過去の山行記>

甘利山@ 2009.8.23
甘利山A 2023.5.31

千頭星山@ 2002.8.9
先頭星山A 2013.6.17
先頭星山B 2017.8.7
先頭星山C 1019.7.3

 

3時、出発。

国立府中ICから中央高速に入って440分、「韮崎IC」を降りると残距離は19km。
西進して釜無川を武田橋で渡り、左折して「甘利山入口」交差点を右折し、県道613で距離13km、高度差で約1200mを上って朝日の差し込み始めた「登山者用駐車場」に到着すると既に
車が30台ほど。気温は12度。
       <現地標高=1640m>

528分、出発。

 

 

 

開店前のレストラン前の甘利山へのコースを上っていくとコース脇に「シロバナノヘビイチゴ」や

「ツマトリソウ」が白花を見せた。

 

 

50mほど上るとヤマツツジが赤花を見せた。最初の三分岐は「甘利山→」標識に従い南へ上る。

レンゲツツジ園地を木道で前方の丘「鍋頭」へ上ると「日の出と富士山」狙いの10人ほどのカメラマンが待機中。私たちは山頂を目指す。

 

 

555分、無人の「甘利山173m」山頂で記録写真を残す。西方2km先のガスの合間に「千頭星山」が山頂を見せた。

今回は「千頭星山」とは逆方向へ下り始めると・・ガスが薄まって南に霞んだ富士山!!

 

 

赤色のレンゲツツジの中に黄レンゲが1株。

ガスの立ち込める東斜面を下っていくと・・ガスの中に 赤いレンゲツツジや

 

 

ガマズミが花を見せ、更に100mほど高度を下げると

笹薮の中に「ササバギンラン」が2株、花を見せた。

 

 

620分、森の中 右「←大笹池」、左「椹池→」標識三分岐。右へ進む。(15年前には大笹池からこの地点経由で椹池へ通過)

623分、130mほど先の木の幹に「南甘利山」標識。

 

 

西へ下ると新緑の中、コースガイドを兼ねたロープ。 その先の山中の三差路は「大笹池→」標識に従い、右へ緩く下ると・・

648分、「大笹池」に到着。緩い窪地草原は一面にクリンソウが群生。足元に注意しながら撮影を楽しんでいると・・休んでいた妻が「前方の木にキノコ!!

 

 

注意して見ると・・池手前の枯れ木にキノコが群生。うまそうな茸 (帰宅後の調べでは「ヌメリスギタケモドキ(食茸)らしい。) だったが・・次来訪者の為、採取せず撮るだけにして

「大笹池とクリンソウにキノコ」を加えて撮影を楽しむ。
<ヌメリスギタケモドキは柳やハンノキの枯れ木に生えるキノコ>とも記されていた。

 

 

結構、絵になる景観だ。

池への水路脇では「クワガタソウ」が花を見せた。

 

「池とクリンソウとキノコ」撮影に満足し

 

7時、「大笹池」を後にして北斜面の高度差200mの上りを開始。

 

 

最初の100mは直登コースだったが、残り100mは勾配がきつくなり、九十九折コースになった。鶯が啼く。

747分、「千頭星山〜甘利山」コースへ合流して右上の「甘利山」山頂を目指す。

 

 

コース脇の笹薮に「ウマノアシガタ」や

「サクラスミレ」が花を見せた。

 

 

8時、無人の「甘利山」山頂に戻ると、ガスが動いて「千頭星山」がチラリ。「富士山」はガスの中なので東へ下山開始。

朝、多数のカメラマンが待機していた「鍋頭」の見晴しポイントまで戻ると・・南の雲間に微かに「富士山」。カメラに収めて下山続行。

 

 

30mほど下って「東屋→」標識に従い更に30mほど下り、「三角点」のある東屋に着いたが富士山はガスの中なので駐車場を目指す。

駐車場手前の網の張られた園地の防獣網の中に「スズラン」。カメラに収める。

 

 

830分、ガスの立ち込める駐車場に戻ると駐車場は満車の上、更に上ってくる車が続く。

帰路に就く。

 

1110分、無事、帰宅。