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計画ルートの断面図

近場でこの季節、未訪問で頃合いの山を探していたら、妻が相模湖近くの「棚ノ入山」を提案。
この山は「倉岳山」と「赤鞍ヶ岳」の間にあり、ネット検索すると・・・「眺望良し」との評価もあったので、水曜日の出発を決めた。

出発前夜、近くの「二十六夜山」に立ち寄るのも良いのではと、車に積んだGPSを下してデータ登録したまでは良かったが、このGPSを家に忘れて・・・

 

◇所要時間: 4時間2
◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 進むべき林道を間違え、その先で正しい林道に戻れるだろうと先に進み更に深みに嵌り・・・、コースミス確実と分かったら、テープが何処へ案内するのか試してみようと・・

結局、「棚ノ入山」へは行けなかったが、おとーさん達は面白い山歩きが出来たと喜んでいました。いつか、このコースを使って「棚ノ入山」を訪ねてみたいとも言っていました。

踏跡の断面図(一部は推定)

 

5時、出発。

一般道で相模湖に出て国道20を西進し、藤野駅手前の日連交差点を左折。秋山川沿いの県道35を西進し、「二十六夜山」北の浜沢集落の「アオゲラの森キャンプ場」看板地点で左折し、キャンプ場の管理棟広場に(無許可で)駐車。

出発準備を始め・・GPSを家に置き忘れたことに気づいたが後の祭り!!。気温はマイナス1度で曇天。

656分、県道35へ出て西に出発。

716分、1.4kmほど先の「赤倉岳バス停」手前で南に分岐する舗装林道袂に「←二十六夜山(2)コース」看板を見つけ、これに進む。

733分、800mほど先で砂利林道が二分岐。事前のコース資料作成時、30分の林道歩きは沢左岸を辿るコースと記憶していたので、左の林道に進む。(×・・・ 沢がこの地点で2分岐しているのに気づかず、「東タンノイリ沢」沿いに進んだ。)

 200mほど進むと林道は終わり、その先は山道・・??(この林道は採水用林道だったのかも??) 山道先に紅テープが見えたので、先に進めば右の林道に合流するものと予想して先に進む。

 

741分、流水脇を登る。森の中の沢筋なので、どの辺りを歩いているのかはっきりしないが、杉林に適度に紅テープが付けられているので心配せずに先に進む。

750分、流水の沢を渡り、対岸の山道を辿り又、沢を渡り返す。杉林の広い窪地の中、踏み跡と紅テープに注意して上っていく。

棚ノ入山」へは南に進まなければいけないのに、東進しているのが気がかりで、山地図を取り出し、「東タンノイリ沢」に進んでいるのを確信したが、この踏み跡と紅テープがどこへ続くのか見極めるのも面白かろうと、先に進むことにした。

 

8時、沢が二分岐。紅テープが左沢の先に見えたので左に進む。

82分、大杉下の大石に小石が積まれている地点で沢が三分岐し、左の沢先に紅テープ。
「三日月峠」や「二十六夜山」方向に進んでいると思われ、紅テープを見失しなったら戻ることを覚悟して先に進む。

 

817分、紅テープの横に流水が凍りかけた沢。沢横斜面で上ろうとするとザクザク崩れ、行き詰った。軽アイゼンを持参していたがムリは禁物だと、撤退することにした。

824分、沢横の最後に見た紅テープの所へ戻り、念のため、私が空荷で周囲を探索。

沢横斜面を強引に上り、生木の倒木先に紅テープを発見 !!

皆の所に戻って全員で倒木を乗り越して上を目指す。

 

837分、杉林の山腹に何故か石竈 ??。その上の尾根方向に紅テープを見つけ、山腹を登る。

839分、尾根に上り着き、尾根筋上に紅テープを見つけ、檜林を上っていく。

846分、背の低い暗い檜林の急斜面に紅テープを探しながら上る。

850分、檜林を登り切ると、尾根先下に村落が見えた。踏み跡ははっきりしないが、右前方に紅テープ、その先に高みが見えた。

 

檜と自然林の間を上っていくと、周囲に展望が利き始め、露岩が出てきた。小灌木を分けながら上っていく。

9時、ピークに上り着くと山道がこのピークを通過していた !!!。標識は見当たらなかったが、安心してザックを下ろす。

この地点からは北西に視界が得られ・・・北に「倉岳山」、西に「九鬼山」、その遥か彼方に雪の南アルプスが見えた。

空は徐々に青空が増え始めた。

 

小休止後、細尾根の山道を辿る。尾根道の歩きやすいこと!!

100mほど先の三分岐で「←浜沢 赤鞍ヶ岳→」、左:←二十六夜山」標識に対面。標識の柱には「明星平」と現地名の彫り込み。

この先の「三日月峠」経由で「二十六夜山」を目指すことにし、等高線で南に進む。

 

925分、「三日月峠」に着く。峠名の由来の解説板があるかと思ったが、何もなし。(三明峠と記されたガイド書があるらしい。) 「←二十六夜山」標識に従う。

938分、500m先の「二十六夜山」への分岐広場で「二十六夜塔」の丸石碑を見つけた。この石碑に書かれた解説にネット情報を追加すると・・・

廿六夜 月待ち信仰」とは 旧正月と七月の二十六日の明け方に近い午前3時頃に昇るごく細い下弦の三日月の光の中に浮かぶ弥陀観音勢至の三尊を拝むと幸運を得るという平安時代からの信仰らしい。

 

 

国土地理院地図にはこの辺りから「浜沢」に下る山道が記されているので、北へ下る山道を探してみたが見つからず、諦めて山頂を目指す。

947分、「二十六夜山972m 山梨百名山」標柱と三等三角点のある山頂に到着したが木立に囲まれて展望は得られない。

木漏れ日を浴びてムスビを食べ、下山開始。

350mほど西に戻ると、無標識だが、「明星平」への道が尾根筋に分岐。痩せ尾根を上り、下る。

 

1017分、「明星平」で「浜沢→」標識に従い下山続行し、朝に上ったピークでムスビを食べながら小休止。

北の眼下に秋山村落を見ながら急尾根を下り、尾根途中に建てられたアズマヤを通過。「二十六夜山」行事に使われるものなのかも。

1055分、「観音菩薩堂」前で林道に合流し、これを下る。
10
58分、車に戻る。

1時、無事帰宅。

 

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