|
「山と渓谷」誌で山梨県の「雨乞岳」が ◇所要時間: 4時間56分 |
|
2時50分に家を出て、国立府中ICから中央高速に乗る。夜空には中秋の名月。 4時50分、小淵沢ICを降りて250mほど高度を下げて国道20号へ出て、下教来石の交差点で「ヴレッジ白洲」看板を見つけ左折し、その先の「雨乞尾白川林道」で高度を上げていく。 林道右の池先に「町営施設・ヴレッジ白洲」の建物を見つけ、その先300mの「雨乞岳登山道入口」標識前の駐車場に車を置く。気温は17度。 5時40分、駐車場の対面の林に進む。 |
|
|
山道は角材で土止め階段が作られていたが、ピッチが狭くて酷く歩きづらい。道脇に白キノコを見つけ撮影し、唐松林を上っていく。階段脇にマルバダケブキだけが咲いていた。倒木に焦げ茶キノコが群生。 6時8分、200mほど高度を上げ、「雨乞岳遊歩道 #1」標識を通過。この山でキノコを採取したとのHPに記載されていた食味が良いという「ハナイグチ」をなんとかゲットしたいものだと林床に目を配りながら上っていく。 |
ツクリタケ?? |
オオキツネタケ?? |
|
|||
|
6時18分、登山口から300mほど高度を上げると左から「遊歩道」が合流し、「#3 登山道分岐 雨乞岳100分」標識。山道に破砕石が混じり、笹が肩丈程になってきた。 6時39分、1605mピークは右を巻く。尾根道に進むと左から朝日。ドクベニタケを撮影。ツガ、ヒメシヤラ、サクラ等樹種の多い森だが林床は相変わらずの笹。 |
|
|
||
|
|
|
|
||
|
1613mピークも右を巻いて進む。平坦道を進むと、林床の笹丈が膝程度になり、新緑の季節の雰囲気。 7時4分、コース横に流水の沢を見つけ、マロンが体を冷やす。この先は露に濡れた笹でズボンがビショ濡れ。 7時10分、「運が良ければ水場→」の看板。コースから15mほど外れたところに湧水。ここでもマロンは体を浸す。 |
|
幅広尾根の途中で水飲み休憩すると濡れたシャツが冷たく感じる。上空は青空だが、西からガスが流れてきた。 |
|
7時27分、尾根に上り、右に90度方向を代え、「#4 雨乞岳山頂60分」標識に従う。 7時37分、南斜面が崩壊面を見せ、その先のガスの切れ目から「甲斐駒」が姿を見せた。「展望所」と呼ばれる場所らしい。 「#5 雨乞岳山頂40分」標識を通過。濡れ鼠で先行する紐先マロンは気持ち良さそう。 平坦な唐松林。このあたりが「笹ノ平」らしい。木漏れ日を浴び、平坦山道を進む。密集笹でハナイグチとの遭遇は絶望的。 |
|
|
7時53分、1906mポイントでは林が途切れ、前方に「雨乞岳」が見えた。密集笹で足元が見えず慎重に歩く。 8時、「#6頂上直下尾根」標識を通過。笹丈が低くなり勾配も減った。水飲休憩して体温を下げる。一段上りあげると前方左が山頂らしい。GPSであと400mと目途を付ける。 倒木上にアキノキリンソウが1株。密集笹の林床はキノコや野草の生育を許さないらしい。 8時16分、勾配が減った。 |
|
8時21分、「雨乞岳2037m」に到着。 南に「甲斐駒ケ岳」が聳えて見えたが、鳳凰三山や日向山はガスの中。 ムスビを食べながら雲で変化する景観を楽しむ。 北には木立の隙間から八ヶ岳や蓼科山が望めた。 8時38分、下山開始。 |
|
|
「展望所」まで下りて振り返ると、「甲斐駒」は雲に隠され、私たちの所へもガスが流れてきた。 右斜面の笹の無いザレ場でキノコを見つけ、採取。(帰宅後、食茸のオオイチョウタケと推測)。1613mポイントへ向かう細尾根でも各種キノコを見つけ、撮影しながら下ると、20人ほどの団体登山者が上って来て交差。 10時7分、「#3 」標識地点から歩きにくい階段が始まり、階段脇を選んで下る。 10時15分、「#1」標識を通過し、歩きづらい階段とやっとオサラバ。コウタケに似たキノコを撮影。笹が減り、キノコが見られるようになった。 10時36分、車に戻る。駐車場には小型バスを含めて4台。夫婦登山者が出発していった。 2時、無事帰宅。 |