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ガイド書「四季の花を楽しむ100山」には 新潟県入広瀬村と福島県只見町にまたがる「浅草岳」はヒメサユリの咲く山として、人気を集め・(略)・・南へ伸びる稜線に連なる鬼が面山は、豪雪による雪崩に磨かれた急峻な岩壁がそそり立ち、浅草岳の頂上からその険しい景観を望むことが出来る。(略) ◇所要時間: 5時間7分 |
3時、車内を走行仕様に戻し、「入広瀬・道の駅」を後にして国道252を東に進み、只見線「大白川駅」先で県道385に左折し、「ネズモチ平駐車場」を目指す。 |
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「駐車場」まで残距離: 5.7km地点まで進むと、舗装路に「全面通行止・この先冬季閉鎖中」「除雪作業中」の立看板。・・・幸い? 、閉鎖柵が車幅分だけ空いていたので、「全面通行止」看板は目に入らなかったことにして先に進んだが、残距離:700m地点で残雪のために前進困難。・・・・で、ここからスタートすることにし、道脇に車を置き、先ずは朝食。天気は快晴で気温は15度。 4時13分、出発。残雪の林道を50mほど進むと、その先の雪は消えていた。 |
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4時24分、地図に(70台)と記載のある「ネズモチ平駐車場」横を通過し、500mほどで「浅草岳登山口」標柱のある小広場に着く。 山に残雪が見られたので、上りは勾配の急な「ネズモチ平コース」を使うことにし、山に入るとまだ登山者が少ないせいか、ブッシュが煩わしい。 |
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コースは丸太で整備された跡はあったが、沢筋は雪解け水で結構荒れた感じ。林床にユキツバキが赤花を見せた。 4時55分、流水の沢を渡る。 沢筋の残雪を踏み抜かないよう、注意して横断。カッコウが鳴いている。石階段のような沢筋道を上る。 群生したイワカガミが濃紅色の花を見せた。 |
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登山口から300mほど高度を上げ、崩壊山腹や岩塊帯を通過。朝日を浴びた尾根道ではゴゼンタチバナ、ツバメオモトが白花を、ユキツバキが真っ赤な花を見せてくれた。 更に高度を100mほど上げると、新緑の木立にサイゴクミツバツツジが紫紅色の花、ユキザサが蕾を見せた。 |
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標高1340mあたりまで上ると、カタクリやツバメオモトが群生。 マロンを雪斜面で遊ばせ、私は撮影を楽しむ。 |
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6時12分、標高1400mで灌木帯を抜け出ると、雪渓を渡った涼風が吹き込み、気持ちいい。 日当たりの良い道脇にキクザキイチゲ、サイゴクミツバツツジが花を見せた。 同時期にこれほど多種の花が見られるとは驚き。鶯も鳴いている。 |
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6時32分、北斜面の灌木帯を抜けるとガイド書に・・例年、7月下旬ころまで残り、ヒメサユリの花期にはこの雪渓を横断することになる。と書かれた大雪田が広がっていた。 夏コースは前方の「前岳」に向かうらしいが、雪斜面が締まり、キックステップも楽でないので、雪斜面を横切って尾根コースを目指す。 |
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6時44分、雪田を抜け、木道で山頂を目指す。 コース途中は山上湿原らしいが、池塘は1つだけ。 湿原先に残雪の「守門岳」が立派。紫のシラネアオイが咲いていた。鶯が鳴く。 |
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6時53分、石祠が祀られ、一等三角点のある「浅草岳1585.5m」に到着。 前岳から南の「鬼ケ面山」先に下る「六十里越峠コース」は雪が殆ど消え、迫力は今一。 360度に視界が得られ、霞んではいたが越後と南会津の山々が何重にも重なり、眼下には「田倉湖」も望めた。 |
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7時5分、下山は桜曽根コースを下る。 「守門岳」を眺めながら、雪田を通過し、木道階段で西斜面に下る。カッコウの声が響く。雪渓を渡り、また木道を下る。 7時38分、期待のヒメサユリとの対面は叶わないまま、尖ったピークの「嘉平与ボッチ」を通過。 |
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8時28分、「浅草の鐘」のある「桜ゾネ広場」で水飲み休憩後、林道に下る。 気楽な林道歩きと思っていたが・・・斜面上からの残雪が林道に覆いかぶさり・・林道縁を辿り下る。 融雪で顔を出したばかりのフキノトウを数株採取。 |
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8時40分、林道が沢筋を横切る辺りは一面の雪斜面。 9時1分、「浅草岳登山口」で朝の往路に合流し、9時10分、「ネズモチ駐車場」を通過。 9時20分、車に戻る。 |
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帰路は小出ICから高速道に入り、途中、覆面パトカーに掴まる不運なトラブルもあったが、14時40分、無事帰宅。 |
浅草岳で出逢った花 |
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