14時までに家に戻る必要があり、この条件で犬連れ可能な山を探すと妻が富士山麓の「足和田山」を提案。
この山は東海自然歩道コースにあり私達は既に一昔前、歩いているのでコース概要は判っており、車を「鳴沢氷穴」に置き、「足和田山」を往復することにした。

 

◇所要時間: 3時間41
◇難度(マロンとして): 易+▼+++難
◇マロンの日記:
 早朝のためか寒さのせいか、誰にも出会わず往復しました。
このコースは段差の無い幅広道で、見所は少ないが犬連れには薦められるコースだとおとーさんが言っていました。

 

435分、出発。

相模湖ICで中央高速に乗り、河口湖ICを降りる。国道139号線を西進し鳴沢村先の「鳴沢氷穴」標識地点を左折し広い無料駐車場に車を置く。

636分、建物に繋がれた2匹の番犬に吠えられながら建物裏の「紅葉台→」標識に従って薄暗い森にスタート。気温はマイナス2度。路肩に立つ「東海自然歩道」標柱が10年前を思い出させて懐かしい。落ち葉を踏みしめて進む。

 

10分ほどで国道139号線下をガードで潜り通過。右の松林越しに富士山がのぞき、雲が赤く色づき始めた。

652分、国道139から上ってきた車道との合流地点に「足和田山4.5km」標識。

林に遮られて良くは見えないが富士の左の裾野から太陽が昇り始めた。

 

7時、進路左の一段の高みに上ると「紅葉台」と表示された富士山の好展望地。

南に冨士山が大きく、北の眼下の西湖はまだ暗く鎮まっているが背稜の御坂の山並みは朝日に赤く染まりはじめた。
広場の解説板には御坂山塊の紅葉がきれいに見える場所なので紅葉台と名づけたと書かれている。

 

 

721分、尾根の進路を塞ぐように建てられた「紅葉台」看板を掲げる売店後ろを通過。

道脇には霜柱。尾根筋の幅広道を緩く上っていくが両側の木立で展望は良くない。

730分、「三湖台」に到着。

360度の展望が得られる広場には休憩テーブルとあずま屋だけがあり、朝の太陽が差し込んでいた。富士山は逆光でまぶしく見づらいが西には雪を付けた南アルプスが見えた。

小休止後、「五湖台(足和田山)」に向かいコナラ林の幅広道を東に進む。私たちには変化の少ない単調な道だが、マロンは飽きもせず道脇の草木の臭いを嗅ぎ続けて先へ先へと紐を引っ張る。

 

地図には歩道と平行して車道が書かれているが、轍跡は見られず車が入っている様子はなさそう。

755分、無名のピーク通過。前方に「足和田山」らしい山塊が姿を現したがGPSで確認するとまだ1.5km先。丸木階段を下る。

87分、緩く登りが始まった。10分ほど上って小休止。針葉樹やアセビの木が増え、緑の中を進む。山頂に近づいたせいかマロンの臭いを嗅ぎまわる動きが激しくなった。

 

829分、左前方下に河口湖が見えるとすぐに「足和田山(五湖台)」に到着。

山頂は背の高い針葉樹に取り囲まれており、中央に木造の展望台が建てられていた。展望台に上らないと視界が得られないので全員で上る。

昔は冨士を取り巻く五つの湖が望めて付けられた名前なのだろうが現在は樹木に妨げられ二湖しか見えなかった。

 

富士山頂の雲は消えたが、逆光のためか薄いベール越しに見ている感じ。

 

845分、往路で戻る。

帰路は地図に車道表示されたアップダウンの少ない道を採用。途中の無名ピークは巻き道で好調に下る。

今日、一番展望に恵まれていた「三湖台」は再訪することにして30mほどの上り開始。

 

925分、「三湖台」に戻る。北の御坂山塊の中の二つの特徴的なピークを地図で調べると「鬼ヶ岳」と「十二ヶ岳」と判明し、以前、「鬼ヶ岳」の山頂で味わった北風と雪の冷たさを思い出した。青空には飛行機雲が伸びていく。10分ほど休んで下山続行。

955分、「紅葉台」通過。

1017分、車に戻る。鳴沢氷穴の営業が始まっていたが、駐車場に他車は1台のみ。

1230分、無事帰宅。

 

当日のGPSデータ

 

 

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