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早朝には林道や山道が凍結する季節に入ったのでタイヤはスタッドレスに、ザックには軽アイゼンを常備。

更に我がパーティには体力持て余しの勝手犬がいるので、安全第一をモットーに冬季は土地勘のある近場の山を歩くことにして、今回は道志山塊の最高峰・「御正体山」を北東からの尾根伝いで歩くことにした。

 

 

◇所要時間: 5時間48
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 山道に段差は少なく歩き易い道でしたが、距離は長く、山頂への勾配がキツイのでレベル4としました。マロンの動きから獣の気配は少なそうだとおとーさんが判断して見通しの良いところはフリーにしてもらえました。このコースの登山者は少なそうでした。

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440分、出発。

国道16号線を経由し橋本で国道413号線に移り、三ヶ木先の道志みち(国道413)を西に向かう。道志村役場先で都留市に向かう県道24号線に右折。

623分、「道坂トンネル」南口の駐車場に到着。今日の日の出は644分の筈で歩き始めるには頃合の明るさ。晴天予報だったが空の9割方は雲に覆われ、気温は0度。

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633分、トンネル横の旧道に進みゲートを通過。5分ほどで旧トンネル(閉鎖)手前の木陰で「←御正体山 登山口」標識を見つけ杉林に進む。

50mほど先の沢筋で細木に結ばれた赤・黄テープを目にしたがザレ斜面の踏跡に気づかず(・・×)、右に上る道を探しながら道なりに進み、やがて杉林を九十九折で上る。

74分、右に上る道を見付けられないまま、自然林と杉林の間を進む。途中、小休止して車内で朝食済のマロンに水を与える。

 

712分、進む方向が気になり、GPSを見ると目的の尾根筋から離れ始めていた。(GPSデータは文末に添付)

前方の支尾根に登路が無ければ戻るつもりで小尾根先端に進み尾根筋を上る踏み跡を見つけ檜林を上る。GPSでも予定尾根筋に向かっているのが確認できて一安心。

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721分、正規の道に合流。合流点には北斜面に下る方向に「←道坂トンネル」と書かれた標識があった。

よく踏まれた尾根コースを南西に進む。上空は殆ど雲に覆われているが下界は薄く見える。南東の薄雲越しに太陽が光り始めた。

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740分、坂を上って平坦路を進む。左の林が切り払われ、視界は得られるが遠景は雲の中。5分ほどで「岩下ノ丸」への上りが始まった。

753分、三等三角点のある「岩下ノ丸」山頂に着き小休止。南は檜林で視界が無く、北は雑木林越しに隣の唐沢尾根が見える程度。

813分、「牧ノ沢丸」への上りが始まった。

821分、赤テープ以外に標識の無い「牧ノ沢山」山頂を通過。気温は0度。森の中、尾根筋の平坦な道を進む。

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北から頭上まで青空になり薄く太陽光が入り始め、気分が高揚。

855分、「白井平分岐」に到着。

山頂までの高度差300mを確認して、傾斜が増し始めた尾根筋を上る。

尾根筋で風が吹き抜ける場所の木の枝に霧氷が見られた。気温はマイナス2度。

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99分、尾根筋を直登に近い九十九折で登っていく。左右の山稜が正面に立ち上がってきて山頂は近いと感じたがこの状態が更に続く。

斜面の林に一抱えほどのブナが混じるようになった。枝から散った霧氷なのか山道が白い。

936分、山頂に近づいたらしく傾斜が緩み尾根幅が広がった。

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940分、「御正体山 1682m」山頂に到着。

山頂の小広場には6年前と同様、一等三角点とお社があり、新規に真新しい休憩テーブルと「平成16年 皇太子殿下御登頂記念」看板が設置されていた。

山頂周りの木々の梢は霧氷を纏い朝日を浴びて青空に映える。記念写真を撮りムスビを食べている間にお社の屋根の霜は朝日に溶けて消えた。青空に飛行機雲が白く延びていく。

 

10時、山頂を後に往路で下山開始。

1028分、「白井平分岐」でムスビを食べながら小休止。

 

1124分、「岩下ノ丸」でバナナを食べながら小休止。

次のピークに戻ると東の展望が良く、雲の上に浮かんで見える山稜が霧氷を付けていた。丹沢の主稜らしい。薄曇りの空から雪片が静かに舞い降りてきた。早くも初雪(?)に遭遇。下山を続行。

下界から12時の鐘の音が聞えるころ、正規コースと朝の登路の合流地点に戻る。帰路は「←道坂トンネル」標識に従って檜と自然林の間を下る。

127分、山道の真ん中に立つツゲの木に「←御正体山 今倉山→」標識があり、右下に小道が分岐。これは「旧・道坂トンネル」の南口に下りるコースと判断して檜林と自然林の間を下る。

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1212分、檜林に入り沢筋の下り斜面を九十九折で2分ほど下っていくと朝に見た「御正体山 登山口」の標識地点に出た。・・エッ!!??。今朝のコースにどこで合流??。  →念のため、コースを戻ってみる。・・と、「登山口」標識から50mほど進んだ地点の沢筋の細木に巻きつけられた赤・黄テープ地点が合流地点で、窪地形状の斜面がザレていて踏み跡が見にくいのが敗因だった。

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1221分、車に戻る。

230分、無事帰宅。

 

GPS当日の出発と帰着時のGPSの軌跡データ。

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