|
テレビが3日間の全国的な晴天を予報。マロンや私達の体調もマズマズ。 ・・・・で、今が盛りの紅葉を見逃す手は無いと久しぶりの一泊山行を計画。 初日は群馬県の「四阿山」。下山したら草津に移動し、「本白根山」山頂駐車場で車泊。翌早朝に遊歩コースを回り、昼過ぎに帰宅の予定。 ◇所要時間: 6時間25分 ◇難度(犬として): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 四阿山への登りは3ヶ所ほど岩稜がありますが、全般的には歩きやすい道でした。十ガ原への下りは急坂で木の根や岩の段差が多く、おとーさんに助けて貰いました。根子岳山頂手前の大岩の後ろ通過の道は狭いので、登山者が多い時には避けたほうがよさそう。 |
|
4時30分、家を出発。入間ICから圏央道に入り、上信越自動車道に進む。「上田菅平」ICを下り、国道144号、406号で菅平高原のダボス牧場に上る。ボリュームのある、穏やかな山体の「四阿山」が姿を現す。 牧場入口に管理人が立っていて、200円/人を徴収される。駐車料金というより入山料金といった感じ。マロンは「おまえも登るのか。頑張れよー」と声を掛けられた。0円/犬だった。直ぐ先の牧場管理事務所の広い駐車スペースに車を停める。すでに5台ほど先客。斜面遠くに牛の姿が見える。 |
|
8時25分、快晴の空の下、登山開始。眼前には四阿山の山体が緩く盛り上がっている。道標は四阿山へは駐車場から右、根子岳は斜面への直登を示している。私達は「四阿山」を目指し牧場沿いの舗装路に進む。 |
|
5分程先の「四阿山登山口」アーチをくぐり、鉄線の牧場境界沿いの緩やかな斜面を登る。ダケ樺やススキが黄色に色付き青空に映える。笹の緑の中に紅葉もチラホラ。 8時45分、隣の尾根に移る感じで沢を渡り、沢から離れ、広い尾根地形を登るようになる。 9時5分、「ダボス牧場登山口1.2km 四阿山3.4km」標識あたりからダケ樺が減り、背後に菅平高原の展望が広がる。 9時32分、一段、斜面を登りきると小四阿山頂。その先では岩が露出しロックガーデン風の景色。霜柱が融けてぬかるみ始める。膝くらいの背丈の笹道でマロンには笹のトンネル。 |
||
9時54分、牧場登山口から2.5kmほどで右からの道と合流。 10時16分、岩稜を巻いた先に「ダボス牧場登山口2.9km 四阿山1.7km」標識。中四阿地点らしい。 2分ほど先の左側が岩壁で切れ落ちている。噴火口?。再び傾斜が増す。 マロンのペースが落ちたので小休止。マロンはドックフードを喜ばず、バナナを所望。 |
|
||
|
10時55分、岩混じりの小広場の「根子岳」への分岐地点に到着。標識は「根子岳1.8km 四阿山0.7km」。「四阿山」山頂は眼前に尖って見える。 最後は板階段の上り。潅木の中の小社前を通過。 11時12分、「四阿山」山頂に到着。 山頂は長野県だと思っていたが、標識は群馬県妻恋村の名入りだった。ここにも小社。マロンの93山、無事登頂感謝の参拝をする。 |
||
社後ろの山頂には14〜15人の登山者が休んでいた。久しぶりの快晴に恵まれ、白煙を上げる浅間山、北と南の八ヶ岳、冠雪の鹿島槍、五竜岳、白馬岳などの北アルプス等、見放題の展望を楽しむ。眼下には紅葉した山斜面が広がる。 11時37分、コンビニ弁当を食べて下山開始。 11時50分、根子岳への分岐地点に戻る。標識は「根子岳1.8km→」。 |
|
||
根子岳山頂はこの分岐地点より100mほど低いが、根子岳に移るには標高で300mほど下って、200mほど登り返すことになる。覚悟を決めて木の根や岩が露出したシラビソ林の中の急坂を下る。マロンは疲れたせいか段差が大きくなると、頻繁に助けを求める。 12時5分、「四阿山1.3km 根子岳1.2km」標識あたりから傾斜が緩み始め、笹の茂った森を進むようになる。 |
|
12時18分、「十ガ原」らしい笹原に下りきる。笹原の西斜面の上に陽を受けた「根子岳」が聳えて見える。 12時35分、岩山の三角点でお疲れマロンを休ませる。2組の登山者が先ほどの急傾斜を下ってくるのが見える。 1時、「根子岳0.3km」地点あたりは大岩が重なり、岩陰に作られた細い山道をクネクネ辿る。 |
|
1時10分、砕石の山上に石祠のある「根子岳」山頂に到着。7〜8人の登山者が休んでいたが、皆疲れ顔。 1時23分、下山開始。 解説書の注意書き通り、「ダボスへ」の標識は見送って、牧場管理事務所の方へ下る。花の百名山や高山植物、高山蝶採取禁止の標識もあったが、シーズンオフで花は全然見られず残念。ダケ樺林の下がススキと笹の緩傾斜の山道を下る。「クロマメノミ(ジブドウ)の採取禁止」などの看板もあった。 |
|
|
途中、マロンに疲れが見えるので木陰で少し眠らせる。今日は「本白根山」山頂の駐車場で車泊予定なので、時間に余裕があり、のんびりとマロンに付き合う。 2時25分、傾斜は緩やかとなり、足元も石から土に変わる。牧場の中の通路を下るようになる。後ろを振り返ると青空に黄葉が美しい。 2時50分、車に戻る。 四阿山の駐車場より、国道144号、292号線を走り、本白根に向かう。途中、コンビニで夕食と明日の朝食を調達。舗装林道で本白根山へ高度を上げる。山上からの下山の車がほぼ途切れる頃、私達は山頂に近づく。夕日が本白根山の火口を照らし、西の空が青から茜色に淡いグラデーションで彩られ、薄まっていき、東天には月が昇り始めた。 4時50分、有料駐車場前を左折し、本白根登山口の無料駐車場に到着。 6時、車キャンプの用意を済ませ、夕食を終えシェラフに入る。18日が13夜という月が明るい。マロンが一番に寝息を立てる。静かで長〜い夜がはじまる。 |