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御多分に漏れず、以前は私たち夫婦も「百名山」に惹かれ、不慣れなまま「槍ヶ岳」や「剣岳」まで上っていた・・が、犬を家族に迎えると俄然、登山者の多い山から足が遠のき・・、「百名山は76山で打ち止め」と覚悟。・・していたのだが・ ・・久しぶりに四国「三嶺」への遠征山行が決まると、折角だからもう1山をという気が起こり、登山者との出合を減らせる周回コースがとれる山はと中国地方の名山を物色し、「大山」を加えることにした。 ◇所要時間: 4時間50分 ◇難度(犬として): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 思いがけず、真っ暗な中の出発でした。山頂稜線に出るまでは木階段や露岩で歩きづらい道が続きましたが、山頂部は木道で楽になった代わりに、雨が降り始め、レインコートの無いマロンは濡れ鼠になり、いつもは暑がりマロンですが、寒くて震えました。 |
5月25日 2時半に目覚める。再び眠れそうもないので車内を走行仕様に戻し、3時過ぎには「南光河原駐車場」に車を移動。 コンビニ弁当で朝食後、ランプを持って登山口先の様子見をし、車に戻ると・・・ラジオを聴いていた妻が、「やがて中国地方も雨」との天気予報だったという。 →即、出発決定!!。 4時2分、ヘッドランプを付け、暗闇の中に出発。 |
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70m先の「大山夏山登山道」標柱個所から山に入り、直ぐに正規登山口からの道に合流し、「登山ポスト」を見つけ、記入提出。傍らに「大山山頂2.6km→」標識。 80mほど高度を上げ、「大山一合目」標柱を通過。上空が僅かに明るくなり、小鳥が鳴く。 4時38分、ヘッドランプを仕舞う。「大山二合目」標柱、続いて「標高1000m」標識を通過。木段の道が続く。大ブナが混じる森を上り、「三合目」標柱を通過。 4時56分、「標高1100m」標識あたりでのツツジが紅色の花を見せた。 |
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「標高1200m」標識を通過。北に霞んだ日本海が見えた。 5時18分、「五合目」に到着。西風が入り、気持ち良い。小休止して体温を冷やす。 5時22分、下山予定の三分岐で「←元谷経由大山寺」標識を確認し、更に上を目指すと小雨がパラつき始めた。構わずに上る。 5時38分、小広場のある「大山六合目」に到着。傍らにコンクリートの避難小屋があり、左に大山の崩壊面が広がる。先に上ると露岩が増え、勾配が増した。 |
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上空の雲に濃淡があるので、本降りにはなるまいとそのまま上りを継続。 「標高1400m」標柱を通過。雨が連続し始めたが、レインコートは暑そうなので防風ヤッケを着用。 5時55分、「七合目」通過。右の急山腹の先に日本海が見える。 標高1550mあたりまで上ると、道脇にダイセンキャラボク、左に雪渓が見られた。 |
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6時14分、「八合目」に到着。標高は1580m。 僅か上って頂上台地に出ると南の緩斜面はダイセンキャラボクの純林。木道の伸びた稜線先に建物が見えた。 |
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先を急ぐ紐先マロンが先行登山者に追いつくと、木道を譲ってくれたので、先行させてもらう。 6時34分、「頂上避難小屋」手前で木道が二分岐。反時計周りで山頂を目指す。 6時35分、小雨の中、「大山頂上1710m」標石のある山頂に到着。 |
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東へ延びた尾根先に「三角点ピーク」が近く、その先に「剣ヶ峰」が形良く聳えて見えたが、そちらへは「立入禁止」看板。小雨が降りやまないので下山開始。 「頂上避難小屋」には立ち寄らず、木道を下る。 一時、雨がやんで明るくなったが、六合目の避難小屋を通過したあたりで、また雨。 |
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7時28分、「元谷経由大山寺2.3km→」標識の三分岐に着き、東への支尾根に下ると急勾配の木階段。 ブナの新緑の中を下っていく。紅色のツツジが目を楽しませてくれる。(帰宅後の調べではトサノミツバツツジらしい。) ブナ林で小休止。バナナでエネルギー補給し、山腹を九十九折で下る。 標高1050mあたりまで下りると、勾配が緩む。雨が酷くなってきたが、勾配が減って楽になった。 |
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7時58分、森から河原に抜け出し、河原を横切って右岸の新緑の森を下る。 8時24分、「大神山神社奥宮」境内を通過し、「大山寺0.5km→」標識に従い立派な参道を下る。 |
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8時46分、「大山寺」前に出て、土産物や旅館の並ぶ参道を250mほど下り、左折して「大山寺橋モンベル前」バス停に出ると南に聳える「大山」山頂は雲に隠されていた。 8時52分、「南光河原駐車場」に戻ると駐車場はほぼ満車で雨の中を若者たちが出発していった。 カーナビに行先:「自宅」と指示すると・・距離717kmと表示。違反者講習を先日、済ませたばかりなので、安全運転を心がけ、(覆面パトに注意を払いながら)、高速道を東進。 18時過ぎ、無事帰宅 |
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