無事に新年が明けたので近場の高尾山の北西に位置する「堂所山」と「景信山」を周回コースで歩くことにした。

 

◇所要時間: 4時間46
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 堂所山までは人に出会わず静かな山道でしたが、この先から景信山までは「関東ふれあいの道」とかでお正月なのに歩いたり走ったりしている多くの人に出会いました。

 

520分、出発。

町田街道(県道47)を北に走って国道20号に移り、すぐに県道516に右折し裏高尾町を3.5kmほど進んで右に分岐する林道に入る。林道は500mも進むと巾狭になり2kmほど先でゲート閉鎖されていた。
(
この巾狭林道はシーズンオフ以外には深入しないほうが良さそう)

駐車予定の野営場までカーナビは残り300mを表示。ゲート前で何とか車を方向転換し100mほど戻り、路肩の僅かな駐車余地に車を止め出発準備を整える。気温はマイナス3度で寒い。

近頃は手放せなくなったGPSの電源をONしてみたが谷間のためか衛星電波を2つしか捕捉出来ずナビ機能が立ち上がらなかった。(現在地確定には3個以上の衛星捕捉を要する為)。・・で、GPSは上空が開けた地点で稼動させることにする。

 

644分、沢横の砂利林道に歩き出してゲートを通過。

650分、地図に「下小沢野営場」と表示された広く開けた場所に着く。広場には「下小沢風景林」の看板が立っていたが特に良い景色でもなく意味は不明。広場北側で「北高尾山稜→」標識を見つけ、暗い杉林を九十九折で上る。

 

79分、尾根に上りついた所が「狐塚峠」。

峠の「←堂所山4.4km・景信山7km 城山3.6km→」」標識には「景信山遊歩道の通行規制のお知らせ」ビラが張られていてギョッとしたが私たちのコースには関係しないことが読み取れたので尾根筋を西に進む。

太陽を背にしてアップダウンしながら高度を上げていく。途中、思い出してGPSをセット。左右共に人工林で見通しの得られない尾根筋を進む。

 

736分、少し下ると前方に尖ったピークが現れた。

 

740分、「杉ノ丸612m」標識の立つ山頂に到着。北方に視界が得られ、地平線以外は青く晴れ上がり関東平野が広く見える。気温は2度で風が無く静か。

 

755分、次のピークに上ると「黒ドッケ」の現地名板と北に向かって「←夕焼け小焼けふれあいの里」、西へは「←堂所山」標識。

5分ほど西に進み次のピークに立つと南東方向に海(相模湾)が光って見えた。落葉した枝越しの朝日を浴びてアップダウンしながら尾根道を西に進む。

815分、ピークに上ると現地名「大嵐山(おおらんざん)」の手づくり看板。更に尾根筋をアップダウンしながら進む。高圧鉄塔線の下を通過し少し上って小休止。

839分、ピークに上りつくとコナラの幹に「三本松山」の現地名看板。その先は風の通過場所らしく霜柱が多い。ピークの先は急な下り坂。

 

846分、「関場峠」着。

左下に林道終点が見えた。ここにも「下小沢風景林」の看板が立っていたがやはり意味不明。進路方向の標識は「堂所山1.3km 景信山3.9km」。自然林と人工林の間を登っていく。

92分、尾根の先端に上りつき尾根筋を辿る。気温は2度。おとーさんを引っ張り続けて体温が上がったのかマロンが腹ばいで休んだので小休止。

 

915分、上りきった平坦路の先で進路は左に90度曲がり南の山並みの上に白い「富士山」が現れた。アップダウンしながら上っていくと前方にズングリした山頂。

923分、林に包まれた「堂所山731m」山頂に到着。西の木立だけが払われていて「陣馬山」が望めたが富士山は木立越しにしか見えない。

少し戻って冬空をバックにした富士山を撮影。気温は0度で寒くなりウインドヤッケと耳覆い、手袋を装着し休まずに山頂を後にする。少し下って左「景信山」、直進「陣馬山」の三分岐点を通過。

 

939分、「関東ふれあいの道」に合流。道が広くなり登山者に出遭うようになった。この先にあるいくつかのピークは「巻き道」で進む。登山者やランナーと出会う頻度が増えてきた。

1010分、前方に「景信山」が姿を現した。

これに近づくための下り斜面では正面からの太陽光で霜柱が解けて黒土がズルズル滑る。

 

1022分、地図に「茶店あり 展望よい」と注記されている「景信山」山頂に到着。茶店はまだ開店しておらず広場には100席ほど木のテーブルとイスが並んでいた。南に見える相模湾に江ノ島が確認できた。

1035分、太陽を浴び、ムスビでエネルギー補給して下山にかかる。ここからの日当たりの良い下山道もひどい泥濘状態。

1044分、一段下り終えると三分岐点。「関東ふれあいの道」は右に下り、私たちは「小下沢→」標識に従い人の気配のない尾根筋を下る。

 

1050分、「↓下小沢林道」標識を見つけ左斜面に折り返して下ろうとすると一人の中年女性が尾根筋を上ってきてマロンに声をかけた。熱烈歓迎して喜ぶマロンに女性は「私も犬が好きなのよ」と言い知人のピレネー犬の話などし始めたのでしばし歓談。一段落して「お気をつけて!!」と別れたが、・・この尾根筋を上ってくる道の記載は昭文社地図にも国土地理院地図にも無いのに気づき・・??。等高線図では緩い尾根筋が下に伸びているので「日影」からここへ道がついているのかも。

私たちは窪地を回りこみながら山斜面の狭い道を徐々に下り、やがて沢筋をクネクネ下る。

 

1114分、流水の沢横でムスビを食べながら小休止。下山道は破砕石が多く、犬には歩きずらそう。

1126分、下小沢野営場に戻る。

1134分、車に戻る。

 

1240分、無事帰宅。

当日のGPSデータ