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梅雨シーズンで雨や曇天日が続く中、東京地域に「一日晴れ」の予報。 ◇所要時間: 4時間28分 |
4時、出発。町田街道で高尾に抜け、中央高速道下をくぐり、北条氏照の墓所前を通過。 4時50分、八王子城跡の管理事務所前に到着。見学者用駐車場は8:30開場とのことでゲートはまだ閉鎖。事務所近くの路肩に駐車余地を見つけたが、今日は周回コースで舗装路を戻ってくるので、往路を250mほど戻った空き地に駐車して出発準備。 5時、昇る朝日を見ながら城跡に向かい出発。 |
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管理事務所前で、城跡の解説板 (八王子城跡は戦国時代の終わり頃、北条氏照によって築かれた山城です。広大な山地、その山麓、そして城山川に沿った谷間など、変化に富んだ地形を巧みに利用して築城されています。・・以下、八王子城の構造や歴史の解説・・)を読み、橋を渡って右上の山頂を目指して幅広道を登る。 |
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コース表示が少ないのでルートが分かりづらい。石や丸太で補強された道で前方の高みを目指す。 5時15分、「金子丸」標柱を通過すると道幅が狭まり、破砕石の山道を登る。小休止してマロンに朝食を与え、水スプレーしてやる。 5時28分、右から「旧道」が合流。 |
その先では東に展望が開け、八王子の街が眼下に広がっていた。晴天の筈だが予想外に雲が多い。 「山頂を経て高尾山・陣馬山に至る」標識に従い、杉やモミジの大木を見ながら石階段を上る。 |
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5時41分、八王子神社前に出て、右の石階段で山頂を目指す。 5時44分、「国指定史跡 八王子城跡 本丸跡」標柱の立つ山頂に上りつくと朝日が差し込み始めた。山頂は木立に囲まれて展望は得られなかった。 神社まで下り、山腹に進む。 |
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5時53分、トイレ横を通過し、僅か下ると路肩に井戸があり、試しにボンプ・レバーを押すと水が出た。こんな山中で水が汲めるとはと感心。 その先に「高尾・陣馬縦走路」標識。倒木に立派なキノコを見つけ撮影。コースは山腹に続く。 |
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6時4分、三分岐点に着く。直進は「←富士見台」、右は「城山山頂経由霊園前→」表示で山頂からここへ直接下るコースがあったらしい。ここからカシ、モミジ、ツバキ等の自然林の尾根筋をアップ・ダウンして進む。途中、水飲み休憩。南風が心地いい。 |
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6時19分、破砕石の多い坂を上ると小広場に「八王子天守閣」標石。自然林に囲まれて眺望は得られなかった。 アップ・ダウンを続けながら徐々に高度を上げていく。路肩の山アジサイが花をつけていた。 6時39分、三分岐点着。右は「堂所山を経て陣馬山→」。左の「←富士見台」へ進む。 |
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100mほど先が「富士見台」の山頂だった。 西の木立が払われ、僅かに視界が得られたが富士山は雲の中。今日の最高点なので記念撮影。 ブッシュの中にモミジイチゴを見つけた。味は今イチ。歩きやすい自然林の尾根を南に進む。 |
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6時58分、3分ほど熊笹斜面を登って無名ピークで水飲み休憩。 7時17分、左下に折り返す方向に「←八王子城跡下」標識。直進路へは標示板が無いが先に進む。 途中、タツナミソウの群落に出合う。 |
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進路が東に変わると山道は薄暗い木立に入る。汗が吹き出しバンダナで鉢巻。 この先に「太鼓曲輪尾根」に分かれる三分岐がある筈なので分岐点を見逃さないよう注意して進む。下りが始まった。 7時36分、斜面を下りながら「分岐はまだ?」と妻が問う。GPSを見ると分岐点を過ぎ、予定コースと直角にずれた方向に下っていた。分岐点は先ほどのピーク地点だったと斜面を登り戻る。 |
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7時41分、上り返したピーク近くの立ち木に消えかかった赤ペンキマークがあり、東斜面へは侵入禁止を意味するように倒木が積まれていた。 位置と方向が予定進路に合致しているのを確認し、一安心して小休止してバナナを食べる。 |
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7時49分、東の急斜面に下りかけると私たちがミスしたコースを上ってきた中年登山者に、「どちらへ? お気をつけて!」と声をかけられた。 このコースは通行者が少ないらしく、草木が山道に張り出し煩わしい。檜林まで下ると下草が減り、歩きやすくなった「太鼓曲輪尾根」を辿る。途中、右への三差路に赤テープあり。 |
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8時、突然、尾根筋が途切れて人工的な峠地形に対面。これがHPに記載のあった「堀切り」と言う地形らしい。平時は木橋を渡し、尾根通しで敵が攻め込んで来た時には木橋を外す工夫がされていたらしい。 急斜面を下り、上って更に尾根筋を進む。 8時11分、また高度差10mほどの「堀切り」を通過。 8時16分、また「堀切り」を通過。下り、上りが急で結構キツイ。 |
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8時21分、また8mほどの「堀切り」を通過。僅かな風が入るようになり気持ちいい。 8時24分、駐車したあたりの南を通過中。また「堀切り」を通過し尾根筋を進む。 |
8時37分、北側の檜の疎林に下草が少ないので舗装路に出られないかと偵察に出向く。沢には近づけそうだが渡渉とその先の舗装路への道の有無が判らないのでコースに戻る。 背丈を越す笹林の中でコースは右にカーブ。竹薮の中では現在地が自覚できないが、GPS画面で予定コースに乗っているのが確認できるので安心感が大きい。 表示の無い小ピークを通過するとコースは左にカーブし始めた。また竹藪の中。 |
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8時55分、GPSに登録した左に分岐する地点(・・・山道が図示されたHPを見つけ、その位置をGPSに移植)に近づくと竹に縛られた青リボンを見つけた。 妻とマロンに待機してもらい一人、左の笹藪の中に踏み跡を探す。僅かな踏み跡らしきものを藪と奮戦しながら辿る。腕に擦過傷。遂に薮を抜けた先のブッシュの中を急角度で下る踏み跡を発見。 |
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9時8分、妻とマロンのところに戻る。 結構、厳しいルートだと言うと、道なりにもう少し先に進んでみようと、妻が言う。先に進み、高尾JCTからの走行車両の音が大きく聞えるあたりで左の疎林にコースを外して進んでみると眼下に緑の平坦地が広がっていた。 9時14分、疎林に下り立つ。 |
沢のこちら側に人家はあるが柵で越せず、西に見える人家まで新緑の草原を移動。2分ほどで廃屋らしい家脇に出て道路を辿り、舗装路へ合流。 9時28分、舗装路を西進し、車置き場に戻る。 10時45分、無事帰宅。 |
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青線は各種資料から採取した予定コースで赤線が当日のGPS軌跡。 |
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