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台風27の影響らしく、曇天予報が多い中、静岡県北部に晴れ予報が見られたので、急遽、静岡と山梨県境に位置する「八紘嶺」を訪ねることにし、余力があれば近くの「バラの段」へも立ち寄ることにした。

この「八紘嶺」のある「安倍奥」地域にはマロン連れでも登れそうな山が多いので、山梨県身延町から山越えして安倍峠へ出る林道・豊岡梅ヶ島線の復旧を待っていたのだが、ネット検索すると相変わらず復旧時期は「未定」となっていた。

 

◇所要時間: 3時間53

◇難度(犬として):易++▼++難

◇マロンの日記: 出だしから車に戻るまで霧の中で涼しく歩けましたが、おとーさん達は3時間半もかけて来たのに、天気予報には裏切られたとこぼしていました。

 

250分、出発。

町田ICから東名高速に乗り、5時過ぎ、新東名の新静岡ICを下りて安倍川沿いの県道29を北上。 550分、梅ヶ島温泉街を通過し、林道・豊岡梅ヶ島線で高度差550mの安倍峠を目指す。目的地に近づくとガスに包まれ始めた。

613分、「新安倍峠」の駐車場に到着。「安倍峠」の様子も見ておこうと車を林道先に進めかけると、すぐ先で林道はゲート閉鎖されていた。トイレと登山カードポストのある「新安倍峠」へ戻り、駐車して出発準備。気温は10度。

631分、登山計画書を提出し、駐車場後ろのブナの森に出発。

 

頭上の木々からの水滴を浴びながら、急坂を上り、細尾根を緩く下っていく。コース脇に逸れたマロンが突然、ヤマドリを追い出したのでビックリ!!

645分、小ピークを通過。濡れた道脇の苔が美しい。

648分、標高1500mの峠地形地点まで下り、国土地理院地図に記載の尾根通しコースを探す。それらしい踏み跡を見つけたが、濡れているうえ、踏跡が薄かったので、往路は正規らしい山腹道を使うことにし、南に進む。

 

 

73分、左から「梅ヶ島温泉」からの登山道が合流。歩きやすくなった尾根道を上っていく。

717分、標高1570mまで上ると、東に視界が開けた地点に「カモシカ保護地区 文化庁」看板。ここが地図の「富士見台」地点だったが、東はガスで真っ白。

 

北西への尾根筋を上っていく。頭上からの滴がひどくなってきた。短い岩場にロープ。破砕石混じり斜面を九十九折で上っていく。

743分、標高1700mあたりまで上ると、1本だけの朱色のモミジが華やか。秋山の雰囲気を楽しみながら上っていくと木の幹に熊の爪痕?? 。

 

815分、1881mピークを通過し、緩く下って暫くは細尾根を辿る。

826分、標高1870mあたりは南に視界が開けた地形だが、ガスで真っ白。

小休止していると、上空のガスが薄まり、太陽の在処が分る。・・と、南のガスが上がり始め、見ている間にも山肌が姿を見せ始めた。

 

地図を見ると、ここが「安倍奥全山、安倍川の眺望」と記された地点。南を見下ろすと通過してきた山が見え始めた。歓声を上げながら上を目指す。

短時間ながら、南〜西に山塊が姿を見せたが、直ぐにガスに覆われてしまった。

835分、三等三角点のある「八紘嶺1918m」に到着。

 

周囲は立ち木とガスで展望は得られなかった。静かな山頂でムスビを取り出すと頭上から滴。雨かも。遠くで鹿が鳴いていた。

852分、下山開始。秋山の雰囲気を楽しみながら下る。先ほどの好展望地はガスで真っ白。下山続行。

ロープ場ではリンドウが開花していた。

 

949分、「富士見台」の先は国土地理院地図記載の尾根通しコースで下ろうと、森の中に踏跡を探したが、はっきりしないので諦め、朝のコースで下山続行。

1024分、車に戻ると、5人連れの若者登山者が出発していった。

当初予定では「バラの段」も訪ねる予定だったが、ガスが晴れそうもないので、帰ることにした。

 

東名高速の集中工事の渋滞に巻き込まれながらも、2時に無事帰宅。

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