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300回の記念登山に新春の富士山を眺めようと、ガイド書から駿河湾岸の由比ガ浜の北にある「浜石岳」を見つけ、午前中は晴天の予報を確認の上、火曜日の出発を決めた。 「浜石岳」の歩行時間は2時間25分と短いので、ガイド書で触れていたその先の「信玄の狼煙台跡のある陣馬山」まで足を伸ばすことにした。 ◇所要時間: 3時間37分 |
4時20分、出発。高速道の料金割引制を活用しようと厚木ICから東名に入り、PAで時間調整して6時過ぎに富士ICを下りる。 国道1号バイパス線を西に走り、由比町で右折し山上の駐車場に向かう。経路は右左折が多く、判り難いが路肩の「浜石岳→」標識が丁寧に分岐路をガイドしてくれた。 結局、海岸通りから500mほど高度を上げ、「静庵地区青少年屋外センター」駐車場(50台ほど駐車可)に到着。 6時59分、「浜石岳 三本松→」標識に従い、駐車場隅の檜林に出発。 |
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5分ほどで檜林を上り抜け、「青少年屋外センター」の遊具のある広場に立つと、眼下に駿河湾、東には高曇りの空に張り付いたような富士山が見えた。 「←浜石岳」標識に従い山頂を目指す。間伐中の檜林を上っていくとコースが左に反れ、山腹沿いに進む。途中、水飲み休憩し、薄着になる。 |
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7時31分、左:「←但沼」、右:「浜石岳1km 25分→」標識の立つ三分岐で右の尾根筋に上り、3分ほどで金網に囲まれた電波塔横に出た。前方舗装路に出ようとしたが、「←浜石岳」標識がそのまま、尾根筋の山道を登るようにガイド。 7時44分、丘状の芝生広場の「浜石岳707m」山頂に到着。 |
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太陽の見えない高曇り空をバックに富士山が寒々しく聳えて見え、南眼下の駿河湾には三保の松原の半島がハッキリ。 山頂の山名表示盤には伊豆の万二郎、万三郎、東〜北に富士山、毛無山、竜ヶ岳、王岳、西に南アルプスの北岳、間ノ岳、赤石岳などこれまでに登った山々の名が見られた。 霜柱の立つ山頂は寒々しく、長居は無用と予定通り次の「陣馬山」に進むことにした。 |
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7時52分、凍って滑る尾根から林道に下りて北に進むと、3分ほどで「←槍野」標識で左の山道に戻された。 7時58分、3基の電波塔横を通過し、檜林を北に下っていく。 8時7分、林道に出て、「槍野→」標識に従い更に舗装路を北に進む。 |
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8時17分、舗装路の右カーブ地点の「←陣馬山のろし台を経て下町屋」標識に従い、左に分岐する山道に下る。その先の「←のろし台 坂本へ」標識先で沢筋を横切る。 8時27分、現地名は「陣馬山分岐」、左「←陣馬山(のろし台跡)」、右「至坂本→」標識の三分岐地点で水飲み休憩し、左折してうねった地形の杉林に進む。 |
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8時44分、檜林の外れの空き地に「のろし台跡」の石碑のある「陣馬山654m」に到着。狼煙場というので好展望地と思ったが、僅かに東に視界が取れるのみで・・・? 。 石碑には |
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8時51分、往路で帰路に着く。 舗装路に出て25分ほどで山頂から舗装林道に下りた地点に戻り、駐車場目指して舗装路を下る。 9時23分、山頂と青少年センターを結ぶ舗装路に合流。空の雲が薄くなり、太陽も出そうなので、再度、「浜石岳」山頂に登り、展望を楽しもうと合流地点先の登山道から檜林を上る。 |
9時40分、再度、「山頂」に到着。 上空の雲が薄くなり太陽も顔を出したが、周りの霞は濃くなり、富士山や南アルプスは完全に見えなくなっていた。 眼下の由比ガ浜や三保の松原半島を見ながら貸切状態の山頂でムスビを食べ、周囲の薄霞の動くのを待つ。山頂だけにハイライトを浴びせるように朝日が差し込み始めた。 9時58分、見え始めた富士山が再び雲に隠されたので展望は諦め、解け始めた霜柱を踏んで下山開始。往路で舗装路に下り、駐車場を目指す。 10時14分、細い舗装路が左に分岐していた。駐車場への近道だと思えて、GPSを見ながらこれに進む。(・・・×) |
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100mほど先で舗装路は途切れ、その先は森の中に僅かな踏み跡。駐車場の方向をGPSで確認しながら、踏み跡を辿る。 踏み跡は石の転がる涸れ沢に消え、これを辿るとその先は堰堤。駐車場は右方向だとGPSが示すので、ブッシュの急斜面を強引に登る。息切れしたが更に上に金網が見えた。 |
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10時32分、金網柵地点にたどり着くと、ゴルフ場のように広い芝生広場の150mほど先先に駐車場が見えた。 時間的にはロスしたが、計器頼りで森の中を歩くのは結構、楽しめた。 10時36分、車に戻る。 12時50分、無事帰宅。 |