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浅間山を目近に眺められる「黒斑山」「浅間隠山」「鼻曲山」は何時か登りたいと思っていたところへ金曜日のテレビが初雪に化粧された浅間山の映像を放映。さらに明日の群馬、長野地方には晴天予報。・・・で、青空の下、紅葉を前景にした雪の浅間山が眺められるかもとの期待で、土曜日ではあるが明日の山行を決定。 対象の山は入山者の少なそうな「鼻曲山」とし、短時間コースなので新調の革靴の試し履きも兼ねることにした。いろいろ期待は多いが、台風17号が太平洋岸に近づいてきているのでその影響が若干心配。 所要時間: 3時間25分 |
2時54分、星も見えない暗闇の中、家を出る。 関越・高崎ICで高速を下り、閑散とした高崎市街を通り抜ける。国道406号、県道54号線を使い、50kmほど西の標高約1390mの二度上峠に上り着く。 |
二度上峠手前の道脇に数箇所の駐車スペースが用意されていたが、私たちは峠の一段高い駐車場に車を乗り入れる。(入口の10mほどの坂道が酷く荒れていて普通車は腹を擦るので入場は無理?) 既に峠の駐車場に2台、舗装路路肩に3台駐車していたが、先客の殆どはカメラを肩にして道を隔てた大鳥居のある階段上に登っていく。浅間山撮影が目的らしい。 |
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6時3分、峠駐車場の「鼻曲山 3.5km→」標識に従い林の中に出発。「熊出没注意」看板も立っていた。気温は5度。木々は殆ど落葉を終えている。 |
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細尾根は左側が崖で、山道は小さなアップダウンや屈曲が多く、歩きづらい。新調の靴の履き心地を確認しながら落ち葉を踏みしめ注意しながら進む。 6時15分、「獅子岩」の看板。道脇の大岩を獅子に見立てたいらしいがどう見ても大岩にしか見えない。その先は下り、また上り。ラッパのようなキノコが姿を見せた。自然林の下草は笹原に変わった。 小ピークを巻いたり乗っ越したりで小さなアップダウンが続く。東の空は雲に覆われ、朝日は期待出来ない。裸木の間に浅間山がチラチラと見えるが、中腹より上は雲の中。好天予報は外れの模様。 |
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6時40分、一段の高まりで「氷妻山(1467.4m)」標識を見つける。眺望は木々に遮られて殆どない。山頂先は標高差70mほどの急な下りで鼻曲山がダイレクトに見え始める。鼻曲山手前の山腹が地味な秋色に染まっていた。 下りきったあたりは平坦地形の林。山道にはピンクのテープが目立つ。積雪シーズンの目印らしい。上空に青空が覗く。 7時、鼻曲山の独特の形状が近くに良く見える。が、どのような鼻(上向き? 横向き?)に見立てれば良いのか分からない。 |
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7時8分、鼻曲山への上りが始まる。 7時15分、次第に上りの傾斜がきつくなる。石や岩がなく、結構滑りやすい。斜面をほぼ直登していく。 7時35分、登り詰めた尾根の三叉路には「右は国境平4.0km」の標識のみで左の「鼻曲山」へは表示なし。左へ2分ほどで「鼻曲山小天狗」標柱のある展望地に到着。近くに見える浅間山の山頂付近は雲に隠れていた。5年程前に「トーミノ頭」から眺めた臼状の雄大な浅間山の記憶が強くて、この地点からの眺めにはチョット落胆。 |
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小天狗から僅かに下り、登り返すと「鼻曲山1654m」の大天狗。突端の岩には1655mの表示もある。マロン像を山頂標識に乗せて恒例の記念写真を撮る。 大天狗はこの山の最高点ではあるが潅木に囲まれていて展望はあまり利かない。 赤飯ムスビを食べながら振り返ると、浅間山から雲が消えて山頂が姿を見せていた。 |
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7時55分、急ぎ小天狗に戻る。展望が良いので小天狗から周囲の山々を眺める。浅間山山頂に期待した雪はなし。僅かに煙?。 八ヶ岳、四阿山、妙義山、浅間隠山、遠くの雪山群は北アルプス?。眼下にはカラマツの柔らかな黄葉の樹林帯。 (山頂から見える山々を同定中、カメラ格納袋に縫いつけてきた方位磁石が全然機能しないのに気づく。袋に入れたスペア−電池が磁石を狂わせているのに気づく。) |
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8時10分、往路で下山開始。帰路では常に前方に形の良い浅間隠山が見える。笹で見通しが悪くなるあたりで熊避け鈴を鳴らしながらの2組の夫婦づれと交差。 8時53分、氷妻山通過。 9時28分、車に戻る。 今日、出逢った登山者は5人。土曜日の割りに登山者が少ないと思いつつ駐車場を出ると、二度上峠手前の各駐車場や道脇には30〜40台の車があった。殆どの登山者は浅間隠山へ向かったのかも。 12時40分、無事帰宅。 高速料金 入間IC←→高崎IC 2350円x2 |