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長年の持病にケリを付けようと、順天堂医院で全身麻酔による「両内視鏡下副鼻腔根本術・鼻柱隔矯正術」を受け、術後経過は順調だと自己判断して、久しぶりの山行を計画。 1週間の入院で筋力の低下を感じ、ガイド書では「新緑のミズナラ林や、レンゲツツジの花がきれいな高原の縦走路」と紹介されている比較的アップダウンの少なそうな西上州の「八風山」〜「物見山」の往復コースを選定し、木曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 4時間32分 ◇難度(犬として): 易++▼++難 ◇マロンの日記: 2週間ぶりの山歩きでストレスが発散できました。山では左程、ブッシュに入った記憶は無かったのに、車に戻ったら体一面のダニで驚きました。先ずは現地で櫛で漉き、帰宅後はミニペンチで1匹ずつ除去、仕上げはフロントラインの首筋への滴下でけりをつけてもらいました。 |
2時、出発。 圏央道〜関越自動車道〜上信越自動車道を使い、4時25分に「碓井・軽井沢IC」を下りて県道43に出て西進し、6kmほど先の「八風の郷」という別荘地に入って「←八風通り→」標識に従い、標高1200mあたりまで別荘地を上り、「八風山登山口」標識のある四差路に車を置く。丁度朝日が差し込み、ズミやウツギが白花を見せた。晴天で気温は11度。 5時、鶯の鳴き声を聞きながら登山開始。ハリモミ林の林床は熊笹。自然林に進むと新緑の中に山ツツジの朱色。朝日を浴びながら気持ち良く上る。 |
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5時12分、110mほど高度を上げ、ズミが満開の「八風山」に到着。一等三角点の山なのに山頂標識は見当たらなかった。 東に視界が開けていたが、遠景は薄霧の中。先へ緩く下る。 尾根を外し、西斜面に付けられた山道を進む。 |
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マロンは笹の露に濡れて涼しいらしく、水を欲しがらない。山ツツジがチラホラ見られたがレンゲツツジはまだ蕾。 5時52分、交差した幅広山道に「矢川峠」標識。風が吹き抜け、気持ちが良いのでザックを下して小休止。 その先も尾根を外して、モミ林を緩く下っていく。 |
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6時1分、「妙義荒船林道」に合流し、50mほど先の「志賀牧場→」標識に従い、山道に戻って尾根筋を辿る。上空に青空が見え始めた。 6時33分、「香坂峠」標識地点は三叉路。左への「神津牧場→」標識は見送って南への「物見山→」を目指す。 |
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300mほど先で再び、妙義荒船林道に合流。南前方に「物見山」が姿を見せた。 電波塔をめざし、舗装林道を進みかけたが、右尾根に山道があるのに気づき、これに進む。 東側のなだらかな草斜面は「神津牧場」らしく、有刺鉄線沿いに上っていく。 7時5分、電波塔横を通過すると東に視界が広がり、薄霞の中に西上州の特徴的な山々がシルエットで姿を見せた。 |
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7時9分、「物見山1375m」に到着。芝生の山頂広場から北に白煙を上げる浅間山が見えた。 7時18分、「←志賀牧場・八風山」標識で下山開始。モミジやミズナラの新緑の中を下っていくと、いつの間にか、蝉の鳴き声に包まれていた。 |
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8時13分、舗装林道へ合流し、北への草林道へ進むと・・・往路では見なかった芝生広場に「P」看板・・??。GPSを見ると、往路軌跡と外れ始めていた。 尾根筋への山道に進み直す。 8時29分、「矢川峠」に戻り小休止。峠を抜ける風が気持ちいい。 |
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新緑に朱色やピンクの彩りを添えるツツジの花を楽しみながら、戻っているのだが・・、久しぶりの山行に筋肉疲労を感じ始めた。 「八風山」が近づいた辺りで、盛りは過ぎていたが、チョット変わったミツバツツジとトウゴクミツバツツジの競演を撮影。 |
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9時18分、「八風山」へ戻ると、満開のズミが白花を散らし始めていた。 ゆっくり休んで、下山続行。リョウブの林を下る。 9時32分、車に戻る。マロンを車に乗せながら気づくと、マロンの顔や体がダニだらけ。櫛で採れるだけは漉き取り、帰路に着く。 12時40分、無事帰宅。 帰宅後、マロンのダニ取り続行。目の周りにもたくさんついていた。山の獣はこんな時、どうしているのだろう。 |