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3時過ぎに目覚め、4時には車を照明のある一般駐車場のトイレ建物近くに移動。車内を走行仕様に模様替えの上、ムスビや牛乳などで朝食。隣に駐車の人は「日の出」撮影目的らしく、「この天気なら撮影ポイントは東か・・」などと言って駐車場を出て行った。私たちも「兎平駐車場」に車を移動。 ◇所要時間: 4時間33分 |
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5時30分、ライトなしで歩ける明るさなので「兎平」を出発。 舗装路を400mほど戻り、浄土平の湿原に北へ延びる木道を見つけ、舗装路を下りる。木道に乗った途端、滑って転倒。見れば木道表面の露が凍っていた。 200mほど木道を進んで浄土平・駐車場から西に伸びる木道に合流し、この三叉路を左に進む。 5時44分、次の三分岐点の「一切経山↑」標識に従い赤茶けた山斜面に向かう。東の空が明るくなってきた。 |
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火山礫がゴロツク斜面をマロンに引かれて息を弾ませ上る。背後の「吾妻小富士」の上の雲が僅かに赤く染まり始めた。 岩陰では三脚を立てたカメラマンがシャッターチャンスを窺っていた。やがて、吾妻小富士の山頂から朝日が昇る。 更に登ると西空の月の下に「鎌沼」が姿を見せ、勾配が緩み始めた。 |
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6時19分、ケルンの積まれた広場を通過。枯れ草に霜が付き、母子草などは白花を付けたままドライフラワー状。 6時26分、「←鎌沼」と「一切経山0.6km→」との分岐地点で水飲み休憩。出発時には気が逸やって水を飲もうとしないマロンが300ccほどを一気飲み。空には数羽のイワヒバリが飛び交っていた。 |
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平坦地を進むと遥か前方の丘陵に山頂標柱が見えた。「一切経山」の山頂らしい。 背後から朝日を浴びて荒原を進む。霧中でのミスコース防止のためか一本ロープが山頂方向に張られていた。ロープ沿いに進む。 6時45分、「一切経山 1949m」山頂に到着。 |
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広場中央の大きなケルンに宗教的な感じがする柱などが立てられていた。「空気大感謝塔」などと、訳の分からない標柱もあった。 朝日を浴びながらムスビを食べる。これから目指す「東吾妻山」は鈍重な感じで南隣に姿を見せ、昔登った「西吾妻山」は西の薄雲の間に僅かに見えた。 |
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7時1分、「東吾妻山」目指し往路を戻る。 7時9分、三分岐点の標識に従い、前方下の「釜沼」目指して斜面を下る。赤土斜面が滑り危険を感じ、マロンをフリーにする。 7時17分、「酸ヶ平避難小屋」(公衆便所も併設)横を通過し、湿原に延びる木道に乗る。 |
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その先の三分岐点に近づくと何かを咥えた小獣が木道下から顔を出し、敏捷に動いて姿を消した。オコジョ??。マロンは気づかずに通過。 「鎌沼0.4km→」標識に従い西に進む。 湿原には霜柱が5cmほどに伸びていた。「鎌沼」への降り口通過。木道は笹原の中に延々と続いている。 |
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7時35分、「姥ヶ原」三分岐は「東吾妻山→」標識に従い、沼脇を外れて南に進む。こちらも谷地状地形に木道が伸びていた。 7時51分、左に「←浄土平駐車場」、前方に「東吾妻山↑」標識の三分岐点通過。木道の先の湿気た道にはレンガ状の赤茶けた岩石が混じる。 |
笹に囲まれた窪地を登っていくとシラビソ林を上るようになった。20分ほども上ると傾斜が緩みはじめた。 紐先マロンが倒木の上を嗅いでいる。見ると灰色の小鳥の羽毛が散乱し、僅かに生血も。静かな森でも生存競争が厳しいらしい。 8時25分、シラビソ林を抜け出すと草木の無いズングリした裸山に標柱が見えた。 8時29分、「東吾妻山」に到着。 |
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北東には先ほど訪ねた「一切経山」が「釜沼」の先に穏やかな山体を見せ、西には西吾妻山が薄雲の間にわずかにのぞく。 8時39分、往路で下山を開始するとシラビソの森から8人ほどの女丈夫登山者が隊列を組んで上ってきた。皆から声を掛けられたマロンは短い尻尾を振って熱烈歓迎。 |
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9時8分、「姥ヶ原」三分岐に戻り、兎平駐車場を目指して東に進み、途中の木道で小休止。 921、「←釜沼」分岐を通過し、東斜面を下ると前方に火口を見せた「吾妻小富士」が姿を見せた。その左には浄土平駐車場が小さく見える。 更に木階段を下り、水が流れる道を下る。 |
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9時51分、今朝の登路に合流。舗装路に上る手前の橋を渡りながら、今回の山行を楽しませてくれた山々に感謝。 10時3分、車に戻る。 車に戻り、「一切経山」では山頂の北斜面下にある「五色沼」・・・ガイド書には吾妻の瞳とか魔女の瞳とか呼ばれると書かれていた・・・を見忘れたのに気づいたが後の祭り・・。 3時、無事帰宅。 |
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