昨夜は暗い中、蓼科山・中腹の大河原駐車場に到着し、急ぎ車泊体制を整え、そのまま寝袋に入る。

 

 

 

◇所要時間: 3時間20

◇難度(犬として): 易++▼++難

◇マロンの日記: 山や草原、森や池など、変化のあるコースでした。段差はあまりなくて楽しく歩けました。

 

朝、目覚めてみると駐車場まわりには「大河原ヒュッテ」と立派なトイレがあった。外気はかなり冷えていて、朝食に作った暖かい「おじや」がうまい。

 

540分、駐車場横の「←双子山」、「蓼科山→」標識を確認し、笹薮の山道を上り始める。

少し高度を上げると、背後に朝日を浴びた蓼科山が姿を見せ始めた。

62分、森林帯に入る頃、私達のところにも朝日が差し込む。

 

森を抜け出て5分ほど小石のざらつく山を登ると「双子山」山頂。

展望は360度。朝日を受け、周りの山々が存在感を見せていた。

山頂の「双子池→」を示す標識に従い、高原風の広い尾根を先に進む。

 

619分、「双子池1km」標識の先で、山道は原始林に入り、長い下りが始まる。

樹種がカラマツに代わり、枝にサルオガセが揺れている。下りは更に続く。

646分、雄池と雌池のある「双子池」まで下りきる。池横の双子池ヒュッテの煙突から煙が流れていて人の気配。

池を背景に記念写真を撮り、池を回りこんで先に進む。樹名板には「もみ科 シラベ」の記載。

 76分、キャンプ場先で池から離脱し、山間の窪地地形に入っていく。ここからは倒木と岩がびっしりと苔に覆われた光の入らない鬱蒼とした森が始まる。あたりの空気まで緑に染まっているみたい。

723分、緩やかな上り坂が終わり、苔や岩が少ない森になる。やがて笹の茂る森林帯を通過。

738分、森の中に突然、亀甲池が現れた。日の光がまぶしい池端で小休止。

 

この先は進路が分かれていて、「北横岳1.8km」、「天祥寺平1.1km」の標識。持参資料には天祥寺平の地名が無く一寸躊躇したが、総合判断の結果、これに進む。

 

754分、森を抜け出て草原に出る。日陰の笹の葉にはまだ霜が残っていた。背中に朝日を受けて、正面に蓼科山を見ながら枯れアザミの山道を緩やかに下る。

82分、下り傾斜が強くなり、枯れ沢を越えると竜源橋への「三叉路」。道標に小さく「天祥寺平」と書かれていた。この時間になっても霜の残る草の群落があり、これを見つけたマロンが喜んでこの上を転げまわる。

ここからは笹原の小道になり、露にズボンを濡らしながら出発地点の方向に緩やかに登る。同じ風景が長く続く。

 

850分、駐車場横のヒュッテ後ろの上大河原苑地に到着。マツカゼ草が風に揺れていた。

9時、車に戻り、帰路に付く。

 

130分、無事帰宅。

 

素晴らしい好天に恵まれ楽しい山歩きが出来たが、花と紅葉の端境期でどちらも見られなかったのは一寸残念。