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長野県北部には魅力的な山が多いが、遠距離のため「雨飾山」しか登っていない。今回は「飯縄山」を訪ねることにしたが、この山は展望の利く山らしいので好天日に登りたく、長野市の天気を調べると、連休明け火曜日は・・・ ◇所要時間: 5時間13分 |
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山名由来・・昔、山頂付近に天狗の麦飯という菌類が土中に生じ、修行者が食料としたことから「飯砂」と呼ばれるようになり、飯縄山の名が生まれたと伝えられている。との記事がヒット。 |
2時、出発。 |
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国立府中ICから中央高速に乗り5時半、長野ICを下りて長野市内を通過し、国道566(戸隠バードライン)で高度を上げていく。上空は雲に覆われていたが東が僅かに朝焼け。 5時54分、長野CC入口前の十字路に「飯綱登山口」バス停を見つけ、右折して山地図に記載の「P(20台)」を探したが駐車場を見つけられないまま1kmほど先の「←登山道」標識のある石鳥居前に着いてしまった。 鳥居前に駐車余地はあったが、辺りの「駐車禁止」標識が気になり、国道へ戻り、「飯縄登山口バス停」先100mで広い「一の宮駐車場」を見つけ駐車。 |
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6時10分、駐車場をスタート。 別荘地の中の舗装路を直進し、山頂部を雲に隠す「飯縄山」を目指す。 6時28分、石鳥居地点に着き、マロンに水を与え、鳥居を潜って木の根の露出した山道を登る。全天曇り空で無風。(帰宅後、HPでこの空き地が駐車場所として使われているのを知った。) |
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100mほど先で砂利林道を横切り、「奥宮一の鳥居」をくぐり登る。ガイド書はこの地点を「登山道入口」と表示していた。 前方の木の幹を上り下りするリスを見かけた。山道脇に「第一 不動明王」と表示された石像。 傍らの「十三仏縁起」案内板には・・・ |
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・・・十三仏とは、死者の七十七日の至三十三回忌を司る仏なり。当飯綱山参道に我が九世端応聖麟和尚道標として、一不動より十三虚空蔵に至る十三仏を建立し、現世未来の道標としたるは誠に卓見にして仏意を得たるものというべし。(以下略)との記載。 6時57分、「第二 釈迦如来」石像前を通過。オオカメの葉が赤く色づいていた。山道に大石が混じり始め、「第三 文殊菩薩」像前を通過。10分ほど先で「第五 地蔵菩薩」像前を通過。5分ほどで「第六 弥勒菩薩」前を通過。 |
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7時16分、「第七 薬師如来」を通過。周りのミズナラの黄葉の色合いが増した。 7分ほどで「第九 勢至菩薩」前を通過。岩が増え始め、マロンのジャンプの頻度が増す。 「第十 阿弥陀如来」前を通過すると勾配が緩む。上空に明るさが戻ってきた。 |
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7時34分、進路左の空き地に「駒つなぎ場」標識。傍らには「第十一 阿閦如来」像。山腹を横切り進む。10分ほどでトラバースを終え、山腹を九十九折で登る。僅かな流水の沢で折り返して登る。 7時53分、大岩にクサリ。先行マロンはこれを巻いて通過。上空は雲に覆われた。 |
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3分ほどで「富士見の水」と表示された水場を通過し、山腹を横切って進む。 8時4分、道脇の平坦地に「天狗の硯石」標識。三畳ほどの「硯石」らしい岩横に立つと南東方向が開け、ガイド書には浅間連峰や吾妻山の展望が良いと記されていたが今日は霧で展望は得られなかった。 |
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先に進んで霧の中の「第十三 虚空蔵菩薩」通過。展望の良さそうな山斜面を登っていくが、霧で視界は50m程度。展望は帰りに期待。 標高1700mあたりまで上ると高木が無くなり、草紅葉の中を登る。 徐々に傾斜が強まり、マロンに引かれて息を切らして笹原を縫って登る。吹き上がる風でガスが消えると良いのだが・・。 |
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8時34分、「←中社方面」標識の立つ分岐で水飲み休憩。一瞬、雲間に太陽が覗く。 岩を踏みしめ登っていくと紅葉した山肌をガスも舐めながら昇っていく。更に登ると二つの鳥居の後に石祠。登山道はその前を右に上っていく。 |
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8時46分、最初のピークに到着。 広場下に避難小屋のような建物があり、ここから戻ってきた先行夫婦登山者と挨拶。「飯縄神社」はこの建物の中。 「下山時には晴れますよう」と神頼みしたと妻に言うと、やんちゃマロンに手を焼いている妻は「マロンがお利口さんになりますように」とお願いしたとのこと。 |
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ピークに戻り、ガスに隠された山頂に向かう。 8時58分、「飯縄山山頂1917m」に到着。山頂には二等三角点があり、立派な山座表示盤には130座ほども周囲に展望できる山名が記された上、 |
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西に見える筈の険しい「戸隠山」の雄姿をまじかに眺めるのを楽しみにしてきたが、ガスで視界が得られない。 ムスビを食べながら15分ほどガスの晴れ間を待ったが展望は開けず、諦めて下山を開始するとガスの上昇が始まり、暫く様子見したが、ガスは薄まらず、下山を再開。 |
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9時31分、「飯縄神社」のピークに戻ると一時、ガスが薄まり、東に僅かに山波が見えたが再びガスに包まれ、展望は諦めて下山続行。 10時8分、「富士見の水場」に戻ると薄日が差し込む。途中、登ってくる10人ほどの中年登山者と交差。太陽が差し込み始めて暑くなる。 11時23分、車に戻る。車は11台に増えていた。 往路を好調に戻って15時、無事帰宅。 |