連続する猛暑日をただ遣り過ごすうち、体力の低下が感じられ、思い切って八ヶ岳の「硫黄岳」に出向くことにした。

 

◇所要時間: 5時間
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
  夏沢峠まで木立の中の沢沿いの道、その先は岩稜の裸山で石ころの多いコースでしたが、この季節にしては予想外に涼しく歩けました。

 

2時、出発。

中央高速の諏訪ICを下り、国道20299152と繋ぎ、国道1523kmほど先の福沢工業団地入口を右折し一般道を東進。尖石縄文考古館、三井の森を通過し、カーナビに標示されないニ分岐林道は右に進み、鳴岩川と平行する砂利林道を終点まで走ると「桜平」の車止めゲート横に「登山道」標識。

「林道先に駐車場有り」看板があったが、路肩の空き地に若干、強引に駐車すると更新車PRIUSは予想外に最低地上高が低く、早くも腹摺りを経験。

 

522分、ゲートを抜け、鳴岩川沿いに進む。気温は13度で4日連続、最高気温35度を経験してきた私達には寒く感じるのにマロンは早くも流水に体を浸す。緩く砂利林道を上っていく。

545分、「夏沢鉱泉」前を通過。数人が出発準備中。樹林帯を緩く登り、やがて「やすらぎの滝」横を通過。

 

627分、シラビソの森を抜け「オーレン小屋」に近づくと正面に「硫黄岳」が姿を見せた。小屋先の「夏沢峠↑」と「赤岩の頭・硫黄岳→」二分岐は「夏沢峠」を目指し、ゴロ石の多いシラビソ林に進む。

655分、森を抜け出すと「夏沢峠」。前方南に「硫黄岳」、左に爆裂火口崖が見える。「ヒュッテ夏沢」横を通過。

 

東斜面の崩壊危険箇所はコメツガ林を迂回通過。樹林帯はこのあたり迄でこの先は直射日光に晒されたが、風が涼しく暑さは感じない。青空に僅かに流れ雲。

破砕石の急坂上りは息が上がるが、岩陰に入ると気温は16度程度で夏とは思えない涼しさ。

 

高度を上げるに従い、背後に5年前に訪ねた北八ヶ岳の「天狗岳」が姿を見せ始めた。

742分、前方の「硫黄岳」山頂から三人の登山者が降りてきて交差。既に左は火口を覗きこめる地点。

 

750分、「硫黄岳」標識地点に到着。朝日に照らされた破砕石の堆積広場には先着登山者が10人ほど。南に「横岳」「赤岳」「阿弥陀岳」が立派。

地図を見ると硫黄岳の「最高点:2760m」と「三角点」は火口壁を東に回りこんだ先にあり、その方向にコースロープが張られているのに気づき、足を伸ばすことにする。

 

81分、三角点まで残り70m地点で進路がロープ閉鎖された。この地点からは横岳の横に富士山が見え、得した気分。

戻る途中の「硫黄岳」の最高点は火口縁で危険で立ち入れず、マロンがメンバーを代表して噴火口を覗きに出向く。

 

815分、雄大な景色を堪能し、山頂標識地点に戻ると登山者は1人に減り、静か。「横岳」「赤岳」「阿弥陀岳」を眺めながら小休止してムスビを食べる。

825分、「赤岩の頭・赤岳鉱泉→」標識に従い、ガラガラの破砕石帯を下る。途中、100人ほどの中学生・団体と交差。

 

「赤岩の頭」手前の三分岐は「オーレン小屋・桜平→」標識に従い、右折して石楠花とハイ松帯を下る。

途中は登山者1人と強力2人と交差したのみ。シラビソ樹林帯では林床に羊歯が群生する緑の森を下る。

925分、「オーレン小屋」を通過し、砂利林道を下る。

流水に出会うたびにマロンは体を冷やし、ご機嫌。中学生らしい50人ほどの団体と交差。

 

959分、「夏沢鉱泉」前を通過。また50人ほどの中学生団体が登ってきた。待機していると結構、多くの子供達が挨拶し、マロンにも声を掛けて元気に上っていった。道脇にオダマキやセンジュガンピが咲いていた。

1022分、「桜平」の車に戻る。

2時、無事帰宅。