全国的な2日続きの秋晴れ予報に少し遠出をという気持ちが起こり、志賀高原にある200名山の1つ、「岩菅山」を訪ねることにした。

◇所要時間: 4時間35
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 角木の階段が多い山でした。最後の岩菅山への上りは砕石ゴロゴロの急坂で歩きにくかった。アラスゲ沢では沢を飛び越そうとした瞬間、紐を後ろに引かれて沢に足から落とされました。(まさか今はやりのイジメ???)

 

2時、出発。夜空に半月が輝き雲は見当たらない。国立府中ICから中央高速に乗り、42分、岡谷J.C.Tで長野自動車道に移り、更埴J.C.Tで上信越自動車道に移る。

514分、信州中野ICを下りて志賀中野有料道路(早朝のため、集金はしていなかった)を通過し志賀草津道路で志賀高原に上る。蓮池で県道471進み、高天ヶ原を通過し一ノ瀬先で右の道に入る。

551分、岩菅山登山口に到着。登山口脇に6台ほどの駐車スペースがあり先着車が1台残されていた。歩くにはまだ薄暗いのでゆっくりと出発準備を整える。

64分、木階段で白樺 (ダケカンバ?)林を登り始める。

林床は背丈以上の笹が密集し見通しが悪いのでマロンはひも付き。はやるマロンに引かれて地図の15分区間を8分ほどで「小三郎小屋跡」標識柱の立つ三叉路に上り着いた。

「ノッキリ 3.7km」「岩菅山 4.3km」の標識に従って路肩の用水路に沿って平坦路を左に進む。用水路の僅かな水は凍りかけていた。

少し先で進路は南に方向を変えて武右衛門沢を木橋で渡る。

640分、アライタ沢を木橋で渡る地点。

妻が先に木橋を渡る。・・・と、木橋を渡るのを躊躇していたマロンが突然、沢を跳び越そうとしたので思わずリードでセーブ。・・・した時には既にマロンは空中にいて紐に引かれて後ろ足から沢に落ちた。急ぎマロンを助けようとしたがマロンは自力で対岸の滑の岩をよじ登った。

橋先は段差の大きな木階段で斜面を登る。

655分、岩混じりの山道の上りが始まった。見通しが良いのでマロンをフリーにしたらマロンに装着のトランシーバの受信不良が判明し、マロンは再びひも付き犬に戻る。
木階段はマイペースで登れず何故か疲れる。山道に僅かながら雪も残っていた。傾斜が緩んだ地点で小休止してマロンに水を与える。背後の山には朝日が差し込んでいる。

 

719分、ツゲの森を抜け出ると東前方に岩菅山が姿を見せた。(下山時にこの地点で中間点の看板を見つけた。)

 

747分、白樺林を抜けた三叉路で「ノッキリ」の現地標識を見つけた。木立の中の小さな空き地に休憩イスが設置されていたのでザックを下ろして小休止。

756分、岩菅山への上りを開始したら上から一人の中年登山者が下りてきて交差。マロンに引かれて息をきらして立ち木の無い破砕石ガラガラの急斜面を上っていく。

822分、斜面途中で小休止。視界が広がって西に雪をまとった北アルプスが南北に長く連なって見える。5分ほど休んで上り再開。

 

833分、「岩菅山 2295m」山頂に到着。

山頂には二つの石祠と一等三角点が朝日を浴びており、山頂西の山陰に避難小屋が隠れるようにたてられていた。先ずは山の神様に無事登頂を感謝し、ムスビとドックフードを食べながら快晴の空の下の360度の展望を楽しむ。

北には尾根続きで裏岩菅山、西には妙高山を火打山と高妻山が囲んで見える。南には浅間山が山斜面に噴煙をなびかせ、そのはるか先には富士山まで確認できた。

弱風快晴の空の下、あまりに良い天気だと景色に変化が出なくて見飽きるなどと贅沢を言いながら周りの景色を写真に収める。

 

852分、下山開始。

97分、破砕石の斜面を下りきる。山道に赤とんぼが一匹だけ飛んでいた。紅葉も楽しみにしてきたのにどの山腹も緑一色で彩りは見られない。気がつくと白樺などの広葉樹はどれも完全な裸木になっていた。

917分、ノッキリ通過。
9
41分、のぼりでは見つけられなかった岩菅山中間点の看板が斜面に倒れているのを見つけ直して通過。

106分、アライタ沢通過。
10
18分、日当たりの良い用水路脇で小休止。白樺の幹が青空とのコントラストで美しい。

1039分、車に戻る。車はマイカー1台のみ。

志賀草津道路で高原を下るに従い、周りの山々の紅葉が濃くなって楽しめた。途中のSA10分ほど仮眠し、240分、無事帰宅。