3月も中旬。杉花粉の飛散が本格化したので短時間で登降できそうな山を物色し、筑波山近くの「加波山」に出向くことにした。

 

 

◇所要時間: 3時間13

◇難度(マロンとして): 易++▼++難

◇マロンの日記: 見かけは穏やかな山でしたが、山頂に近づくに従い、残雪と露岩の見られる少し荒れたコースになりました。山頂から続く500mほどの尾根には何故かお社が6つも建てられていました。

 

320分、出発。

首都高を抜けて常磐自動車道の谷田部ICを下り、県道19号、国道408号を北上。5時半ころ県道41号線に移り、山体を雲に隠した「筑波山」の西麓を通過して「加波山」を目指す。

真壁町を通過したあたりの交差点で「加波山→」標識を見つけ右折し、舗装路を上って「寝不動尊」の幟と鳥居脇の「加波山登山道」看板を見つけ、鳥居手前の空き地に車を置く。

登山靴に履き替えようとしたら靴が小さく・・??。登山靴は妻の新旧の2足で私の積み込みミス。已む無く、私は普段履きの革靴で登ることになった。GPSONしたら駐車予定地点より300mほど手前に駐車したのに気づいたが現地標識を重視し、そのまま出発することにし、杉花粉対策でマスクを付ける。気温は1度で幸い無風。

 

555分、「加波山登山道」標識に従い、鳥居を潜り出発。80mほど先の「寝不動尊」を通過すると砂利道は沢沿いになり、無標識の分岐が現れ・・?
GPS
を見て予定コースのある右に進む。ガイド書ではまだ舗装路を車で上っている筈の区間なので想定外の「寝不動尊」に誘い込まれたのがミスコース原因らしい。道なりに石階段を上る。

 

64分、簡易舗装路に合流し、GPSを見て予定ルートに乗ったのを確認。この地点で車道が二分岐。右脇の金網の中が「岩切大権現」らしく極彩色の観音像が見えた。今日は反時計方向で周回する予定なので右に進み、次の二分岐は左の鳥居を潜る。

611分、左に丸太階段の山道が分岐。無標識だが左折して笹薮の中の窪地の山道を上るとマスクをしているので眼鏡が曇る。今日の山は杉林が少なそうなのでマスクは外し上る。

 

631分、「加波山本宮 五合目」標石柱を通過。雑木林に赤松が増え、歩き易い山道になってきた。相変わらず窪地の山道を上っていく。

「三十七丁目」の石標地点で水飲み休憩。歴史のある山らしく、「丁目」と「合目」標石が混じっている。やがて山道に残雪が見られ、前方上に南北に伸びた山頂尾根が見えた。「八合目」標石を通過。

残り高度は100mほど。残雪量は増えたが、粗目雪なので普段履き革靴でも上りきれそう。

 

71分、砂利林道を横断。南の薄雲の中から「筑波山」が姿を現し始めた。

712分、鳥居を潜り、急な石階段を上りきると右の宿坊先に「正一位本宮 加波山大神社」のお社。立ち寄って参拝。

分岐に戻り、「関東ふれあいの道 燕山1.5km→」標識に従って大岩の多い尾根を北に進む。

 

723分、石段上の小社に「加波山本宮」の表札。

雪と露岩コースを注意して下った先の岩上に「加波山神社」。このお社の扁額は「加波山天中宮」と書かれていた。

 

 

729分、次の「たばこ神社」通過。

氷砂糖のように成長した粗目雪を踏んで先に進むと50m先にまたお社。

その先の雪と露岩の下り坂には手摺とロープが垂らされていた。下に大きなお社が見えてきた。

740分、少し派手なお社に「常陸一社 加波山神社」と「加波山天中坊大天狗」の表札。

これを以って山頂の神社群を通過し終わったらしいが何故、これほど多くのお社が建てられることになったのだろう・・??

「燕(つばくろ)1km→」標識に従い残雪の舗装林道に進む。この舗装路には「関東ふれあいの道」標識も見られた。今日は全国的な快晴予報だったのに全天曇り。

霧の中の電波塔脇を通過。

 

755分、アズマ屋横に「関東ふれあいの道 筑波連山縦走のみち」看板。この地点で舗装路と分かれ、「←燕山」標識に従い柵沿いの丸太階段道で小ピークへ向かう。

81分、南北に長い「燕山701m」山頂に到着。周りはリョウブ、ブナ、クマシデなどの林で展望は得られなかった。記念写真を撮っただけで帰路につく。

 

810分、アズマ屋を通過し舗装路を戻る。

824分、「天中坊大天狗」神社の下へ戻り、「真壁町長岡→」標識に従い杉林の山道を下る。砂利林道を横切ったあたりから残雪が減り、破砕石の山道を下る。普段履きの革靴でもスリップの心配が無くなり気楽に下る。

836分、流水の沢に「山椒魚谷」標柱。このあたりは杉林だが手入れされていて雄花は少なそう。

上空のガスが切れて朝日が差し込み始めた。

 

850分、簡易舗装路に出て砕石場横を下る。

92分、朝の合流点を通過し、そのまま林道を下る。5分ほどで「寝不動尊」鳥居前を通過。

98分、車に戻る。

帰路、振り返ると晴れ始めた空をバックに穏やかな姿の「加波山」が望めた。

 

1230分、無事帰宅。