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3時過ぎ、目覚めてしまったので車内を整えて溝辺PAを出発。 指宿スカイラインを使って開聞岳に向かう予定だったが、到着時間が早すぎるので鹿児島ICを下り、鹿児島湾沿いの国道226号線で指宿に向かう。 |
◇所要時間: 4時間8分 |
夜が明ける前に開聞岳山麓公園に着き、駐車場を探して車を走らせているうち、登山コースの2合目標識あたりに駐車場を見つけた。「草スキー専用駐車場」の看板が立っていたが、シーズンオフと考えてここに車を留めることにした。 出発準備をしていると軽乗用車が到着し、山馴れた風の中年登山者が先行していった。 6時7分、全天に雲が立ち込め、足元が見えないのでヘッドランプを点けて出発。 |
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森の入り口に「ここは2合目、あと3.5km」標識が立っている。別の看板には「登山150分」とも書かれていた。 6時20分、「ここは2.5合目」標識を通過。昨日のお疲れマロンは一晩寝ればいつもの元気マロンに返り、早く早くと先に進みたがるが、まだ朝フンをしていないのでリードを離せず制御するのに苦労。 6時28分、「ここは3合目 あと2.9km」標識あたり。山道は背丈ほどの窪地の中。周りの森からは鳥声が多く、マロンがこれに反応して落ち着かない。 |
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6時40分、薄明るくなりライトを外す。殆どの木々は緑の葉に覆われて、さすがに南国の山の感。 6時46分、「ここは4合目 あと2.5km」。相変わらず木々の茂った森の中。 「ここは5合目 あと2.0km」。東方が開けて海に突き出した長崎鼻の岬が見える。潅木の途切れ箇所の僅かな岩場に「救助第4ポイント」の標識が立っている。 やがて水平線の雲の上に日の出。道脇にはツワブキの花。下界から「里の秋」の音楽が聞こえる。時計は7時。木階段を上る。 |
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7時17分、「ここは6合目 あと1.6km」。 開聞岳の登山道は円錐形の山を右回りに螺旋を切って上っており、このあたりから大岩の上を渡る箇所が出はじめ、朝露で滑りやすくマロンが苦労し始めた。 7時37分、「ここは7合目 あと1.1km」。 大岩が積み重なる箇所は潅木越しに視界が広がり、眺めが良い。「救助第3ポイント」の標識箇所を通過。 |
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7時45分、「仙人洞」なる洞穴前を通過。角木で作られた階段が増える。 7時50分、「ここは8合目 あと0.8km」。きつい岩の上り。 8時12分、「ここは9合目 あと0.4km」標識近くに「救助第2ポイント」が設営されていた。眼下に海が広がる。 8時17分、岩壁に急な木ハシゴ。躊躇しているマロンを嗾けてみたら、おかーさんに続いて上ってしまった。 |
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8時30分、「開聞岳924m」山頂に到着。山頂標識はこれまでの4山の中では一番まとも。 登る前には開聞岳の上部は富士山のようにザレタ岩山だとばかり思っていたが、山頂真際まで濃い緑に覆われていて驚いた。 皇太子殿下登山御立所(昭和63念7月20日)石碑があり、陸地側には池田湖が大きく見えた。 8時40分、下山開始。 9合目前の急な木はしごをマロンは躊躇せずに一息で下りきった。岩稜帯を通過後は狭い山道を使ってマロンが二人の間に挟まれて歩くように訓練を続ける。 |
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10時25分、車に戻る。 下りで出会った登山者は20人ほど。九州の登山者は結構、陽気な人が多くて声を掛けてくれる人が多かった。車は6台に増えており、マイカー以外は全て地元ナンバー。外来者は更に下の駐車場に車を置いたらしい。 |
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帰路は池田湖畔を通過し、指宿スカイラインを北上。鹿児島ICから東九州自動車道に入り、末吉財部ICで一般道に下りて、都城市経由で宮崎港へ。 宮崎カーフェリーに乗船手配後、近くの林でマロンを遊ばせる。夕食後、19時10分発のフェリーに乗り、大阪へ。 この船は外洋を通過するためか往路の船より大きく、ペットルーム設備も良かった。 |
12月2日(木) 7時30分、大阪港着。15時、無事帰宅。 |