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暖かな初冬の好天。近くに頃合の山を見つけられず、日光近くの「古賀志山」まで足を伸ばすことにした。 ◇所要時間: 3時間38分 |
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4時45分、出発。予報に反して雲が多い。東北自動車道を宇都宮ICで下り、日光方面に向かう。北の空から晴れ上がってきた。国道293を南下、県道70号に右折し田野町より森林公園通りに進む。 |
森林公園の大駐車場は閉鎖していたのでその前の道路脇駐車場を使う。気温は0度だが無風で登山日和。 7時15分、前方の森の上に朝日を浴びて覗いて見える「古賀志山」に向かって出発。先ずは「赤川ダム」の北岸沿いに森林公園の遊歩道を進む。 7時25分、左の「つりぼり場→」標識の道に下る。つりぼり辺りに「古賀志山2.7km」標識。3分ほど先の分岐地点に「古賀志山北登山道→」と「ムカシトンボ及びその生息地」の説明板。杉林の中の舗装路を進む。 |
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7時37分、「山頂70分 2.3km」「水場10分」標識地点の橋を渡ると岩屑ばかりの山道が始まった。傾斜は緩い。 7時43分、岩の隙間に差し込まれた塩ビパイプからふんだんに流れ出る水場通過。ゴツゴツした岩礫の重なる道となる。「古賀志山2km」標識あたりで檜林を通過。 7時58分、「山頂 40分」標識箇所にある丸太の腰掛で一休み。「古賀志山山頂1km」。暗い檜林の上り。 |
8時10分、急な丸太階段を上る。山道は大岩の間を抜けていた。 8時18分、「富士見峠」に上りつく。富士山方向には視界は無く、後方にわずかに眺望。「あと20分」の看板。上り下りが続く。 8時23分、岩稜斜面の上り。補助ロープが掛けられていたが頼るほどでもない。マロンは一息に駆け上った。 尾根に出ると左に「←東稜展望台」、右に「古賀志山→」標識。先ずは展望台に向かう。 |
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8時31分、朝日を浴びた東稜展望台に着く。大岩の混じるこのポイントは西方を除いて大きく展望が得られ、北には男体山その右に女峰山、南には北関東平野が大きく広がり、遥か先には加波山、筑波山まで整った姿を見せてくれた。 快晴・無風のため、初冬というより晩秋といった雰囲気の下界風景をのんびりと楽しむ。 視界を遮る西方の杉林の上に電波設備らしいものが突き出ている。そこが「古賀志山」山頂らしい。先ほどの分岐を経由して山頂に向かう。 |
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8時43分、「古賀志山」(583m)に到着。小岩混じりの小広い山頂だが樹林に囲まれていて東側のみに展望。 8時55分、山頂を後にして、「←御岳」標識に従い杉林の中を西に進む。杉林を抜け出ると痩せた岩尾根を通過するようになり、自由行動しているマロンの安全にも目を光らせる。 9時、新興宗教の宮跡らしい赤鳥居前を通過。その先の大岩は左を巻き通過。その先では岩壁に鉄ハシゴ。目的地は近そうなのでここにザックを置き、鎖、鉄ハシゴの掛けられた岩壁を登る。マロンは僅かなサポートで上りきった。 |
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9時7分、「御嶽神社」が祭られている小広場に到着。ここは北西にも展望が得られる。近くに日光連山を望む。女峰山や白根山もいつかマロン連れで歩いてみよう。 9時15分、ザックのデポ地点に戻り、「滝コース」に下る。ザレた急斜面をジグザグに下り始めるがじきに傾斜は緩む。 9時30分、杉林の中に大岩壁が屹立している。クライマーの姿がよく見られるとガイド書に書かれている岩壁らしいが今日は無人。 |
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9時40分、道脇の大岩の窪みの中に「瀧尾大権現(お滝様)」の社。横の岩壁の上から極細のふた筋の滝。岩の隙間から湧き出る水を一口賞味し、ここからは山すそに続く広い山道を南東へ下る。 9時47分、道が二つに分岐しているがガイド書に従い左に進む。やがて舗装路に出て、左に進路を取る。前方上に古賀志山が聳えて見える地点に「←古賀志山」登山口と「坊主山200m 赤川ダム1800m→」標識。 10時14分、舗装路にぶつかった地点の「赤川ダム1400m 公園30分」標識箇所から山に入る。オケラ沢経由で赤川ダムに向かう予定だったが、分岐路に気づかず、トリムコースに入ったらしく地図と方向が違う。歩きやすい山道なのでそのまま前進。道脇に丸太で作られた遊具が次々と姿を見せる。 |
10時35分、「赤川ダム650m 管理センター500m」地点にトリムコースの解説板があった。丸太階段を下り、管理センター前を通過。赤川ダム堰堤からは雲ひとつ無い青空をバックにした古賀志山が湖面に姿を写し、静かな晩秋を感じさせてくれた。 10時53分、車に戻る。車は20〜30台に増えていた。山で出逢った登山者は5人のパーティ1組のみ。「古賀志山」は標高583mの低山なのに変化があって面白い山だった。 2時15分、無事帰宅。 |
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