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阿蘇・高岳を下山後、車内を走行仕様に戻して山を下る。 国道57号線で阿蘇のカルデラを抜け出し、「熊本IC」より九州道に入る。100kmほど先の「えびのIC」を下り、霧島バードライン(県道30号)で昼過ぎには「えびの高原」に到着。 |
◇所要時間: 2時間40分 |
えびの高原駐車場前を通過し、1.5kmほど先の「登山口」バス停近くの駐車スペースに車を置く。登山口には「えびの高原1240m 日本最初の国立公園」看板が立っていた。 12時40分、石階段で出発。簡易舗装の遊歩道が硫黄山に向かっている。空に雲は無く、明るい枯れススキ原はまだ晩秋の雰囲気。 |
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舗装路を上りきったところが「賽の河原」で硫黄の臭い。道脇に「←霧島縦走路→」「韓国岳→」標識。ルートは山斜面の潅木の中に続いている。 |
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12時50分、凹状で岩塊ゴロゴロの歩きづらい山道脇に「一合目 韓国岳1.7km」の標識。 1時、「二合目 韓国岳1.5km」標識。相変わらず潅木が覆いかぶさる窪地地形を登っていく。 1時6分、「三合目 韓国岳1.3km」標識。見晴らしの得られない歩きにくい山道がまだ続く。 |
1時12分、「四合目 韓国岳1.2km」と山頂への距離は縮まってはいくが、相変わらずの潅木帯。ひょっとするとこの潅木群は霧島の山を彩る「ミヤマキリシマ」なのかも…。 |
1時30分、潅木帯を抜け出た小広場に「5合目 韓国岳0.9km」標識と展望風景の説明板。背後を振り返ると説明板どおりの不動池、白紫池、白鳥山1363m、甑岳1363m、硫黄山1310m。 1時40分、「6合目 韓国岳0.6km」標識。南西に展望が広がる開けた溶岩帯を登っていく。 |
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1時50分、「8合目 韓国岳0.3km」。 右下に火口湖の大浪池が望め、韓国岳の火口沿いに登るようになった。火口側には丸太の柵が続く。赤茶けたガラガラの溶岩の道を登る。 2時5分、「韓国岳1700m」山頂に到着。 溶岩で固まった山頂には一脚が立てられず、一匹と二人合同での登頂記念写真は撮れなかった。 |
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手持ちガイド書によると韓国岳は… <日本百名山の一つに数えられる霧島連峰の最高峰。標高1700mの頂上にはぽっかりと開いた直径900mの火口がある。頂上から韓の国まで見渡せるほどの眺望があることから名がついた。> |
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南東方向には赤茶けた噴火口を前景にして美しく聳えた高千穂の姿。これらを背景にして韓国岳の山頂を外して静かに食事している夫婦登山者。 記憶に残る景色だった。 2時25分、下山開始。 下山路ではマロンが時々、自分から伏せして休む姿を見せる。連続登山で疲れたのかもと都度、休憩時間をとる。 |
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3時20分、車に戻る。 駐車地点より2kmほど先の不動池近くに市営露天風呂があるとガイド書に書かれていたので立ち寄って連続登山の汗を流す。 <ガイド記事:: 湯が湧く渓流を堰き止めて作られた露天風呂は野趣満点。真っ白い明礬泉は全国でも珍しい。湯治もできる休憩宿泊施設も併設。9〜18時 無休。> 当初計画ではこの地で車泊の予定だったが、時間的にまだ早いので、明日登る「開聞岳」に更に近づいておこうと計画変更。 |
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16時、「えびの高原」を後にして霧島スカイラインを下り、小林ICから、えびのJCT経由で九州自動車道を南下。桜島SAでの車泊を考えながら南下の途中、空腹を覚え、溝辺PAに寄って溝辺チャンポンを食べているうち、SAよりPAの方が静かに夜を過ごせるだろうということになり、当駐車場での車泊決定。 マロンは夕食を終えた途端、ケージの中で寝息をたてる。私達は食堂の閉鎖する19時30分頃、寝袋に入る。 |