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次回は「マロンと山歩」の400山目。・・で、記念になるような山を訪ねたいのだが、生憎、杉花粉の最盛期で更に東日本巨大地震の影響でガソリン購入が困難のため、近場で且つ、杉の少なそうなコースを探し・・奥多摩の日原鍾乳洞先の「カロー大滝」を寒気が南下する木曜日に訪ねることにした。

 

◇所要時間: 5時間17 (うち、約1時間はコースミス分)
◇難度(犬として): 易+++▼+難
◇マロンの日記: 「バリエーションルートを楽しむ(新ハイキング社刊)」で見つけたコースとのことで、山中に標識類は殆ど見当たらず、・・・・おとーさんは3回もコースミスしました。

 

滝名に疑問を感じ、「山名の不思議 谷 有二」を紐解くと、(P33)・・・ことに面白いのはカロだ。洞窟の意味に用いられたりするが、山地用語としては、むき出しの岩場や崩壊をいうことが多く・・・岩手・福島両県に集中・・関東地方にも・・御岳山の奥の院は甲籠山で岩場をなし、・日原側小川谷に注ぐカロウ川、・・・いずれも峻嶮な悪場をなしている。・・と書かれていた。(なお、昭文社の奥多摩の山地図では・・川や沢が「谷」と呼称されている個所の多いのにも気づいた。)

 

4時、出発。

青梅市経由で多摩川沿いに西進し、青梅線・奥多摩駅先で日原街道に移り北上。日原トンネル先約3km先の「篶坂ノ丸・登山口」あたりに駐車する予定だったが、「一石神社」前で道路閉鎖され、やむなく「一石神社」駐車場に車を入れ、出発準備。

先ずはGPSOnしたが、大岩壁に挟まれた駐車場では3つの衛星電波しかキャッチできず、受信場所を移動し、15分ほどで何とかGPSのセット完了。

気温は-1度で上空は薄曇り。

 

620分、舗装林道を北に出発。

400mほど先の「篶坂ノ丸」の登山口前を通過しながらGPSを見ると、軌跡をフォローいないのに気づき、4衛星電波を再捕捉し直して先に進む。

643分、「賀郎橋」先を右折し、コンクリート階段を登る()

更に鉄柵沿いに60mほど進むと進路は金網扉で閉鎖されていてビックリ!!。・・・これは取水口設備路だった。

 

柵沿いに戻り、無標識の山腹道に進み直す。

山道は200mほど先で沢を外れ、山腹を九十九折で上る。コースに乗れたのを確認し、マロンに水を与え、私たちは薄着になる。

7時、標高800mあたりまで上り、東に方向を定めて山腹を緩く上っていく。林床にうっすらと残雪。

 

713分、2つ目の尾根先端を回り込むと右下に「カロー谷」が近寄ってきた。

722分、「F2滝」の下に着く。

少雨や降雪があった割には水量が少なく、迫力を欠くといった感じ。滝上の雪の積もった丸太組み橋を渡り、左岸を進む。

 

728分、「F3滝」横を通過し、そのまま左岸を進む。

 

741分、東から合流する小沢(横篶窪?)を木橋で渡る。小沢沿い東へも山道が分岐していたが、私たちは「カロー谷」沿いに尾根先を回って北に進む。

745分、雪の下にトタンの波板。小屋跡らしい。この先のカロー谷の丸太組橋は渡らず、左岸を50mほど進み、右斜面を高巻いて進む。雪は4cmほどに増えた。100mほど先で沢横に戻る。

 

757分、丸太組橋で右岸に移り、70mほど先で左岸に戻る。この地点はカロー大滝に直接に遡上するコースと右斜面に迂回して大滝を目指すコースの分岐らしい。(大滝からの下山時のミスコース先はこの三分岐点に降りていると思われる。)

私たちは迂回ルートを採ることにし、右に折り返すように進み、檜林の山斜面を九十九折で登る。

821分、高度を90mほど稼ぐと右から山道が合流し、三分岐点の小枝に黄色テープ。

 

823分、山腹の雪道を緩く下りながらに北に進む。立木の少ない場所では15cmほどの積雪。

832分、沢に木橋。GPSでは大滝がこの沢上にあるように見え、空荷で強引に沢筋を登ってみたが、滝は見当たらず、GPS画面を拡大して再確認すると手前の沢と分かり、戻る。

手袋なしで着雪の岩を掴み上ったので指がちぎれそうに冷たかった。先に進む。

 

850分、次の沢に近づくと沢上にチラリと滝が見えた。コースを外し、残雪の荒れ沢を上り、「カロー大滝」に近づく。

 

855分、「カロー大滝」前に到着。

滝近くの裸木の枝についた雪が梅花のよう。ムスビを食べながら景観を楽しむ。

水量が多ければ見映えがしそうな滝だ。マロンを中心にして「マロンと山歩400山の記念写真を撮影。

 

910分、「ハンギョウ尾根」の山腹〜尾根を辿るコースを予定し、下山開始。

雪道は尾根を直登するようになり、70mほどの急坂登りを強いられた後、等高線沿いに山腹を西に進む。相変わらず、標識類は全然見当たらない。

 

925分、雪道が直進と左下へ二分岐。ガイド書コース図はこのあたりで左に方向を変えていたので直進はハンギョウ尾根への道と思い込み、左下への道に進む。(×!!) 

流水の沢筋まで降り、沢の右岸に渡って更に下る。

940分、合流してくる沢に近づき、GPSでこの沢を下った先を見ると・・・朝8時に分かれた三分岐に向かっているのが判明。三分岐点まで下りきれそうな感じはしたが、これを紹介したHPは見ていないので、往路を上り返し、先程のしっかりした山腹コースで下山することに決定。

946分、雪道の高度差100mほどの上り返し開始。

1020分、三分岐に戻り、地図とGPSで現在地を再点検し、ガイド書コースの標高を低く読み取ったとすればつじつまが合うと判断し、山腹道を進む。

 

1025分、山道側面が石積みや丸太で補強されているので正規路と確信。平坦道の楽なこと!!

1028分、ガイド書にも記載のあった仮小屋前を通過。

1035分、三分岐点の細木に赤と白と黄色テープ。テープに文字が書かれていたが判読不能。ハンギョウ尾根への分岐らしい。等高線沿いに南に下山続行。

 

1053分、大モミ?の立つ三分岐は水道局の「参考林」の看板横で赤と白テープを見つけ、「ハンギョウ尾根」へのコースに下る。

11時、尾根コースに合流。林床の馬酔木の緑が目に染みる。ブナやモミの大木を見ながら、マロンを先頭にして落ち葉を蹴散らし下る。

 

やがて下から沢音が聞こえ始め、眼下に「賀郎橋」が見えた。

1118分、往路に合流。合流地点には赤テープが一つ。林道はマロンをフリーにして気楽に戻る。

1137分、車に戻る。

 

2時、無事帰宅。

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