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次は富士山の北西山麓の寄生火山:「大室山」を訪ねることにした。

この山へは一般ルートがないので、私たちは今回もHP:甲斐犬の太郎」の軌跡を参考にさせてもらうことにし、鳴沢林道終点から「片蓋山」と「鹿の頭」経由で南から「大室山」を訪ねることにした。

 

 

◇所要時間: 3時間23 (内、40分ほどは道探しロス)

◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 「鹿の頭」は下り終えましたが、「大室山」山麓へは笹や溶岩帯に邪魔されて辿り着けず・・・(!!)

GPS子機を付けた「甲斐犬の太郎」が大室山の中腹までの単独行軌跡を残したとのことで、紐付きマロンには羨ましい話でした。

帰宅後、マロンの体に小ダニが沢山見つかり、久しぶりに体を洗ってもらいました。

 

4時、出発。中央高速を使い、540分、河口湖ICを下りて国道139を西進し、8km先の「天神山入口」交差点を左折。高原別荘地から始まる鳴沢林道で高度を上げ、途中で二匹の仔鹿、天神峠先では立派な角を持った雄鹿に遭遇。

「鳴沢林道」が「軽水林道」にぶつかる四つ角に車を駐車すると、傍らに山梨県指定の天然記念物の「アズキナシの木」。上空の薄雲が赤く色づき、気温は1度。

610分、「軽水林道」を下る方向に出発し、直ぐに閉鎖ゲートを通過。「甲斐犬の太郎」の軌跡を参考に、左のカラマツ林への進入口を探しながら200mほど進んでみたが下草が煩わしそうなので、駐車場所近くで見かけた踏み跡から入ることにして戻る。

 

621分、出発地点に戻り、カラマツ林に進むと木立越し西に「片蓋山」の山体が見えた。紐先マロンを先頭に山斜面に取り付く。中腹までは枯れ木やブッシュが煩わしかったが、山頂に近づくに従い、歩きやすくなった。

642分、「片蓋山1468m」山頂に到着。無標識の山頂から展望は得られなかった。

 

次目標の「鹿の頭」を目指し、尾根の藪を掻き分けながら進み、フト、GPSを見ると「鹿の頭」とは90度もずれた方向に進みかけていた。方向転換してブナ林を下る。

北方の木立越しに「大室山」が見え、右下に大きな草原が望めた。

カラマツ林にウメモドキ(?)が赤い実を見せた。

 

713分、窪地に降り、次の目標:「鹿の頭」方向を見定めて疎林を進む。

719分、前方が落枝や藪の下り斜面。経験的に林相の異なる間が歩きやすいので、檜林と自然林の間に進み下る。

檜とカラマツ林の間に下っていくと赤テープ。

 

727分、下り終えたススキの草原先に小高く「鹿の頭」。僅か左に進むと地図に記載の東西に延びる山道に合流。「鹿の頭」は密生した笹山なので上り口を探しながら山麓を右に回る。

734分、山頂に向かって笹が刈られた場所を見つけ、これを上ると、右下から「甲斐犬の太郎」のHPで見た目的不明の山道が合流。

 

745分、無標識の「鹿の頭」山頂に到着。振り返ると太陽の下に「富士山」が望めた。空は8分ほどに雲。

記念写真を撮り、北に下ると獣が匂うのかマロンが頻繁に笹に突入して煩わしい。

一時、前方に「大室山」が大きく見えたが、更に下ると密集笹を掻き分けるようになり、方向維持困難になり、楽な方に下る。

 

83分、幅広山道に合流。GPSで「大室山」方向を確認し、沢筋を回り込み進むのが良さそうだと判断し、左に進む。林には骸骨の目の様な溶岩洞窟の穴。

GPSが「大室山」と直角方向に進み始めたのを表示。「甲斐犬の太郎」の軌跡を再確認すると、先程、山道に降りたった地点から逆方向に進んだ地点から「大室山」に向かったのが分かり、往路を戻る。

 



815分、合流地点を通過し、先に進む。
目指す「大室山」方向は道と直角方向の溶岩帯方向で簡単には進入できそうもない。溶岩帯への進入場所を探しながら山道を進む。

829分、思い切って山道を外し、溶岩帯へ進むと木の根が堆積溶岩を跨いで這いずり、苔の上に落ち葉。
紐付きマロンを先頭にして80mほど進んでみたが、苔を踏み抜き、溶岩の穴に落ちるのではと危険を感じ、前進は諦めることにした。

840分、道に戻って水飲み休憩。

結局、30分以上の時間をかけても「大室山」山麓へのルートを見つけられず、今日は「大室山」は諦めて戻ることにした。

 

845分、森からススキの草原に抜け出ると、「片蓋山」の横に「富士山」が聳えてみえた。

草原を東に進むと背後に「大室山」が姿を現し、その山斜面は左程苦労せずに登れそうに見えた。

856分、「軽水林道」に合流。舗装路で戻る途中、右の林に駐車場所方向への幅広の防火帯を見つけ、これを辿ることにした。


9
26分、防火帯の直進が困難になったので林道に抜け、舗装路で駐車場所を目指す。

933分、車に戻る。今日のコースに登山標識類は皆無だった。

帰路は山中湖経由で道志道を使い、13時に無事帰宅。

帰宅後、国土地理院地図に 「鹿の頭」の麓と「大室山」の麓を繋ぐ山道表示があるのに気づいた。
現地ではその地点を通過していたのに、気づけなかったのは残念至極!!

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