|
|
|
前回は「大室山」麓への山道を見つけられず、目的未達で下山したが、その後、国土地理院地図でコース位置が分かったので、「大室山」に再挑戦することにした。 なお、「鹿の頭」麓へは前回歩いた道の先が、南西の「ドクタービレッジ」まで続いているらしいので、これを試すことにした。 ◇所要時間: 5時間30分 中腹まで上ったとき、何故かうまい具合に首輪を繋ぐ金具が外れたので、「甲斐犬の太郎」をまね、山を一っ走りして大いに発散できました。 帰宅後、またダニがいたとのことで、丸洗いされました。 |
4時、出発。 5時30分、中央高速の河口湖ICを下り、国道139を18kmほど西進し、「ひばりが丘」交差点を県道71に左折し、約8km先の「ドクタービレッジ別荘地」に入り、別荘地外周を左回りし、南東の笹薮先に山道を探す。車ではそれらしい個所を見つけられず、地図を参考に徒歩で密生笹の切れ目を覗きこみ、山道らしい痕跡を見つけ、車を近くに駐車。晴天予報にも関わらず、曇天で気温は3度。 6時27分、笹薮へ出発。山道の痕跡はあるが殆ど、踏まれた様子が無い。 |
|
||
|
6時45分、山道が二分岐。GPSに従い、右に進み、(帰りは左から戻った) 80m先の分岐は左に進む。GPS無しではこのコースを辿るのは難しそう。 7時9分、木立越し前方に「大室山」と「鹿の頭」が見え、緩く下り始めた。 |
|
|
|
7時20分、藪を掻き分けながら進むと左から赤テープのある山道が合流。(帰りはこの道を使った。) 少し先で前回、折り返した地点を通過し、その先は左に分岐する踏み跡を探しながら進む。道脇に赤テープが数個見られた。 7時33分、踏み跡かと思える個所に踏みこんでみたが、先に進めず戻り、道なりに山道を進む。 |
|
|
||
|
7時35分、地図位置より30mほど東で山道が急角度で折り返す方向に分岐しているのに気づく。前回は単なる小広場と思い、見逃した個所。これを北に辿る。 幅広くなった山道の真ん中に「ぬた場」。マロンにダニが付かないよう急ぎ通過。 道の左右に苔蒸した大きな溶岩洞穴が見られた。 |
|
|||
|
7時43分、山道が「大室山」麓を巻き始めた。山側は密生した笹で進入口が見つからない。 私が空荷で獣道に入り、笹薮帯を抜けられる目途を付け、戻る。 7時51分、全員で笹原の獣道を辿り、麓道から70mほど高度を上げ小休止。周りはウツギらしい灌木帯。更に山腹を斜に登っていく。 |
|
|
8時16分、峠道から100mほど高度を上げ、一抱えほどの赤松下で一息つく。この辺りから棘の多い「富士イバラ」が群生し始め、前進を妨げるので、獣道を探して少しずつ、高度を上げていく。 8時31分、叢に先行したマロンを引き戻そうと紐を引くと、・・・紐先にはカラピナだけでマロンの鈴音が東斜面に遠ざかっていく・・???。変な偶然が重なるとロックの無いカラピナはたまに外れることもあるらしい。 「マロン!!」と呼んでも、ホイッスルを吹いてもマロンは聞く耳を持たず、やがて鈴音が聞こえなくなった。獣の臭いを追ったらしい。妻に待機してもらい、私が空荷で少し先に上ってマロンを呼ぶ。 (従来のトランシーバーは水濡れ故障で既に廃棄) |
|
10分ほどすると、山上から微かに鈴音が聞こえ、やがてマロンが草叢から顔を出した。 8時46分、マロンを連れて妻の所に戻る。予定ではこの標高で左に山腹を回り、「火口」経由で「大室山」山頂に立つつもりだったが、カヤトと予想した南斜面が棘の灌木帯であまりに厳しいので、先ずは「富士イバラ」帯を上に突破し、1448mピーク経由で「山頂」を目指すことにした。 |
|
|
8時59分、標高1400mを越した辺りで「富士イバラ」帯を抜け、カヤト帯に入り、更に30mほど高度を上げ、密生ウツギ帯に入り、頭を下げ、体を低くして上り、最後の密生笹帯は獣道を辿って通過。 9時12分、笹薮を抜け、1447.5ポイントあたりの平坦過疎林に出て小休止後、北に山頂を目指し進む。徐々に笹丈が増し、背丈ほどの藪を通過。 |
|
|
9時24分、ブナに「大室山1468m」標識が架けられた山頂に到着。周りは笹で見晴はゼロ。 長袖シャツを着ていたのに腕は傷だらけ、マロンの顔にはダニ。予想外に厳しいコースだった。 予定は「火口」も経由するつもりだったが、山腹のイバラに辟易し、様子の分かった往路で戻ることにする。 |
|
||
|
9時28分、帰路に付く。 尾根の笹薮の中にも獣道が多いので慎重に往路を辿る。右下には火口が窪んでいたが、火口底までは見えなかった。 |
|
||
|
9時56分、イバラ対策にヤッケを羽織り、1447.5ポイントあたりの藪の切れ目から下山開始。 藪に入った途端、メガネが無いのに気づく。藪漕ぎ中に飛ばしたらしい。1447.5ポイントの三角点近くにマロンを繋ぎ、二人で通過した藪の中を探す。 メガネ捜索中、上から三人の登山者が降りてきて、挨拶。聞けば「大室山」は北と西から登降しているとのことで、南は未経験とのこと。少し下に降りて、富士山方向の展望を楽しみ、戻っていった。私たちは眼鏡探しを続行。 |
|
10時30分、メガネ探しを諦め、下山再開。南東に「鹿の頭」「片蓋山」が望めたが、その先の「富士山」は雲の中。 強引にイバラ帯を通過し、真下に進路を見極め下ったが、最後の笹薮帯はGPSで朝の軌跡を慎重にトレースして下る。 11時1分、麓道に降り切り、11時14分、「鹿の頭」の三分岐に戻って昼飯休憩。上空の雲が切れ、太陽が覗いた。 11時22分、山道が二分岐して右の道に赤テープ。地図に未記載だが、踏まれた感じがあるのでこれを辿る。徐々に地図道と外れ始めたが同じ方向に進んでいるので更に辿る。 |
|
|
11時37分、この道も[ドクタービレッジ]のどこかに繋がるようだが、車は地図道の始点に置いたので、途中から疎林を横切って往路を目指す。 11時46分、朝の往路に合流し、先に進む。 11時57分、車に戻る。 2時、無事帰宅。 |