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五丈岩がシンボルの「金峰山」を二代目マロンとは西の瑞牆山荘を出発点にして訪ねることにした。 このコースは14年前、夫婦で上ったことがあり残雪シーズンだったこともあって結構、苦労した記憶が残っている。 ◇所要時間: 7時間35分 ◇難度(マロンとして): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 「大日小屋」あたりまでは歩き易い山道でしたが、後半の「砂払の頭」から先は大岩の堆積する箇所が増え、段差が大きく、岩盤のような箇所も出てきて、ワンコにはお勧めできないコースでした。 |
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3時30分、家を出る。 中央高速を利用し、須玉ICを下りて県道23号を北上し益富温泉街を通過し、更に舗装林道を道なりに進む。 |
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6時6分、出発。 山荘前の「金峰山頂4時間10分→」標識に従い、落葉を終えたミズナラ林を登る。獣の匂いがするのか、紐先マロンの動きが激しい。 30分ほどで尾根まで上ると前方に岩峰の「瑞牆山」が姿を見せた。 |
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6時48分、「富士見平小屋」に到着。体が温まったので薄着になり、「金峰山→」標識に従い山腹を登る。木立越し南に富士山が見えた。 10分ほどで尾根に上りつき、モミの大木が混じる尾根を登る。朝日を受け始めた「瑞牆山」が意外に近い。下ってきた登山者に「お早いですね」と挨拶したら、「これから出勤です」との答えに笑う。 針葉樹林の破砕石のゴロつく山道を進むと、正面の木立越しに朝日が差し込む。 |
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7時29分、「鷹見岩」分岐を通過し、緩く下る。山道に露岩が増えた。 7時41分、樹林を抜け出ると右下に「大日小屋」。小休止して先に進む。 8時5分、「大日岩」の基部に着く。左上に朝日を受けた大岩塊の大日岩が大きく聳える。 大日岩を右から回り込むようにして針葉樹林を登る。 |
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8時16分、「大日岩」の肩にある三分岐に着き、傍らに聳える「大日岩」に立ち寄る。 西に薄く雪を付けた甲斐駒ケ岳と北岳が同定できた。「金峰山1時間50分→」標識に従い、針葉樹林に進む。薄暗い林床は一面に苔むしていた。 9時20分、大岩を縫って針葉樹林の急坂を抜け出た岩稜尾根に「砂払ノ頭」の現地標識。 「←金峰山1時間」標識に従い岩稜帯を東に向かう。 |
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南に富士山とこれを取り巻く山々、その右に南アルプスの連山が薄霞に浮かび、長丁場を登ってきた甲斐があったとザックを下ろす。 朝日を浴び、ムスビを食べながら展望を楽しむ。 景色を堪能し、大岩稜帯の大岩を乗り越したり、巻いたりしながら東に進む。 |
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前方の2つの岩のピークの先に「五丈岩」が聳えて見えてきた。 青空の下、南北に展開する雄大な景色を眺め、やはり百名山だけのことはあるなどと話しながらその先の大岩の上や間を丁寧に辿り進む。 9時52分、「←金峰山小屋」分岐を通過。 |
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北に見下ろせる「瑞牆山」はこの高みからは単なる岩山にしか見えないなどと話していたら、その右に連なる更に地味な山が5日前、私たちが7時間以上かけて歩いた「小川山」だと気づき、一層驚く。 10時10分、「五丈岩」手前のピークに登りつくと「金峰山」」山頂が見えた。 |
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10時21分、「金峰山」山頂と「五丈岩」間の広場に着き、ザックを下ろす。記念写真の後、私だけが大岩の堆積した山頂を目指す。 10時26分、「金峰山1259m」山頂に到着。 金峰山シンボルの「五丈岩」はこの方向から眺めるのが最も見映えがする。 |
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広場に戻り、大弛峠からの若者登山者が「五丈岩」登頂に挑戦するのを私たちはムスビを食べながら観戦。上りきれず、苦笑いしながら戻ってきた若者と挨拶を交わす。 10時40分、往路で下山開始。 11時22分、「砂払ノ頭」で小休止してムスビを食べる。樹林帯で同年輩登山者と交差。針葉樹林帯に戻るとマロンの匂い嗅ぎ動作が始まり、わずらわしい。 |
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12時2分、「八丁平」分岐に戻り、「大日岩」横で小休止。 |
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1時9分、「富士見平小屋」に戻り、小休止。 1時41分、車に戻る。 駐車場には車は20台ほど。大半は「瑞牆山」目当てらしい。 16時30分、無事帰宅。 |
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