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「長野県の山(山と渓谷社)」に <上田市西方のひときわ目立つ鋭鋒の山頂> と紹介されていた「子檀嶺岳」を訪ねることにした。 ガイド書に依れば、この山名は、駒(馬)を祀る牧場の守護神(駒斉み)に由来し、鋭い山容は風化・浸食により、地表を覆っていた砂岩や泥岩が崩れ落ちて堅いヒン岩が残ったためとのこと。 登山ルートは、3コースあるらしいが、私たちは「道の駅あおき」を起点に「村松西洞コース」を登り、「当郷管社コース」を下って麓の「大法寺」に寄り道し、「道の駅」に戻るコースを予定。 ◇所要時間: 4時間27分 |
2時30分、出発。 都内の環八経由で関越自動車道に抜けようとして、台風22号の豪雨による視界不良でコースミス。なんとか練馬ICから関越自動車道に乗り、5時30分に上信越自動車道の上田・菅平ICを下りて上田市街を通過し、国道143で青木村を目指す。国道沿いの「道の駅あおき」に着くと、北西に「子檀嶺岳」が姿を見せた。気温は19℃で曇天。 登山靴に履きかえようとすると、2つの登山靴は共に私用!!。→妻は普段履きズックで登山せざるを得なくなった。 |
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6時2分、国道143を西に出発。1km先の四差路の「村役場→」標識に従い右折して西洞集落を上っていくと、舗装路が防獣柵で閉鎖され、「入山禁止」看板が懸っていたので驚いたが・・別に「子檀嶺岳登山者はゲートを開閉してお入りください」看板があったのでホッとする。 林道西洞線を上っていく。 |
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6時54分、700mほど先で路肩の「←登山口」標識に気づき、沢沿の山道に進む。赤松林を上っていくと山道脇に「入止山」看板が増えた。 標高930mあたりまで上ると、木立越し右に山頂が露岩の「子檀嶺岳」が姿を見せた。薄雲を通して朝日が差し始めた。 檜林の急斜面をジリジリと上っていく。 7時26分、標高960mで尾根筋へ合流。「山頂へ60分→」看板に従い、更に尾根を登っていく。 |
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7時38分、「仏岩→」標識が右斜面を指示していたので覗くと、仏岩らしいの岩壁横から南に視界が得られた。 急斜面を九十九折で上っていくと東に「子檀嶺岳」山頂が姿を見せた。 南側は岩肌が露出し荒々しい感じ。更に急斜面を上る。 8時11分、稜線に出ると、左から「田沢コース」が合流。「山頂→」標識に従い平坦な細尾根で山頂を目指す。上空に青空が増え始めた。 |
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8時14分、「子檀嶺岳1223.1m」に到着すると
あおき村の田沢・村松・当郷の3つの奥社が朝日を浴びていた。 山頂南側は岩壁を混えた急崖のため、頂上からの展望は見事!!。南の霞みの上に青夫神山」が存在感を示し、 |
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浅間連峰、その左に根子岳、四阿山。
8時37分、山頂からの景観を堪能し、「当郷管社コース」で東へ下山開始。 |
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下り斜面は樹相が変わり、ブナやモミジ、ミズナラなど増え、これからの紅葉季節には楽しめそう。林床にはキオン、トリカブト、白い房花のサラシナショウマが花を見せた。 山頂から200mほど標高を下げ、「岳の平」に近づくと、「子檀嶺岳」扁額を掲げた鳥居近くに「登山道入口」標識。幅広平坦路を進み、暗い檜林を緩く下る。赤松林に入ると再び、「入止山」や「入山禁止」の張り紙が増えた。一歩ごとに下っていく。 9時34分、標高710mあたりで簡易舗装路に合流すると、道脇に「子檀嶺岳登山道入口」標識があり、僅か先に再び防鹿柵。ゲートを開閉して更に下る。 |
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9時43分、バス停横に「子檀嶺岳登山者休憩所」建物。背後に「子檀嶺岳」が聳えて見える。 管社集落の舗装路を太陽に照らされ下っていく。「大宝寺」に立ち寄るつもりだったが、照りつける日差しに負け、立ち寄るのは辞めて、道の駅を只々目指す。 10時29分、やっと、「道の駅あおき」へ戻った。 1時20分、無事帰宅。 |
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