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昨年の12月、西側から「御正体山」を訪ねるつもりで家を出たが、途中の林道に通行止 127日〜55」の看板。

やむなく近くの「文台山」へ目的地を変更したが、この時期なら、リベンジできる筈と三連休の中日に再挑戦することにした。

 

◇所要時間: 5時間9
◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 途中の大岩を巻く個所以外に危険個所はありませんでしたが・・前半は破砕石の多いガタガタ道でマロンにも酷く歩きづらい道でした。

季節は進み、予想外に涼しく、気持ち良く歩けました。

 

350分、出発。

中央高速・大月JCT経由で515分、都留ICを下りて12km先の「御正体山登山口」のある「池ノ平」を目指して国道1395.7km南下し、「鹿留入口」交差点を左折して県道713を南に進む。

林道は鹿留オートキャンプ場先で1車線になり、3kmほど先の舗装三分岐に行き着くと、右に「虹の橋」と記された橋が見えた。三分岐間の砂利道に車を進め、「御正体山登山道」石碑と「池の平」看板を見つけ、空き地に駐車。気温は9度で寒いのでジャンパーを羽織る。

546分、砂利林道を東へ出発。

 

(下山時に撮影)

林道脇に石仏がポツリポツリと続く。進むに従い、道が荒れてきた。500mほど先で鉄板の橋で沢を渡る。

6時、流水の沢を飛び石で渡り、「登山道→」標識に従い、砂利林道と別れて、右の山道へ進む。(下山時、この地点でミスコース!!)

道脇に石仏が続く。山道は再び、荒れた破砕石の林道になった。

 

625分、沢の合流点に着き、沢の間を登る。コースは不鮮明だが、テープと標識に注意して上っていく。

643分、木橋を渡ると「竜の口」標識のある小広場。 看板には
 「
龍の口の由来  妙心上人が御正体山で修業のとき・・岩間から迸るように湧き出る水の姿が、あたかも龍が水を吐くのに似ていることから名付けられた」 との記載。

ここからは檜林の急坂。体が温まりシャツ1枚になって上る。

 

高度を上げていくと、33番の石仏。トリカブト、リンドウが花を見せた。

標高1300mを越すとブナ、ミズナラ、ツガの自然林。広葉樹に僅かながら色づきが感じられる。

724分、標高1330mに広場があり、「妙心上人乃遺跡」碑があり、「御正体山上人堂跡」解説板には・・

 

「・・文化十二年(1815)妙心法師が入山し、難行苦行を重ねて入定し、即身仏(ミイラ)となった。・・しかし、明治初年の廃仏毀釈によって御堂は解体され、・・都留市教育委員会」と記されていた。

この妙心上人のミイラと言えば・・・14年前、私たちが東海自然歩道歩きで、岐阜県の「妙法ヶ岳(667m)」通過時、「横蔵寺」でこの「妙心上人のミイラ」と対面しているのを思い出した。 遺跡後ろの杉の尾根の直登を開始。

 

748分、標高1460mのピークに立つと、富士山方向の木立が払われ、鹿留山の左にいまだ夏姿で味気のない富士山。西へ「←文台山(山道不明瞭)」標識。

方向を東に変え、自然林を緩く上っていく。大ブナも混じる気持ちの良い自然林にモミジが色づき始めていた。

89分、標高1570mで北の三輪神社からの道が合流。

 

50mほど先の幅広道に2つの石灯篭の間に「峰神社」の石祠。更に痩せ尾根を登っていく。

820分、大岩先に進もうとすると前は崖。僅か戻ってロープが張られている左下を巻いて先に進み、ブナの多い自然林を上っていく。

834分、山頂と思って急坂を上り終えたが、その先に更に細尾根が続いていた。GPSを見ると残距離は250mほど。

その先は尾根幅が広がり始めた。

 

841分、「御正体山」山頂に到着。お社周りの木立はすでに秋の風情。

記念写真を撮っていたら、南から単独登山者。

ムスビを食べながら山頂周りの林を歩いてみると、マムシ草が赤い実を、マルバダケブキが綿毛の実を付け、秋を感じさせてくれた。

855分、下山開始。

 

 

918分、三輪神社への分岐は「←池の平1時間50」標識に従い、
9
29分、「←文台山」への分岐を右に見送り通過。

106分、「竜の口」に戻り、ザックを下してムスビを食べ、下山再開。破砕石のガタガタ道では獣が臭うらしくマロンが落ち着かなくなり、慎重に歩く。

1040分、石仏23のある標高845mあたりで砂利林道に合流すると何となく、右に進まされ・・流水の沢に対面。沢先に林道が伸びていたが、朝に見ていない景色だったのでGPSを見ると、ミスコース!!

 

僅か戻って、反対側に進み、沢を渡って下山続行。

1055分、車に戻る。車は1台。

 

帰路の高速道に乗ると、対向車線は3連休の為か、大渋滞していたが、私たちの上り線は順調に走れ、1250分、無事帰宅。

 

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