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「北アルプスの豪華な展望と華麗なヒカゲツツジ」の謳い文句で松本市の北に位置する生坂村の「京ヶ倉」がガイド書で紹介されていた。 連休明けの数日間、長野県以外に晴天予報が無く、また、ヒカゲツツジの花期は5月上旬とのことなので、いよいよ、長野県へ遠征する好機だと、金曜日の出発を決める。 この山は登山口と下山地点が5kmほど離れているのが難点で、自転車利用も考えたが、最終的には舗装路は早朝に歩いてしまうことにした。 ◇所要時間: 4時間25分 マロン達は連休明けの早朝登山だったので誰にも出会いませんでしたが・・・。 |
2時15分、出発。 入間ICから圏央道に入り、中央高速経由、岡谷JCTで長野自動車道に移り、4時42分、豊科ICを降りる。既に日の出時刻に近く、西に北アルプスの高山が姿を見せた。 国道19号線を20kmほど北上し、生坂トンネル先1.4kmのガソリンスタンド前の村道に右折。300m先のT字路を右折すると角地が「大城登山口」だった。 近くの田圃脇に空き地を見つけ、駐車。気温は8度で晴天ながら薄霧。 |
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4時59分、万平の「京ヶ倉・登山口」を目指し、国道19号線に出て、犀川沿いに南に進み、生坂トンネル入り口手前を右折し、県道275号線に進む。 1.2km先の「←生坂小学校」標識下に「←京ヶ倉」標識を見つけ、左折して坂を上る。 その先も適切に設置された「京ヶ倉→」標識に従い、登山口を目指す。 |
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6時15分、道のカーブ地点で「京ヶ倉・登山口」標識を見つけ、登山開始。 霧の中にヤマブキ、スミレ、桜が咲いていた。登山口から100mほど高度を上げるとヒカゲツツジが見られるようになった。 高度を上げるのに従い、ヒカゲツツジが増えてきた。 |
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6時47分、露岩の坂に最初の丸太組梯子。マロンは躊躇しながらも通過。周りに赤松が増えた。 6時52分、登山口から240mほど高度を上げ、「おおこば見晴台」に着く。 眼下のくねった「犀川ダム湖」の先に残雪の北アルプスの山々、・・・傍らの解説板に依れば「蝶ヶ岳」「常念岳」「大天井岳」「有明山」が望め、遠征し甲斐があった。 湖面に漂う霧は見ているうちに消えていった。 |
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先に進むと、コースは左にカーブし、二つ目の丸太組梯子が現れ・・・ 細い丸太梯子にマロンが苦戦し・・・ なんとか自力通過。 |
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補助ロープの張られた山斜面に進むと日陰ツツジに取り囲まれ始めた。 |
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左の尾根先に恐竜の背のような「京ヶ倉」が姿を見せた。 7時15分、稜線の「万平・下山口」に着くと、北へ「京ヶ倉←」標識。 参考にしたガイド書には「尾根を南に辿ると、豪華な展望がワイドスクリーンで見られる場所に出る。」と書かれていたので、その「展望地」を訪ねることにし、尾根を南に進む。 |
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150m先の小ピークまで進んだが、赤松林で視界が得られず、その先の岩上に立ったが展望は開けず、ピークに戻る。 次は左の踏跡に進み、尾根の露岩に上ると・・・先程諦めた尾根が更に南に延び、途中に921.4mポイントらしいピークが見えた。結構、時間をロスしたので、再度のトライは諦め、「万平・下山口」に戻る。 |
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7時40分、「京ヶ倉←」標識に従い、細尾根を北に進む。 遊歩道のような雰囲気の尾根道で「京ヶ倉」に近づくに従い、ヒカゲツツジが増えた。 7時47分、「馬の背」岩の細尾根先の「京ヶ倉」を目指す。細尾根でも歩きやすく、危険は感じない。 最後は「とどの背岩」脇を通過し、補助ロープの張られた岩場を登る。 |
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7時57分、「京ヶ倉990m」に到着。 山頂の解説板には「生坂山脈の最高峰。戦国時代の風雲急な時は番兵の見張所で のろし台であった
(以下略) と書かれていた。 小休止後、北の「大城」と呼ばれる重厚な山塊を目指し、痩せ尾根の岩場をアップダウンで進む。 |
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8時26分、「大城」に着き、ムスビでエネルギー補給。 8時44分、その先の「物見岩」から北アルプス連山を撮影。・・・帰宅後、カシミール3Dで照合すると、左から右に・・・・「蝶ケ岳」「常念岳」「大天井岳」「燕岳」「蓮華岳」「爺ヶ岳」「鹿島槍ヶ岳」「五龍岳」と判明。 先に進む。 |
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8時52分、「はぎの尾峠」に着き、西へ下山開始。 高度を下げるのに従い、新緑に包まれる。 ほぼ下りきり、防獣柵を通過。ヤマブキ、羅生門蔓が咲いていた。 9時24分、車に戻り、田圃に水を入れに来たおばさんと挨拶。この人が今日、初めて出合った人だった。 12時30分、無事帰宅。 |
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