<コースと標準時間>
久能尾→(7.6km 2:20)清笹峠→(8.6km 1:50)蔵田→(10.2km 3:45)上河内→(7.3km 1:30)家山・・・・・・総距離33.7km

秋に入り、続けて自然歩道を歩いたせいで、二人とも体力と気力が付き、今回は通常二日所要のコースを日帰りで強行する計画をたてた。
238分、家を出る。東名「静岡インター」を下り、国道362号線で「久能尾(きゅうのお)」に向かい、5時過ぎに久能尾バス停に着く。近くの車道脇に空き地を見付け車を止める。

515分、暗闇の中、「久能尾」をヘッドランプ頼りにスタート。バス停近くに「清笹峠7.5km」の指導標がランプの光に浮かぶ。これより「蔵田」まで全て舗装路の県道32号線を歩くことになる。星が美しい。所々に明かりが消えた人家。自然歩道は黒俣川に沿って黒俣橋、中村橋、中村上橋、坂野橋とクネクネと登っていく。

6時、薄明るくなりライトを消す。「黒俣の大イチョウ」(根回り13.3m)を撮影。名称板が多く「水準点」「清里峠3.7km」「坂野上橋」「おおだわ橋」と続く。わずかに富士山の頂上が姿を見せる。

717分、「清笹峠」着。「宇嶺(うとうげ)の滝6.7km」の表示。峠を過ぎるとほとんど平坦の道になる。

740分、ガイドブックに「休憩設備ありの峠」とあったがテーブルも何も見当たらない峠の三叉路を左折する。少し上り下りする。椎茸の栽培、ススキ、海が見える所を通過。左下に茶畑と人家が見える。

820分、舟ガ久保」と思われる村が下に見え、畑に黒の保冷紗が目立つところを進む。通りかかりのバイクのおじさんが我々に興味を示し、バイクを止めていろいろ質問してくる。「宇嶺の滝4km」標識の頃より緩やかな下り。左に鉄塔のある山。「宇嶺の滝2.4km」標示で桧林を過ぎ宇嶺の橋を渡る。

911分、「宇嶺の滝」への降り口に到着。紅葉の中を滝下まで降り落差70mの名瀑を楽しむ。道路に戻り石碑脇で半食。

950分、「宇嶺の滝」を出発。見晴らしのよい舗装の下り道。「カクレミノ」の黄葉がきれい。

105分、「蔵田」の集落に出る。バス停あり。「高根神社2.4km」の指導標の先で右折。大きな鳥居前を過ぎる。「鼻崎の大杉(樹齢700年の老巨木)を見る。きれいに並んだ茶畑の中の舗装路(高根白山神社参道)を自然歩道は上がっていく。

1051分、手洗い所あり。キャンプ地にもよさそう。そのまま0.6km登ると高根神社となるが、自然歩道は折れて山道に入るよう指示。杉林の中の丸太階段を登る。無線中継の電波塔が数台。

119分、「高根山」山頂(856m)着。

竹が生えた自然林に囲まれていて見晴らしなし。落ち葉に腰を下ろして残りの昼食。

1121分、山頂出発。

人工林から自然林の下りに変わる。霜柱を踏み、見晴らしのよい尾根を気持ちよく歩く。「白井小路1.6km」標識の少し先は、見晴らしのよいキャンプに最適そうな広い草原。

 

1158分、山上の広場に出る。西展望台と東屋がある。

まわりにはほぼ同じ高さの山々が連なり、遥かに雪を頂く富士山も見える。先に進むとやがて道路に出て「西向(にしむき)1km」の標識。

舗装道路に出て少し歩き、案内図前を左折し山道に入る。下に「西向」と思われる集落が見える。

1225分、「西向」の赤いつり橋を渡る。

橋の下は林道。「笑仏1.7km」の標識あたりより少し登り、杉の尾根路を下る。左斜面は見晴らしよし。ヤブコウジの赤い実や赤紫のきれいな実、お地蔵様、「笑仏0.5km」標識のところで一休み。

135分、「笑仏」なる目鼻の朽ちた石仏の脇に休憩テーブルと案内板あり。

見晴らしのよい尾根を下り、「上河内1.5km」標識を通過し、丸太階段を下り自然林の落ち葉を踏んで更に下る。椎茸工場横を通過し、熊回り平(本場川根茶の看板あり)の茶畑のS字型舗装路を下る。自然歩道は茶畑を直降している。茶畑を抜け、「上河内0.2km」標識のところから林を下り沢を渡る。

 

1352分、「上河内」の集落に出る。「これより家山まで7.3km」、沢沿いに舗装道路が続く。「不動の瀧へ4分」の名称板が立っていたが先を急ぐ。沢が右から左に移る。

1425分、「一色集落」に入る。「駿遠橋4.5km」の標識を通過。幅広い舗装路を下りつづけると「お粗末ながら小田温泉ここから下る。」の看板に笑う。

うまく行けば1558分の電車に乗れるかもとの妻の言葉に、このあたりより脇目もふらず、ひたすら家山駅を目指す。

途中、土地の女生徒に出会い、家山までの所要時間を聞き、意を強くする。「駿遠橋1.3km」、「安主南寺入り口」の標示を見付け上河内から自然歩道の標識が全く無かったので一安心。町中は若干、ショートカットして駿遠橋を渡る。

広い川幅の大井川が美しい。橋を渡りきり今回の東海自然歩道歩きはここまでとして、コースを離脱し川沿いに家山の駅に向かう。

途中、川沿いに具合のよい空き地を見付け、次回の駐車スペースに予定する。

1527分、家山駅(大井川鉄道)着。SLが煙を吐きつつ通過。

家山(1558分発)→金谷(1627分着) 800円/人。 金谷で急いで切符を買って、
金谷(1632分発)→静岡 (17時着) 東海道線560/人。

静岡駅から新静岡駅まで歩く。思い違いで1715分のバスを見逃し弁当を買い、ベンチで夕食。
静岡(18時発)→久能尾(1859分) 720/人(蓼科線)。

197分、暗闇の中、道脇の愛車に戻り、362号線、1号線、246号線で2230分、帰宅。 高速料金(厚木→静岡)3200円。