10月に入り気温は秋めいてきたが晴天予報がなかなか出されない。

やっと晴れマークが見られたのは3連休の初日の土曜日。

久しぶりの晴天予報を見逃す手はないと、三頭山の南にある「槇寄山」がかなりマイナーな山らしいと判断して訪ねることにした。

 

◇所要時間: 4時間1(文末図での時間)
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 段差や石ころの少ない歩きやすい山でした。

山中の数馬峠で休んでいるときに尾根を走ってきた山岳マラソンの1人に出会っただけの静かな山でした。

当初計画のコース。  (実際はミスコースして文末の図)

 

 

350分、夜空に三日月を見ながら出発。気温は16度で心地よい。甲州街道から県道7号線に移って五日市駅前に進み、十里木先で檜原街道に入り数馬温泉を目指す。山の輪郭が見える程度に夜が明け始めた。路面は昨日の雨が夜まで続いたらしく濡れていた。

533分、大羽根山・下山口のバス停に着いたが辺りに駐車余地が無いのでその先に駐車場所を探しながら車を進める。

道脇のトイレを借りながら、ついでにGPSONして(・・×) 更に数馬の湯方向に進む。

舗装路右に空き地を見つけ車を入れると「竜神の滝↓」看板が立っていた。滝見物者用の駐車場らしい。気温は14度。

 

 

539分、登山準備を整え人の気配の無い舗装路を西に歩き「数馬の湯」を400mほど通過。

550分、登山標識は無いがGPSの予定ルート図に従い、「桧原温泉 数馬の湯源泉地300m入口」看板の立つ左折路を下る。

 

道なりに舗装路を上っていくと右に曲がる舗装路脇で最初の「槇寄山→」標識を見つけた。路肩にダリア、コスモスの花が多い。

62分、人家前で行き止まりに見えた舗装路脇に「西原峠2.4km↑」標識を見つけ家横から山道に入る。

檜、杉林を通過し窪んだ山道を登っていく。気温は14度だが暑くなってシャツ一枚になる。自然林の中からメジロらしい鳴き声。森の中に朝日が水平に差し込んできた。

634分、勾配が無くなったあたりに右「数馬・大平→」の三叉路。直進。

 

先行して紐を引っぱるマロンに負担を掛けまいとペースを緩めず歩くと結構、体温が上がり額に汗が噴出し、バンダナで鉢巻。マイペースで上る妻との間隔が開いた時にはマロンをフリーにして「オカーサン」と命令するとマロンは一目散に坂を駆け下り、妻にドックフードを1粒貰って駆け上ってくる。これを繰り返してマロンを疲れさせようとするがマロンは全然へこたれる様子は見せない。

 

642分、東に少し見晴らしのある路肩に「国定忠治が遠見した木」と書かれた角柱が立てられていた。上州でもないのに・・??

昨年は全然見られなかった「ドングリ」が山道に矢鱈と散っている。今年の森の獣は贅沢三昧に過ごせそう。

658分、小休止。薄暗い湿った窪地地形にサラシナショウマの白い花穂がチラホラ。左が疎林になって朝日がよく入る。ミズナラの木が増えてきた。

 

718分、西原峠に到着。

尾根筋左に「←笛吹峠」、右に「三頭山3.7km→」標識。右に登る。

 

721分、「槇寄山」山頂に到着。山頂南の木立が取り払われて左右に伸びた山並みの先に「富士山」。

山頂周りに花の少なく、アザミとアキノキリンソウがチラホラ程度。「三頭山」は北西に近い。

南に見える山懐から雲がユックリと湧き上がり始めた。頭上の雲は既に秋の巻雲。バナナを取り出すとマロンがピッタリ寄り添ってくる。

 

740分、休んでいたら結構寒くなり下山を開始し、「笛吹峠」方向に下る。尾根沿いに湿った山道を東に進むと東の空から雲が広がって太陽が隠され始めた。

 

82分、森の中に三叉路。右下へ「田和→」標識。現地名は「田和峠」。路肩に「←笹尾根→」標識。

その先に「日本山岳耐久レース30km地点」標識。

コースは疎林の中の幅広尾根にあり、林の中に「きのこ」がチラホラ。

マロンの体には草の実がビッシリ。

 

杉の木立越し前方下の空き地に休憩イスと四叉路標識が見えた。

 

816分、四分岐地点に到着。

現地名は「数馬峠・上平峠」で北方下へは「←中の平バス停」標識。既に富士山は雲の中。

 

日当たりが良くなったので小休止。

830分、「←中の平バス停」標識に従って下山開始。

チラリとGPSを見て予定コースに乗っていると判断(・・×)

細い踏み跡脇に「数馬の湯→」標識を見かけたが、気にせず下る。 (×・・予定の下山分岐路は笹尾根の更に300mほど先)

細い踏み跡が徐々に山道らしくなってきた。道脇に山アジサイの残り花が見られた。

840分、GPSを見たら予定コースよりもズット西を下っているのに気づく。地図を見ずに小さなGPS画面で判断したので今回もまたミスコース!!!

既に分岐から400mほど下っていること、下った尾根の下端が予定下山口に近いこと、又、道脇に「数馬の湯→」標識があったことからこのまま下山を続けることにして自然林の中を下っていく。

 

851分、森の中の下山路が二分岐し、左「←数馬の湯・仲の平」、右「下平・数馬の湯→」標識。

当初の予定下山口は右下に位置しているので右に下る。幅広山道にホウキダケ種のキノコ。写真だけ撮って下る。

96分、また下山路が二分岐。左に「←数馬の湯」標識。右は無標識で沢筋に向かっているので左に下る。ツリフネソウとモミジバハグマの花が見られた。

925分、左右に分かれる簡易舗装路に出た。

GPSの今日の軌跡の始点は右方向にあるので右下に下り、桧原街道に出て更に右に進む。200mほど先で土地の人に「滝近くの駐車場の場所は?」と尋ねたら戻る方向を指示されてしまった。

940分、駐車場所に戻る。駐車地点は先ほどの簡易舗装路を左に下りた所だった。そういえば今朝、GPSONしたのは予定下山口近くのトイレ地点だったのを思い出した。

 

12時頃、無事帰宅。

 

帰宅後、今日のGPSの軌跡をPCに移してみたら(右図)ミスコースの様子や駐車場探しに無駄足をふんだ跡がハッキリと再現されていた。

(P地点で軌跡が大きくブレている理由は不明。)

 

青線は
事前にPCで書き込み、GPSにロードした予定コース。

赤線は
実際に歩いた軌跡。