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金曜日の曇天予報が前日になって急に晴天予報に変わった。

気力・体力維持には山歩きが一番、と急ぎガイド書で「鳥坂峠〜神座山」コースを見つけこの尾根筋コースを歩くことにした。

神座山に登ると決めてから気づいたが、この山頂は以前、釈迦ヶ岳から檜峯神社に下山時に通過しており、当時は山名を「黒打ノ頭」と思っていた。

 

◇所要時間: 4時間50
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 比較的上り下りの多い山でした。
山の中は結構、掘り返されていて獣の臭いが感じられました。おとーさんは山で出遭ったことは無いがイノシシかも・・と言っていましたがイノシシって??

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330分、出発。気温は16度。

国立府中ICで高速に入り一宮御坂ICを下りる。県道3436号線を使い新鳥坂トンネルに向かいトンネル先の左路肩の広い駐車場に車を置く。

日の出時間(544分 東京)が近いのに全天雲に覆われ、森に入るには暗すぎるのでユックリと出発準備を整える。

534分、歩ける明るさになったので舗装路を横切りゲート横を抜け、旧鳥坂トンネル入り口に向かい歩き始める。(駐車場あたりに登山標識はなし)

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旧トンネル入口(閉鎖)に近い右斜面の「春日山・釈迦ヶ岳→」標識に従いトンネル上への山道に進む。気温は11度に下がり薄ら寒くてヤッケを羽織る。マロンは落ち着いているのでフリーにして上る。

549分、高度100mほどを登り鳥越峠の「←春日山 釈迦ヶ岳→」標識に従い右の尾根道に上っていく。坂を6分ほど登って金網で囲まれた鳥坂中継所設備前を通過。

マロンに臭いを嗅ぐ動きが見えたので紐付きにする。路肩にヨメナ以外の花は見当たらない。

 

558分、先ほどの鳥越峠に似た峠地形を通過し更に尾根を進むと下界から6時の鐘が聞こえてきた。体温が上がりヤッケを脱ぐ。車内で朝食を食べたマロンに水を与えると400ccほど一気飲み。その先は暫く急坂を直登。

 

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610分、2つのテレビの中継建物地点で左に90度方向を変え、岩混じりの尾根筋を東に下る。ナメタケに似たキノコが木の根元に群生。写真に収める。

919分、大きな岩を回り込み、ブッシュと岩の急坂を下る。破砕石の多い山道をアップダウンしながら森の中を進んでいく。

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632分、歩き始めて1時間。岩の多い道で小休止。マロンは落ちていたドングリを齧っていた。

643分、坂を上っていくと紐先のマロンが道の左右に首を突っ込み、動作が激しくなった。その先では林床が列状に掘り返されていた。猪かも。湿った落ち葉を踏んで緩く上っていくとキノコが多種見られた。

このコースは展望に恵まれないので今日はキノコの写真を撮りながら歩くことにした。暫く獣の掘り返した跡が続く。花の見られない森に珍しくも数株の綺麗なトリカブトが花を咲かせていた。

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658分、緩やかな大きなピークに上りつくとここも獣のほじった跡。その先は下り。キノコが相変わらず多い。

712分、ピークを越したら前方に二瘤に見える山が現れた。上のピークの後ろに神座山があるらしい。

これまでの道と様変わりで狭い岩混じりのブッシュの中を下る。ヌメリダケらしいキノコを写真に収める。

719分、岩混じりの狭い尾根道を登る。10分ほどで尾根幅が広がりまたキノコと獣のほじり跡が見られた。

 

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732分、露岩の上り坂が始まった。昭文社地図に「岩石帯の急な尾根」と注記のある地点らしい。先行マロンに引かれて息を切らし登る。

743分、やっと登り終えて小休止したら道脇に真っ黒いフンの塊。土を掘り返した獣はやはり猪らしい。その先では古ぼけた「釈迦ヶ岳→」標識が道先を指示。潅木と岩混じりの道を先に進む。

83分、ピークに登りつき山頂かと思ったら更に先があった。紐先のマロンの動きが又激しくなった。声を大きく出しながら進む。

 

812分、「神座山(黒打ちの頭)1474.4m」標識の立つ山頂に到着。東の木立だけが取り払われ、「釈迦ヶ岳」が綺麗なピラミッド状の山体をみせてくれた。

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その右後ろには以前、初代マロンと登った「黒岳」が山頂を雲に隠して大きい。

全天、雲に覆われているが雨になる気配はない。

静まり返った山上で妻が柿を取り出したらマロンも欲しがってお相伴にあずかった。

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828分、下山開始。

コース沿いではナナカマドが僅かに秋色を見せた程度。

852分、岩の急傾斜はマロンに「後へ!!」と命令して慎重に下る。

 

925分、幅広尾根を下っていくと右の山腹下から大きな竹かごを背にして中年男性が鈴を鳴らせながら疎林を登ってきた。手には見慣れない鎌。

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風体からキノコ採りと判断し、挨拶して採っているキノコを見せてもらう。

「薄紫色のはミネゴシ。茶色のはジコウボウ、別名ホンジコウ。これはイッポンシメジ。毒キノコのウラベニと間違いやすいが軸の太さで見分けられる。」などと教えてもらった。

籠には大ぶりなジコウボウが20本ほど収められていた。礼を言って別れる。

935分、山の中で小休止してムスビを食べる。テレビ中継放送所を通過。

1011分、鳥坂峠に戻る。峠手前には旧トンネルの北口に下るらしい道が分岐していた。

1024分、車に戻る。

 

帰路の高速道路を走る頃には全天が晴れ渡って気温は24度に上がっていた。

1250分、無事帰宅。

 

当日に遭遇した各種キノコ

1

ウラベニホテイシメジ?

2

クリタケ?

3

カキシメジ?

4

アイシメジ?

5

6

サクラシメジ?

7

8

アカアザタケ?

9

エゾハリタケ?

10

ベニテングタケ

11

ハナイグチ

12

ハエトリシメジ?

13

ツエタケ

14

15

チシオハツ?

16

アカヤマドリ

17

アイシメジ

18

キツネノチャブクロ

19

20

ホウキタケ

21

シロカイメンタケ

22

23

24

ジコウボウ(ハナイグチ)

 

  神座山2