寒さが本格化したので犬連れでも無理なく歩けそうな箱根の「丸岳」を訪ねることにした。
「丸岳」から南に延びる尾根道沿いに「箱根スカイライン」が平行し、何箇所かに駐車場があるらしいが、尾根を往復するだけでは単調な山行になりそうなので、あえて、出発点を芦ノ湖湖畔に設定し周回コースで歩くことにした。

◇所要時間: 4時間10
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 密生した箱根笹が邪魔で富士山の好展望地は意外に少なかったとおとーさんがこぼしていました。

 

430分、出発。小田原・厚木道路と西湘バイパスを使い、箱根口ICを下りて「芦ノ湖」北端を目指す。

駐車場所を探しながら桃源台から湖尻水門方向に走ると、湖尻水門近くの路肩に15台程の無料駐車場。これ幸いと駐車し、出発準備を整える。空は快晴で気温はマイナス6度と低い。

642分、舗装路を西進し、300m先の橋先の三叉路で「長尾峠↑」「仙石原→」標識を見つけ、右折して舗装路を北に向かう。

進路は箱根湖畔ゴルフ場の中を横切るよう設置されていたが、舗装路の左右は林で仕切られ段差もあり、危険はなさそう。

北に進むに従い、前方左から右に延びる山波に朝日が当たり始め、山波の中央あたりに電波塔が見えた。

 

715分、「耕牧舎跡」石碑の立つ三叉路に「←長尾峠30分」「仙石原60分↑」標識。左折して尾根を目指す。

窪んだ山道で桧林を通過すると密集したハコネ笹の間を登るようになった。背後から朝日が差し込み、道脇の霜柱が煌く。

 

754分、舗装路まで上り、「見晴亭(土産物屋?)」前のトンネル横の山道に「長尾峠→」標識を見つけ山腹を上る。

5分ほどで尾根の三叉路に上り、「乙女峠60分 丸岳35分→」標識に従い右に進むと直ぐ「長尾峠」の標柱に対面し小休止。

 

その先の道幅は広がったが、山道両側は相変わらずの密集笹。

820分、砂利林道と山道が合流する地点に丸太造りの見晴台。これに上ると西に雪の「富士山」、南に「箱根山」と「芦ノ湖」が望めた。

その先は丸太階段で笹原の間を小山に上っていく。

 

846分、電波塔の立つ「丸岳」山頂に到着。

南の「芦ノ湖」の左に「箱根山」、その手前にゴルフ場が広く、北には尾根続きで「長尾山」と「金時山」が見えた。

さて肝心の「富士山」は・山頂西には背丈以上の箱根笹が密集し・・見えない。ムスビを食べながら山頂を北に回り込み何とか富士山と対面。

 

9時、往路で下山開始。この尾根歩きなら富士山は見放題と思ってきたのだが、密集笹に邪魔され、時たましか富士山が見られないとは意外だった。

912分、富士見台通過。進路前方にこれから歩く尾根が長く延びて見える。
9
21分、長尾峠通過。

925分、往路と分かれ、尾根筋を南に進む。山道両側は相変わらずの密集笹原で視界悪し。やがて箱根スカイラインが山道右を沿うようになった。

 

937分、小ピークを通過し、アップダウンしながら進む。南斜面を下るようになると凍った山道が朝日で解け始めていた。

958分、「富士見ヶ丘公園」標柱の立つ小広場着。周囲は笹で覆われ、座ると富士山が視界に入らない・・??。南を見ると次の小山の中腹に公園らしい大きな芝生地が見え、沢山の人達が見えた。

 

 

地図ではそのあたりが「富士見ヶ丘公園」らしいのだが・・??。そちらに進む。

1016分、「富士見ヶ丘公園」らしい広場に近づくと・・
・・・映画の撮影中らしく広場に多数の要員が動きまわり・・・

・・・私たちはガードマン達にうまく言いくるめられ、下山コースに送り出されてしまった。

今日のコースではここが富士山のベスト展望地だったらしいのに残念!!

1024分、「←湖尻水門20分」「湖尻峠25分↑」標識の三分岐に着く。

すぐ先にあるらしい「芦ノ湖展望公園」には立ち寄らず、足場のよくない東斜面の急坂を下る。

1044分、「箱根湖畔ゴルフコース」のクラブハウス横に降り、舗装路で駐車場に向かう。

 

橋を渡りながら振り返ると・・・

西に今日歩いた山波が長く延び、その右端の山頂に電波塔が見え、あれが「丸岳」だったのかと納得。

1052分、車に戻る。

 

1240分、無事帰宅。