マロンは昨日、4歳の誕生日を迎えた。

免疫抑制剤投与をやめて既に2週間。活性炭カプセルと肝臓エキス入りの療養ドックフードだが、マロンは毎回、待ってましたと平らげ、朝夕の散歩にも遅れずに付いてくるようになった。

昨年末は腎機能悪化で食欲と体重が低下。フンはドロドロ、寝ていてもブルブル震える様子から誕生日まで持たないと覚悟していたのに・・・・。

このところ、スギ花粉がピークで少々気が重いが、マロンの具合が良さそうなので前回の「嵐山」に続き再び、低山・短コースを歩かせることにする。

低山・短コース・近場という条件では対象の山を見つけるのに苦労。おとーさんは「早戸大滝」を推薦したが、結局はおかーさんが見つけた相模湖南にある「峰山」に決定。

 

所要時間:1時間30
難度(犬として):易▼++++難
マロンの日記:最後の上りで丸太階段があんなに続くとは思わなかった。大久和側から登るのが良いかも・・。

 

440分、家を出る。季節が進み、夜明けが早まっている。国道20号を走り、相模湖IC先の「日連」交差点を左折し、神奈川カントリークラブ手前の堂地で左折。

「大久和バス停」あたりに駐車場所が確保できれば、そこからの登山を考えていたが、小学校や人家密集で駐車余地を見つけられず更に前進し、「小船バス停」横で「峰山」登山口を見つける。登山口の空き地は土地の車が占拠していたので、車を戻し道脇の空きスペースに駐車。

 

615分、出発。小舟バス停横に立つ、「峯山の紹介」の案内板を読む。

峯山の紹介
旧牧野村のほぼ中央部に海抜570mの峯山があり、この山の頂上の平坦部には古峯神社が建立されている。祭神は日本武尊でそのご神徳は開運、火防などあらゆる心願成就をみちびく神として地域の人々に崇拝されていた。
峯山には四本の参詣道があり、頂上より少し下った所に風神、竜神、雨神の三つの石塔が造立されている。共に五穀豊穣を願って建てられたものと思われる。また、建武の昔、大塔宮護良親王のお妃、雛鶴姫が青山から秋山へ向われる途中、峯山越えをされたとの伝説がある。

 

住宅の間の舗装坂道を登る。民家の飼い犬が我々を吼え立てる。正面に見える竹薮の山道が登山コースかと迷う。通りがかりの女生徒に訊ね、左手の簡易舗装路をクネッテ登っていく。南には丹沢の焼山、黍殻山、袖平山が雪を被って聳えて見える。東の空が朝日で赤く染まる。

630分、簡易舗装路の終点に「←峯山 小舟→」標識が立っていて、ここから山道。山道が付けられた斜面の所々にザレ。雪が少し残っていた。窪地の坂道には落葉が厚く積もっている。南斜面なのに緑は少なく、スミレだけが僅かに顔を見せていた。辺りの樹種は桧が多く、花粉を抱えた実が爆弾に見える。幸い今は無風。

 

638分、三叉路では「小舟0.8km  峯山0.5km」標識に従い山頂を目指す。

642分、尾根に登りつくと「小舟1.1km 峯山0.3km」の標識。このあたりからプラ丸太階段が始まる。すぐに山頂と考えてマロンが跳ねて登るのに付いて行く。

次第に視界が広がり、東にゴルフ場、南に丹沢の山が眺められる。富士山も霞んで見えた。

予想外に丸太階段は長く続き、マロンへの負荷が心配になる。

 

7時、山頂に到着。杉や檜に囲まれた10坪ほどの広場には古峯神社とテーブルがあった。

7時の鐘が下界から聞こえてきた。

登り口の「峯山の紹介」看板に記載のあった石碑を見ようと「大久和→」のルートへ100mほど進む。

713分、昔の村人の手で作られたらしい素朴な「風伯」「諸大竜王」「雨神」の石碑を確認し、山頂に戻る。

715分、往路で下山を開始。上りで長く感じた丸太階段の段数を数えたら459段もあった。マロンは下りが楽そう。落葉の積もる道は小走りで楽しそうだった。

745分、車に戻る。

930分、無事帰宅。久しぶりにマロンを洗う。

午後、マロンの体調確認の為、動物病院に出向き血液検査を依頼。5分ほどで院長がにこやかに「腎機能がやっと好転」と結果を教えてくれた。(BUN:106.675.9 CRE:6.144.05)

赤血球等の数値は未だ許容値を大きく外れているがCRE(正常値は0.51.8)が好転してきたのがうれしい。