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ニッコウキスゲが花期を迎えた。 草原を黄色で彩る大群落を眺めたいと、数候補の山から、ベストシーズンを迎えたと思われる野反湖のカモシカ平を選び、連休明け日の出発を予定・・・していたが、当日は更に暑くなるとの予報で急遽、連休最終日の出発を決めた。 ◇所要時間: 4時間49分 |
目的地が遠いので 0時50分に出発。 カーナビ指示に従い、環八経由で練馬ICから関越自動車道に入り、渋川・伊香保ICを下りて国道353、145号線を西進し、長野原町で国道292号線に移り北上。「みちの駅六合」先で国道405号線に移り、野反湖北端の野反湖ロッジの駐車場に車を入れようとすると・・・「この季節の駐車場はロッジ借用者に限る」との看板があり、路肩に駐車。 |
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5時12分、出発。 ロッジ前方で「三壁山→」標識を見つけたが、私たちが目指す「エビ山→」標識が見当たらず・・?? →駐車場内で「湖畔歩道入口」標識を見つけ、これに従うと湖畔で行き止まり・・??→駐車場に戻る。 |
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5時21分、駐車場を西に抜ける道を見つけ、これに進み、150mほど先で沢を渡る橋を見つけ、コースだと確信しこれを辿る。 これまでのところ、案内標識は見当たらない。 5時29分、キャンプ場に近づくと多くのテントでキャンパー達が朝食準備中。 |
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斜面に分岐する道で「エビ山・高沢山登山口」標識を見つけ、濡れた笹原を上り、20分ほど先で樹林帯に入ると泥濘が始まった。 5時48分、ドロドロの湿原帯を通過。私達のズボンはびっしょり、靴はドロドロでマロンは泥犬に変身。見晴しのない樹林帯の中の笹原を愚痴りながら上る。 |
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6時15分、樹林帯を抜け出すと東に「野反湖」、その先に形の良い「八間山」が聳え、南にも展望が開けた。 |
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一段下った先に見える「エビ山」を目指す。笹の中にクルマユリやキスゲ、ハクサンフウロが咲いていた。 6時29分、「エビ山」に到着。 八間山の背後に赤城山、その右に榛名山、少し離れて浅間隠山、その遥か先には富士山、南に浅間山、南西近くには裸地を見せる本白根山が同定できた。 |
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6時40分、汗が退いたので次の「高沢山」を目指す。コースは相変わらずの笹原通過だが、周囲に展望が利くようになったので楽しめる。シラビソ林を通過。 濡れ笹帯の通過で暑がりマロンは泥犬からぬれ鼠に再変身し、気持ち良さそう。シラビソ林を上る。林床の笹の中に銀竜草やキノコが見られた。 樹林帯のキツイ上りだが暑い太陽が差し込まないので助かる。 |
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7時19分、「高沢山」に到着。シラビソ樹林に風が入り気持ちがいい。気温は18度。汗が退いたので先に下る。 7時28分、樹林の三分岐は「カモシカ平・大高山→」標識に従い、樹林斜面を下る。密生笹が道を隠し、足場はよくない。道脇の笹原にキスゲが見られるようになった。 |
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7時44分、高度差100mを下りきって広大な笹原に下り立つ。 草原の「カモシカ平」看板には |
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草原全体がキスゲで覆われている景色を予想してきたので黄色の群落が二箇所ほどに限られていたのは・・・意外だった・・・ ・・が、優しく開けて雄大な景色は他ではあまりお目にかかれないものだった。 |
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7時59分、まだ高度差200mほどの「三壁山」を残しているので「カモシカ平」を後にして斜面を登る。20分ほどで分岐に戻り、ムスビでエネルギー補給して「三壁山」を目指し先に進んだが、このコースも泥濘の道。 |
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8時30分、樹林帯を抜け出すと前方に「三壁山」、右後ろに「野反湖」が見えた。再び涼しい樹林帯を通過し、笹で覆われた暑い日差しの山腹を辿って前方のピークを目指す。 8時57分、「三壁山」に到着し、休んでいた同年輩夫婦と挨拶。ここでもムスビを食べる。 |
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9時5分、下山開始。 前方に「野反湖」を見下ろしながら笹道を下る。樹林帯を出ると暑さが厳しい。登ってくる登山者の多くは「カモシカ平のキスゲの様子は?」と尋ね、マロンにも声を掛けて上っていった。下るに従いぬかるみが減り、樹林帯では木の根を踏みしめ下る。 9時52分、「三壁山登山口」標柱地点まで下るとその先は舗装路。 |
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地図では舗装路をコース表示していたが、あまりに暑そうなので斜面に建てられたバンガロー間の遊歩道を縫いながら斜面を下る。この斜面にはヒヨドリ草、アヤメ、キスゲが多く、その上には早くも赤とんぼが飛んでいた。 10時、「野反湖ロッジ」前へ降りる。 3時、無事帰宅。 |
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