寒さが本格化し寒気が日本列島を覆う。幸い関東地方は晴天の予報。マロンの今年最初の山は歩きなれた丹沢の大山・三峰山を選んだ。

所要時間: 3時間25
難度(犬として): 易+++▼+難
マロンの日記: 頂上手前の二峰の通過は狭い岩尾根にクサリや梯子が沢山あって怖かった。

 

523分、家を出る。カーナビ案内に従って厚木市・広沢寺温泉の先、不動尻キャンプ場に向う。狭い林道でパトカーと乗用車に交差。早朝から何事?と思ったが、直ぐ先の不動尻駐車場直前の傾斜路面が凍結していた。進退窮まった乗用車が警察に助けを求めたのかも。我々は無理せずに100m程手前の路肩に駐車。

 640分、出発。下弦の月を仰ぎ見ながらキャンプ場に向かう。沢沿いの舗装路が左斜面から崩れ落ちた岩石で埋まっていて痛々しい。

前方の山頂が朝日を浴びて赤く染まっている。20分程で不動尻キャンプ場の管理棟を通過。

72分、バンガロー先で「三峰山2km 物見峠6km」の指導標。
その横に「
注意 三峰山は地形が急峻で歩道は狭く、沢沿いや鎖場など多く、経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です」の警告看板。

山歩きを始めて間もない頃、この看板に出遭って大いにビビッタことを懐かしく思い出しながら沢沿いの山道に進む。

直ぐに最初の鎖場。マロンは難なく通過。次の丸太組の橋も躊躇せず渡る。この三峰山は既に5回以上訪ねていて、コースの各区間がそれぞれ味のある景色を見せてくれていたが、今回は真冬のせいもあろうが随分と山が荒れた感じがする。

713分、二つの沢の合流点に到着。堰堤下にはツララが光っている。

丸木組橋で沢を渡り指導標に従い右の沢沿いの山道に入る。

杉林の中の丸太階段でいよいよ本格的な登りが始まる。

 

 

728分、沢に流水が無くなる。落葉を終えた枝越しの朝日を受け、丸太階段の山腹を二人と一匹は折り返しを続けながら黙って登り続ける。

734分、鎖場。マロンは少しのサポートで通過。まだ登りが続く。このあたりからコースは鎖、はしご、土嚢等でよく手入れされている。

81分、尾根に出る。振り返ると東に湘南の海が光り、光の中に江ノ島が浮ぶ。休憩テーブルで小休止してマロンに水を飲ませる。

ここから先は岩峰の細尾根を辿ることになる。最初のピークは左程苦労せず通過。

 

狭い尾根にくねった雑木が茂り、上り下りの岩場に鎖や梯子。マロンを抱えて通過する個所が増える。

828分、第2峰の山頂通過。「三峰山100m」看板。鎖や梯子個所は先ほどと同様に続く。

833分、「三峰山」山頂に到着。標高は934.6m8畳くらいの平坦地に休憩テーブルが1つ。

 

西に塔の岳、丹沢山、蛭が岳の丹沢三主峰。東には東京、横浜方面の町々が霞んで見える。マロンにご苦労さんのパンを与える。

847分、往路で下山開始。帰路は大山が木の間越しに前方に見える。帰路の方がマロンは自力で鎖場を通過していた。下山時にボツボツと登山者が登ってきて、計7人と交差。

105分、車に戻る。

1135分、帰宅。

三峰山は高度差のない割には地形に変化が多く、狭く曲がりくねった尾根に鎖や梯子が続き、緊張感を強いる山です。以前登った時に比べると山裾の方は随分と荒れた感じがしたが、上の方は丸太階段や土嚢、鎖や梯子が整備されていて随分歩きやすくなっていました。