気象庁開設以来の113年間で一番という猛暑の夏が9月下旬で一段落。

あまりの暑さに2ヶ月近くも山行休止中、フト、新車を駆って秋の北海道を訪ねるのも良いのでは・・・・という気が起こり、摩周岳と最北端の宗谷岬を回る「北海道に秋を尋ねる旅」計画を纏め、妻に提案すると、マロンのために初日は東北の「七時雨山」へ登るのも良いのでは・・との反応。HPで調べると、この山は新日本百名山でもあり、インターチェンジにも近く、登降時間も頃合なのでこれも計画に含めた上、4日間、雨天予報のないのを見極めて9/28()の出発を決める。

◇所要時間: 3時間38
◇難度(マロンとして): 易++▼++難
◇マロンの日記:
 遠出だったので特別な山に登るのかと思いましたが、ごく歩き易い山でした。

<「北海道に秋を尋ねる旅」計画>    予想総走行距離=2730km

<1日目> 2:30自宅→稲城IC(首都高・東北自動車道)→安代IC登山口→
七時雨山→登山口
→安代IC→八戸IC→八戸港17:30(船中泊)
   (予想走行距離=770km)

<2日目>  1:30 苫小牧港→摩周湖第1P摩周岳→摩周湖第1P
かみゆうべつ温泉・道の駅(車中泊)
   (
予想走行距離=530km)

<3日目>  かみゆうべつ温泉・道の駅→宗谷岬→苫小牧港21:15(船中泊)
      (予想走行距離=(680km)

<4日目>  4:45 八戸港→八戸IC→稲城IC→自宅
   
    (予想走行距離=750km)

 

<1日目>928()

130分、早く目覚めたので予定より1時間早く家を出る。ラジオが北海道を低気圧が通過し、強風10mと放送。フェリー欠航を心配しながら稲城ICから高速に入り、首都高経由で東北自動車道に進む。

639分、予定通り、長者原SAに立ち寄り、ドックランでマロンを遊ばせる。

844分、岩手山SAを通過すると前方にこれから訪ねる「七時雨山」が姿を見せた。

857分、強風の中、安代ICを降りる。高速料金は夜間料金で半額の5700円。
「七時雨山」登山口目指して舗装坂道を上り、県道脇の「七時雨山登山口」は通過。

915分、次の「七時雨山登山口」看板地点を右折し、「七時雨山荘」の登山者用駐車場に車を置く。気温は17度。

 

932分、予定より2時間ほど早くスタート。風が涼しい。

草地を緩く登り、鉄柵先の牧場に進む。砂利林道に水溜り。空に雲が増え始めた。広い牧草地の横を緩く登っていく。道に粘土を捏ねたような牛糞が多い。

943分、「一合目」標識地点。別登山口からの山道と合流し、左折して山に向かう。ハンゴン草が咲いていた。

 

小休止してマロンに水とフードを与える。道脇の蛇の抜け殻をびくつきながら嗅いでいたマロンを「ワッ!!」と脅かしたらビックリして飛び上がった。

ヒヨドリ草は残り花。まだ中途半端な秋の雰囲気。牧場に牛は見えない。上空の雲が減り始めた。

957分、牧場の上端の柵を通過し笹原と草原の間を登る。蝦蟇が跳ねた。背後の草原の先に「田代山」がきれいな山容を見せる。

 

「頂上へ2km」標識を通過。ブナ、白樺の混交林を登り、森の中で小休止。

1019分、「五合目」標識を通過。木の間越しに弱い朝日が差し込む。アキノキリンソウが咲いていたが他の花は少ない。相変わらず風が強い。

1031分、「七合目」標識を通過し、尾根筋を上る。湿った山道にガマズミらしい赤い実が散乱。

 

ヤマアジサイが残っていた。背丈ほどの笹原を登っていくと一人登山者が下ってきた。挨拶すると土地の人。更に回り込み上ると二つのピークが見えた。僅か下る。

116分、緩く尾根を上り最初のピークを目指す。ミズナラの葉が僅かに色づき、林床には数種のキノコ。立木が減り最後の上り。上空の雲が消えてきた。

 

118分、一等三角点のある「七時雨山頂(北峰)1060m」に到着。北に南峰が連なり、その遥か先に雲の掛かった「岩手山」が見えた。ムスビを食べながら景色を楽しむ。

1120分、折角の機会なので「南峰」も訪ねることにし、前方に下って階段のように窪んだ踏み跡を上り返す。

 

1129分、「南峰1063m」に到着。

雲間に太陽が覗く。この山の紹介HPには「一日に七回も時雨れるので七時雨山」と名付けられたとのこと。展望は「北峰」とほぼ同じ。マロンは山頂の草叢で虫取りを楽しむ。

1144分、「南峰」を後にして下山開始。北峰に戻ると8人ほどの登山者。下山続行。森の中で小休止してバナナを食べる。

 

1241分、森から草原に出ると草原が雲の陰でまだら模様。緑の草原が北の「田代山」に続く穏やかな景色を見せる。

1255分、「一合目」を通過。牧場に沢山の赤茶色の牛が群れていた。更に下って牧場の柵を抜ける。

1310分、車に戻る。

安代ICに戻り、八戸自動車道を走り、八戸ICを降りて1550分、八戸港に到着。

<1日目の走行距離=716km >

 

先ずはフェリー事務所に立ち寄って乗船手続きを済ませる。

シルバーフェリー料金  (べりにあ)  4ベット部屋に夫婦で一室。
  <[車+1(2)]+1等差額」+11>*JAF割引(10%)=24350+8100

 

港近くのコンビニで夜食を購入し、近くの遊歩道の林でマロンを遊ばせる。出船1時間前から乗船開始。犬搭載車は上の格納庫に案内されたので、配慮されている感じ。

 

1730分、定刻通り、「べにりあ」出航。

船の風呂に入り、明日の出発時間が早いので18時にはベッドに入る。