8時には「高川山」から下山を終えて、国道20号線を東に走る。大月ICを過ぎて直ぐ「岩殿山」入り口を左折。国道139号線を約40分、北上。

クネクネ、ドンドン高度を上げ、標高差900mほどを車で上りきり、小菅村「松姫峠」駐車場に到着。

所要時間: 1時間33
難度(犬として): 易▼++++難
マロンの日記: 緩やかな砂利の林道で、最後だけが藪の登りでした。

 

駐車場まわりには「奈良倉山」への標識は全然見当たらない。

 

 912分、地図でルートを見定めて、一般車進入禁止の閉鎖ゲートを跨ぎ「奈良倉山」に出発。

イヌブナ、クヌギ、ツガ等の高い木々の林の中、幅広の緩やかな林道を進む。芽吹き始めたカラマツ林越しに富士山が姿を見せ始める。マロンものんびりと歩いている。

 

934分、電波反射板らしい構築物近くのカラマツ林の中に今年初めてのカタクリの花を見つけ得した気分になる。

5分ほど先で、踏み跡が森に分かれているがそのまま林道を前進。右前方の高まりが山頂らしい。道は山肌を大きく右に曲がる。

 

 

林道が山の西斜面を進むようになると西、南、東にかけて大展望が広がる。眼前が標高差で700mほど急斜面で下る窪地地形のため、その先に立ち上がっている山並みはなかなかの迫力。

右から左に大菩薩嶺、小金沢山、牛奥ノ雁ガ腹摺山、大蔵高丸、ハマイバ丸、滝子山と大月市・秀麗富岳12景の山々が連なり、その手前に雁ガ腹摺山も控えている。この連嶺の背後に雪の富士山が鎮座。

949分、山頂への上り口が見付からないまま進むと、林道が下り始める。そんな筈はないと、わずか戻って桧林と自然林の間に目を付けて山斜面に取り付く。思ったとおり、これが南から山頂へ向うルートだった。

955分、「奈良倉山(1348.9m)」山頂に到着。

小さな手作り標識と三角点だけで他は何も無い雑木林。見晴らしもない。少し下って富士山を見ながら枯れ木に腰をおろしてムスビで中食。マロンの目の縁にダニが1匹、食い込んでいた。

1013分、西方向へ踏み跡を辿りながら下山開始。アブラチャンが黄色の花を見せる。4分ほどで林道に出る。先ほど林道の先を示していると思った「奈良倉山→」の標識箇所だった。

 

 

1045分、松姫峠の由来石碑横の車に戻る。

 

今日は土曜日にも拘わらず、この山では誰にも出会わず若緑に染まり始めた山を十分堪能。

帰路は上野原から八王子まで高速を使い、1330分、無事帰宅。