<コースと標準タイム> |
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東海自然歩道を歩き始める前、地元の丹沢で山歩きの楽しさを知り、3年間ほど「丹沢山塊の山歩き」をしていたので山中の東海自然歩道ルートは断続ながら旧道も含めて何回か歩いてはいた。が、大阪の箕面山まであと一息の所まで歩き終えてみると、丹沢ルートのコマギレ歩きは道中記としてもスッキリしないので、通しで歩いてみようということになった。 地元の利を生かして、「前日に西丹沢自然教室の駐車場に寝袋と水と食料を積んだ愛車を置いてきて、翌日早朝に自宅から電車、バスで西野々に出向き、山越えして待機の車で車泊。翌日は畦ヶ丸経由で菰釣山避難小屋泊。3日目は平野へ下りて御殿場経由で車に戻り車で帰宅」の旅程計画も考えたが、冬場の山越えは積雪次第で所要時間が大幅に振れるしトラブルの可能性も無視出来ないので、今回は先ずは中間点の西丹沢自然教室まで歩くことに落ち着いた。 丹沢通過の東海自然歩道東の登り口は「西野々」と1駅手前の「焼山登山口」の2つがあり、私たちは駐車場のある焼山登山口より登ることにした。西野々から登る場合はバス停より東に50m程進み指導標に従い右折、防鹿扉を通過後林道より左折して山道に入り沢を横切り少し登ると焼山登山口からのルートと合流。所要時間は殆ど同じです。 2月11日(金)建国記念日 4時30分、世の中、三連休の初日。おしどり夫婦はキツイ一日を覚悟して、車で家を出発。心配性な雌おしどりは昨夜は眠れなかったとぼやく。車中、コンビニのムスビで朝食。 |
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5時45分、焼山登山口バス停横の空き地に駐車。ヘッドランプを点灯し、山に向かってレッツゴー。登り口はバス停より30m程西。砂利道で花火作業場前を通過し林道に入ると直に「焼山山頂3.4km 登山口バス停0.7km」指導標が現れて右の山道にガイドされる。 5時59分、西野々からの登山道に合流。「西野々0.8 km 焼山3.3 km」指導標と「焼山登山口への分岐」の標識あり。薄明るくなりライトを消す。 6時27分、休憩テーブル地点通過。このあたりで標高は510m位。5分程登ると左の稜線より朝日が差し込み始めた。 6時45分、「焼山登山口バス停2.3 km 西野々2.5 km 焼山1.6 km」の指導標ある三叉路通過。 |
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7時19分、焼山山頂への分岐点。山頂は経由してもしなくても所要時間はほとんど同じ。私達は山頂への道を登る。 7時25分、焼山山頂(1060 m)に到着。 テーブルでムスビを食べてエネルギー補給。一週間前に見られた積雪は殆ど消えていた。 7時37分、鳥屋への分岐三叉路通過。このあたりから積雪が現れる。人工林が自然林に変わり展望も開けて雪の蛭が岳が姿を現す。 8時11分、黍殻山登山口の分岐。黍殻山は展望なく立ち寄る価値無し。このあたりで標高は1210 m位。 |
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2分程先に「水場」の標識と新しい「蛭、マムシ注意(春〜秋)」の看板あり。水場の標識は東斜面の下を指示しているが私は確認したことはない。蛭は5年以上昔になるが、この東斜面の遥か先「柏原の頭」あたりで襲撃されたことがありヤツラは勢力拡大中の模様。 8時19分、「園地避難小屋」分岐。久しぶりに小屋を覗く。相変わらずキレイに維持されていた。 |
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9時3分、姫次に到着(1060m)。三連休なのに始めて登山者に出会った。桧洞丸と大室山を左右にして雪化粧の富士山が立派。 9時10分、姫次を西に向かって出発。10分程で袖平山横を通過し急坂を下る。今回は積雪が少なく行程がはかどる。 10時5分、高度差で400 m程下ると風巻の頭への登りに入る。 |
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10時20分、風巻の頭へ到着。 穏やかな日の光を浴びてコンビニ弁当を半食。ここから神ノ川公園橋までは風巻尾根で標高500 mの下り。傍らに立つ解説板によれば地形の関係で一年中風が渦巻くので風巻尾根というとの事。 15分の休憩で下山開始。 |
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11時18分、神ノ川公園橋に下りきる。 橋の手前の山道が崩れかけていた。丹沢は全般的に山が脆くなっているように感じる。橋を渡って舗装林道を下り日蔭沢橋手前を左折。 11時37分、神ノ川ヒュッテ脇の道を登り始める。指導標は「犬越路2.2 km 姫次5.2 km」。ガタガタに荒れた林道は0.7 km程で山道に変わる。沢を渡り丸太階段の急坂を登る。 |
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杉林の中で弁当の残りで昼食。あたりに雪が残っているのに杉の雄花は今にも花粉を飛ばしそうに色づいていた。 12時21分、「犬越路1.0
km 神ノ川1.2 km」地点で沢を渡る。傾斜がキツクなりやがて水の無い沢の上りになる。 12時48分、標高950 m位で「犬越路トンネルの分岐」標識。このあたりから荒れた枯れ沢に積雪が凍結して歩きづらくなる。危険を感じてアイゼン(4つ爪の軽アイゼン)を付ける。 |
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13時10分、「犬越路(1060m)」の峠に到着。避難小屋を覗くとここもキレイに維持されており、毛布も10枚程積み上げてあった。峠の指導標は「用木沢出合2.5 km 神ノ川2.5 km」。 休憩テーブルに地図を広げて西丹沢自然教室までの下山所要時間を確認したら、終バスより2本前のバスに間に合う可能性に気づいた。(祝日は14:33発の増車あることは電話で確認済み)。互いに体調の良いことを確認して下山開始。 南斜面は雪が無く、うららかな太陽を浴びて春の気分。狙いのバスをミスしても1時間後のバスもあることが分かっていても気が急いて、途中に休憩テーブルが目に入ったが無視。一途に下る。 14時1分、用木沢出合に到着。「西丹沢自然教室1.8 km」の標識を見て安心。ペースを落として舗装路を下る。 14時19分、西丹沢自然教室に到着。 |
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14時33分、小田急線松田駅行きのバス発車。松田駅より鶴川駅経由で帰宅。焼山登山口の車は翌日回収。 本日の総距離=20.6km 本日の歩行時間=8時間34分 |