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初代マロンを「男体山」に登らせた時、北隣に形の良い山が見えた。地図を調べると山名は「女峰山」。

当時、手持ち地図を調べたら霧降高原道路からのコースが記され、往復約10時間との所要時間から、コーギー犬・マロンには無理な山と判断。

最近、「女峰山」には裏男体林道と志津林道を使って登るコースのあることを知り、高度差、難度、所要時間を調べたら二代目マロン連れで十分、日帰り可能と考えられ、メンバーの体調も良いので訪ねることにした。

◇所要時間:6時間58
◇難度(マロンとして):易++++▼難
◇マロンの日記:
 女峰山と帝釈山の間にある4mほどの鎖場はおとーさんに押し上げてもらいやっと通過。(かなり怖かった。) 長時間のコースでしたが、変化があって楽しい一日でした。

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少し遠出になるので2時、家を出る。首都高速から東北自動車道に入り、宇都宮ICで日光・宇都宮道路に移り、437分、清滝ICを出る。

星空の下、いろは坂を上り、中善寺湖畔経由で光徳入口から裏男体林道に入る。林道は唐松林の中の一車線舗装路で外気温は−1度。

546分、車数台が駐車していた志津乗越を通過。ここから志津林道の砂利道に代わる。8分ほどでゲート前に到着(路肩に34台駐車可)。既に1台が駐車していた。

 

6時、ゲートを抜けて砂利林道を東に進むと前方の薄雲が茜に染まってきた。背後に男体山が聳えているが、まだ朝日が届かない。10分ほど先で林道が二つに分岐。左の道先に「女峰山」標識を見つけ、砂利林道を緩く上っていく。

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人の気配が無いのでマロンをフリーにする。

631分、二の沢を第4号橋梁で通過。前方のダケカンバの美林越しに女峰山と帝釈山が姿を現した。

637分、林道脇に「女峰山→」標識が右斜面下を指示。林道を先行していたマロンを呼び返し、クマザサに覆われた急坂を下る。

気が付くと山道と平行してモノレールが設置されていた。…??

646分、下りきると背丈以上の大石が累積している涸れた沢(=荒沢)に出た。標識に従い沢を横切り、対岸の山道を登る。先のモノレールも沢も通過し、上に向かっている。

やがて前方上から重機の稼動する音が響いてきた。

715分、右の大きくザレた沢に大堰堤を構築する工事現場横を通過。モノレールはここへの工事物資運搬用らしく納得。

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コメツガやダケカンバの林の中を上っていく。

上空に覗く青空の薄雲はほとんど動かない。

先行したり、林の中を遊びながら上っていくマロンの熊鈴の音を聞き逃さないよう注意しながら上り続ける。

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88分、右手に大きな枯れ沢が現れた。

標識に従いこの沢を横切る。沢の上方を見上げるとこれから訪ねる女峰山の山頂が荒れた姿で聳えて見える。

 

対岸の林の破砕石ガラガラの道を登る。森の中に「水場→」表示があり塩ビパイプからころあいの水が流れ出していた。

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833分、朝日を浴びた唐沢避難小屋に到着。小屋を覗くと二階建てで綺麗に維持されていた。小屋横の日陰で10分ほど小休止し、林の中に上り再開。気温は10度にあがっている。

859分、ダケカンバの林を抜けると、岩のガラガラした斜面が前面に展開。

 

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98分、ガレ場を斜めに登っていく。

西南には大真名子山が男体山と同じくらいの大きさで見える。

息を切らしてガレ場を登り上げ、背の低いコメツガの林に入り上る。

930分、「女峰神社」の祠前に到着し写真を撮り一息ついていると赤薙山コースの方から人の声。

赤薙山コースから初老の男性と中年女性の二人連れ登山者が到着。挨拶すると、二人は山馴れしている様子で朝4時に霧降高原道路の駐車場を出発し、5時間半掛かったとのこと。

神社前は後着の二人に明け渡し、私達はすぐ先の「女峰山」山頂に登る。

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全天に雲なく、山頂からは360度に展望が開けているが、岩の重なる尖った山頂は地図を広げて寛げる場所がなく、一見して判る男体山と日光白根山以外の山の同定作業は省略して尾根続きの帝釈山に向かう。

946分、左右に切れ落ちた痩せ尾根道をクネクネと進んでいく。一昨日のテレビでは男体山に初雪のニュースがあったが岩陰にはその残雪が見られた。

 

958分、女峰山と帝釈山の中間に4mほどの岩塊があり、鎖が掛かっていた。

 

妻が鎖を頼りに先行して上ったが、マロンには全然、歯が立たず頭を 下げて尻込み。

マロンのバックから用具を取り出し、背負い上げようかとも考えたが、試しに岩の右壁に押し上げてみたらマロンは必死になって上までよじ登ってしまった。

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岩上には標識が立ち「専女山」の文字。振り返れば先ほど通過した「女峰山」がシルエットで鋭く屹立。

1010分、帝釈山への上りの前で小休止。ムスビとドックフードでエネルギーと水分補給。4分ほどで上り再開。山腹のダケカンバは葉を落とし、白い幹が青空に映える。

 

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1022分、帝釈山に到着。馬立から上ったという若い登山者1名が先着していた。

 

断わってマロンをフリーにし、周りに見える山名を確認。

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南西に小真子山、大真名子山、男体山と似た山塊が並び、西に太郎山、その間の先に日光白根山の特徴ある山形が望めた。

 

1027分、富士見峠に向かい、下山開始。下山道はツゲ林の中の破砕石のゴロゴロ道が続く。

1117分、やっと小広い空き地の中央に富士見峠の標柱の立つ三分岐点に到着。休まずに方向を南に変え、小石ゴロゴロの林道で馬立を目指す。

1135分、砂地が広がった場所を通過。振り仰ぐとダケカンバ林越しに先ほど通過してきた女峰山と帝釈山が綺麗に聳えて見えた。

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1151分、小休止してムスビを食べていると、ガスが流れ始めて山を隠し、太陽の光も弱まり夕方の雰囲気。10分ほどでまた青空に戻る。林道が舗装されている。舗装林道は唐松、ツゲ、ダケカンバ林の中を折り返しながら下っている。

1225分、馬立に到着。

1258分、ゲート前の車に戻る。朝、先着していた車は無くなり、帝釈山で会った登山者の車らしいのが1台。変化のあるコースを楽しく歩けたことに感謝し、帰路に付く。

1720分、無事帰宅。

 

突然の災難。

女峰山からもどった翌朝、マロンの朝散歩中に蜂(毒虫?)にでも刺されたらしく、私の左掌が腫れ始め、夕方にはグローブ状態に…。湿疹の塗り薬と湿布で対処していたら、翌日には左上腕部まで腫れが拡大。
掛かりつけの皮膚科医院を受診したら即、聖マリアンナ医科大学病院に入院手配された。

…同病院で16日ほど、リンゲル液と抗生物質の点滴を受け、なんとか上腕部の腫れが引き、3週後には自宅療養でも可とのことでやっと帰宅を許された。その後、自宅で指示された治療を2週間続けているが、いまだ左掌には陥没部や大きな水泡が残っており、まだ数日は左手を自由に使えそうもない。(病名は左上肢蜂窩織炎   病菌は菌培養の結果、溶連菌と判定された。)

山行のベストシーズンになったのに丸1ヶ月以上、半病人状況で経過しているため、筋力は大きく低下。
→また低山から体力つくりを始めることになりそう。

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