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日中の気温が30度を越し始めたので、標高が高く、4時間程度で戻れそうな山を探し・・・、新聞連載の「みなみらんぼうの一歩二歩山歩(680話)」で「神木育つ冬山入門の山」と紹介されていた 八ヶ岳山中の阿弥陀岳中腹にある[御小屋山]を訪ねることにし、上りはあえて、山地図に「難路(不明瞭)」と記された「諏訪神社・奥社」傍を通過する尾根コースを試すことにした。 ◇所要時間: 3時間57分 |
3時、出発。 中央高速道を使い、諏訪南ICを下りると残距離は10km。前方にシルエットの八ヶ岳を見ながら県道425を東進し、県道484 (八ヶ岳鉢巻道路)に合流左折。 美濃戸別荘地に入り、カーナビにガイドされて東南端の変形四差路地点に出て、路肩に駐車。 気温は15℃で、空は薄曇りながら、青空も覗く。 5時32分、車の轍跡の無い砂利林道を東に出発。 |
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背丈以上の草木が道に張り出し、何時もの山道とは雰囲気が違う。シモツケやウツボグサ、見慣れない野草も花を見せる。 沢音に混じって小鳥の声が響き、遠くから鹿の鳴き声。 進むのに従い、林床の草の背丈が低くなって歩きやすくなってきた。 |
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5時59分、1kmほど進むと林道終点らしい草地広場があり、 「諏訪神社・奥社」を探し、一番はっきりした踏み跡を辿る。 |
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6時4分、苔むした森の中に「奥社」を見つけ、ザックを下して小休止。 ギンリョウソウを見つけ、カメラに納める。 山地図ではここから「御小屋山」への山道は難路コース(不明瞭)と記され、南側の尾根にあるらしいので、南に向かう踏み跡を見つけ、慎重に辿る。 林床にコバイケイソウやトリカブト。 |
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6時16分、GPS画面は予定コースから外れて、予定した往路と帰路の間を進んでいるのを示しているが、南の尾根へ向かう踏跡は見当たらず・・・ 6時20分、踏跡が左の沢方向に下り始め・・・、下山予定路で山頂を目指すこともやむなしと覚悟を決める。 6時24分、沢筋に下りると踏跡が消滅。予定下山路のある北の尾根へ上り易そうな地形を探し、試行錯誤しながら北への山斜面へ取り付いて強引に上る。途中、鹿の骨が散在していた。 |
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6時43分、標高1740mで尾根道に合流したが、汗だらけ。 歩きやすい山道を東に上っていく。 野草は全然、見られないが、キノコは数種類見かけた。シャクナゲが白い花を見せ始めた。 ギンリョウソウとベニテングタケを撮影。 |
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7時24分、残高度は200mほど。体力低下を感じながら上っていく。 標高1970m辺りで右に視界が開けた。ランボウ氏の記事では |
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標高1980mあたりから勾配が増し始め、標高2100m辺りから林床が苔の穏やかで気持ちの良い地形になってきた。 7時56分、「舟山十字路」からの道が右から合流した地点に「三等三角点」。 そのすぐ先の広場が「御小屋山」らしいが、「阿弥陀岳→」標識以外、標識類は見当たらなかった。 |
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8時10分、下山開始。 苦労した往路の登りに比べ、単調な下りが続く。 9時5分、標高1700mあたりまで下りると林道終点。その少し先からは別荘地の舗装路。 9時29分、車に戻る。 帰路は「小淵沢IC」から中央高速に乗り、11時40分、無事帰宅。 |
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当日、見かけた花と茸類の一部 |
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ギンリョウソウ |
ベニテングタケ |
ヤマオダマキ |
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ハリブキ |
トリアシショウマ |
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オトギリソウ |
ヤマホタルブクロ |
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