先週の「鳥ノ胸山」は思いのほか多い積雪に山頂へのルートを見失い、撤退を余儀なくされたので、今回はもっと南で雪の少なそうな神奈川県の「大野山」を選択。

「大野山」はこれまでに4〜5回登ったことがあるが、丹沢山塊の南に位置して山頂からの展望に恵まれ、頂上一帯は牛の放牧場になっており、春には山桜の桜吹雪や牧草の緑が目を楽しませてくれる穏やかな山です。

所要時間: 3時間
難度(犬として): 易+▼+++難
マロンの日記: 天気が良ければ歩きやすそうな山でした。

 

540分、薄明かりの中、家を出る。国道246号線を西に走り、山北町先のトンネルを抜けてすぐの安戸交差点を急右折。

標識に従い左折し、最初の大野山への道標を見送り、少し先に進むと道脇のバス停前に大きな空き地があり、ここに駐車。

8時、車を後にして舗装坂道を登り始める。昨夜の降雪が路面で凍っているので慎重に歩く。湿った雪は木々の枝に纏わりついてどの枝もしなっている。「大野山」を示す道識を見つけて右折し、家々の間のうねうね道を道標に従い登る。

 

825分、共和小学校横で「大野山1時間15分 山北駅1時間」の標識を見てさらに舗装路を進む。

 

 

835分、「地蔵岩」標識と共に「大野山」への道標が舗装路から右の山道に入るよう指示していた。

3cm程の積雪を踏んで登るうち、水子地蔵尊前を通過。杉やヒノキ林の雪は枝にとどまっているが自然林では枯れ枝を素通りして山道に降り積もり積雪量が俄然増えてきた。

 

98分、大野山から南に延びる尾根の山腹を辿って山頂に向かっていると、後ろから男が一人追いついてきた。背には猟銃。「何の猟?」と聞いたら「鹿か猪。牧草をたべられるからね」と答え、「最後の丸太階段の登りは雪が多くて結構キツイよ」と言って先に登っていった。猟師の後ろから雪道を登る。

920分、雪の深い急な斜面を登る。右手に牧場の金網が続く。

929分、丸太階段を登りきる。丹沢山塊が前方に姿を現す。左方に見えるイヌクビリ地点に先ほどの猟師の連れが車3台で待機していた。その前を通過し山頂に向かう。雪の舗装坂道にはウサギの足跡が続いていた。

 

946分、一面雪に覆われた「大野山」山頂に到着。空が急激に曇り、雪が降り始める。東屋でコンビニ弁当を食べ始めたが、雪が降りかかり寒くて早々に切り上げる。

10時、下山開始。舗装路での下山は滑りそうなので往路を戻ることにする。中腹あたりまで下ると雪はやみ、青空がのぞき始める。

11時、車に戻る。

 

1320分、無事帰宅。