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「群馬県の山(山と渓谷社)」の・・・「大ナゲシ」は両神山の西に位置し、群馬・埼玉県境尾根上の赤岩峠から少し西北にあるピラミダルな岩峰で、三等三角点があり、展望は一級である。
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2時、出発。 入間IC先の「所沢入間〜飯能狭山・バイパス(国道299)」で秩父市に出て、国道140に移り西進し、大滝村からは中津川沿いの国道140、更に滝沢ダム先で県道210に移り北上し、雁掛トンネル先1.5kmの(株)ニッチツの社宅地前に、カーナビの予測時間を1時間短縮して到着。 気温は6度で無風・晴天。 |
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5時6分、廃屋らしい建物の間に進み、100mほど先の最奥の建物手前を右折して、古びた「登山者への注意喚起」立札前を通過し、涸れ沢沿いの檜林を北に上る。 山道が左の山斜面に移ると、正面に岩峰の「赤岩岳」が姿を見せた。 5時39分、ヒトリシズカの群落が続く檜林を抜け、新緑の尾根に上ると馬酔木が白花、ミツバツツジが薄ピンクの花を見せた。 |
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5時55分、広い窪地状の破砕石のザレ場に移り、九十九折で登る。不要な動きの多いマロンの息が荒いので水飲み休憩。 6時11分、「赤岩峠」に到着。 右に「赤岩岳」が聳え、木立越し北に「大ナゲシ」の岩山が見えた。 満開のアカヤシオを見つけ写真に収め、県境尾根を西に進む。 |
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6時19分、途中の岩場を紐先マロンは難なく、先行。 幅狭尾根は進むに連れて、あちこちにアカヤシオが紅色を見せる。 6時29分、次のピークの檜林の中にもアカヤシオが咲いていた。 思いがけないアカヤシオの競演に見とれて山道を進んでいくと、下り始め・・?? 更に「大ナゲシ」が右に見え・・??。 いつの間にか「雁掛峠」への道に進んでいた。 |
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6時37分、ピークに戻り、「大ナゲシ」への斜面を下るとシャクナゲが群生していたが、蕾は少なかった。 小ピークに登り返すとここにもアカヤシオ。木の間越しに見える「大ナゲシ」の山肌にもピンク色が散在。 6時51分、「大ナゲシ」の岩場前に着いた。 ロープの垂らされた岩場前にマロンをガイドし、「上!!」と指示してみたが、ジャンプ態勢を採る足場が無くて、マロンは最初の段差から苦戦。 |
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難路がここだけなら、背負子で背負って通過することも考えたが、その先の岩場の様子も不明なので、ザックを下して状況判断。 岩の様子を観察しているうち、左の岩稜にも鎖の垂らされた別ルートのあることに気づき、そちらにマロンをガイドしたが、やはり最初の一歩をマロンが躊躇。 これを見た妻が「ここでマロンと待つ」と言うので、私だけでピークハントすることにした。 7時5分、妻とマロンの待機場所を定め、私が空荷で岩登り開始。 |
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鎖場の先は一時、アカヤシオの混じる檜林も通過。その先の岩場に向かう。 |
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7時11分、三等三角点のある「大ナゲシ」山頂に到着。 |
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北は木立で視界が遮られていたが、東〜南〜西は視界が開け、南東近くに岩峰の「赤岩岳」、「両神山」はその背後に僅かに覗く程度。西にはやはり万年候補になっている「天丸山」や「帳付山」が望めた。 |
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7時17分、下山開始。7分ほどで妻とマロンの待機場所に戻り、下山続行。林床にはマイズルソウやヤブレガサの若葉が見られた。 7時46分、雁掛峠への分岐ピークに近づくと、巻き道を見つけ、若干のショートカット。 やがて「赤岩岳」を正面に見ながら下る。 8時2分、「赤岩峠」で小休止し、右下のザレ斜面に下るとヒズメらしい足跡。カモシカかも。 8時15分、ザレ場から尾根筋に移ると新緑をバックにミツバツツジが彩りを添える。 |
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8時24分、山腹の檜林に下り、やがて涸れ沢の小橋を渡り、ニッチツ社宅地に降りる。 8時40分、車に戻る。 帰路は往路を戻りかけると、雁掛トンネル手前が道路閉鎖され、係員が「トンネル内工事で10時まで通行止め」と言うので急遽、林道を逆行し、小鹿野町経由で秩父に抜け、12時40分、無事帰宅。 |
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