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小金沢連嶺の「大谷ヶ丸」にまだ登っていないのに気づき、「米背負峠」経由で訪ねることにしたが、所要時間が少ないので北隣の「ハマイバ丸」まで足を伸ばし、尾根歩きも楽しむことにした。 ◇所要時間: 4時間54分 |
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3時40分、家を出る。 国立府中ICと大月IC間は高速道路を利用し、国道20号で笹子トンネルを通過した先の「景徳院」交差点を右折し満開の桜を見ながら進む。大蔵橋脇で「米背負峠入口」標識を見つけたが、これを見送ってカーナビに従い先に進む。 5時9分、「天目トンネル」手前を右折し大蔵沢大鹿林道に進んだが、100mほどで「道路決壊のため当分、通行止」看板と閉鎖ゲートに対面。・・・ならば、と、先ほど見かけた大蔵橋袂の「米背負峠入口」標識箇所に戻り、林道に入る。 |
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5時22分、標識から300mほど進み、左山腹を指す「←米背負峠」標識を見つけ、路肩に車を停めて出発準備。この地点から「大谷ヶ丸」を往復する所要時間は5時間15分と地図で確認し、今日は「ハバイマ丸」への尾根歩きは省略することにした。 5時27分、「←米背負峠」標識に従い、幅広山道を上る。・・・・(この後のコース資料は文末に図示) |
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5時41分、「大蔵沢大鹿林道」に合流し舗装林道を進む。 人の気配は無く、車の来ないのが確実なのでマロンをフリーにしてやる。前方に姿を消したマロンをトランシーバとホイッスルで呼んでいたら、左の崖から駆け下りてきたり、今日のマロンは楽しそう。 周りの山に杉・桧は少なく、自然林の中に赤松が目立つ。 |
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6時1分、舗装林道が2分岐。方向から判断して右に進む。空は8分通り青空になった。沢筋を横切る舗装林道脇に排除された土砂が山と積まれていた。 6時21分、道路修復が完了した辺りで道が2分岐。GPSを見て左の舗装路に進む。 6時32分、路上のショベルカー脇を通過すると、その先の舗装道路が右1m巾を残して崖下に崩落していた。通過しながら下を見ると5mほど下に新道路を造成中。 |
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6時47分、「米背負峠入口」標識の立つ「登山口」に到着して小休止。 6時53分、マロンを紐付きにして出発。ここからは沢筋を登ることになる。潅木の中で流水の小沢を渡る。鶯が鳴き交わしている。桧の幼木林の下に紫の花を付けたハシリドコロが群落していた。 |
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沢を丸太組橋で渡り、岩や倒木で荒れた感じの幅広沢筋を赤や青テープを辿りながら登っていく。 7時11分、2つの沢の間を上る。幅広の荒れた窪地に右から幾筋か小沢が流入していた。 7時26分.沢が左右に分かれ、その間を登っていく。両沢ともに凍った雪が残っていた。 |
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7時36分、「米背負峠」に到着して小休止。 朝日を背に受け、「大谷ヶ丸」山頂めざし大小のブナの林を登る。暫く登ると勾配が緩み、前方に二瘤の山頂が見えた。 二瘤の間に上り、「大谷ヶ丸(南峰)」に向かう。「←滝子山」への分岐標識を通過。 |
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7時59分、「大谷ヶ丸(南峰)」山頂に到着。 山頂はブナ、コナラ、赤松で取り囲まれ、木立が払われた西方だけに視界が得られ、まだ雪を残した南アルプスの甲斐駒、北岳、間ノ岳、農鳥岳の山々が望めた。山頂周りの木々は芽吹いたばかり。 8時12分、このまま下山するのは物足りないので、「北峰」も訪ねることにする。 |
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うまい具合に上に向かう獣道を見つけ登る。笹斜面を抜けると落ち葉だけの林床になり、上りやすくなった。 8時22分、標識類の無い「北峰」山頂に到着。落ち葉の積もった山頂からの展望は南峰と同程度。 8時26分、記録写真を撮って下山開始。 |
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往路の踏み跡を辿り下る。気持ちの良い窪地が左下へ下っており、誘い込まれそうになったがGPSで往路を確認し、慎重に戻る。 8時30分、往路に復帰し下山継続。 8時41分、「米背負峠」に戻り、ムスビを食べながら10分ほど小休止。峠を後に往路を下る。左右の沢の残雪氷量は意外に多く、そこから流水が始まっていた。 9時21分、「登山口」に戻り、マロンをフリーにして休まずに林道を下る。青空には雲が流れ、日差しが強くなってきた。 |
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9時39分、道路崩壊箇所では数人が作業中。断って通過し、ムスビを食べながら舗装路を下る。 9時54分、先ほど通過した道路崩壊箇所の下に回りこんで通過。往路では気づかなかったが、60mほどの高さの表土が崩れ落ち、岩肌が覗いていた。太陽に照らされ結構暑くなった。 10時15分、舗装路から山道へ分岐する地点ではマロンが先行して自発的に曲がっていった。臭いで記憶しているのだろうか。 10時31分、車に戻る。 12時10分、無事帰宅。 |
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当日のGPS軌跡と行程高度図。 (杉本智彦氏によるカシミール3Dソフトを利用) |
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