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長野県の山へ出向く予定だったが、寒波の南下により天候が不安定になるとのことで急遽、目的地を静岡県の「竜爪山」に変更。 この山は「穂積神社」まで車で上れるのだが、神社先コースは17年前、東海自然歩道歩きで通過したことがあるので、今回は麓からの「旧道」で上ることにした。 ◇所要時間: 4時間13分 |
3時50分、出発。 東名高速を使い、5時50分に清水ICを下り、1号線を5kmほど西進した先で県道201(竜爪街道)に右折・北上して新東名高速下を通過し、更に舗装林道を上り、人家の多い「平山集落」を通過。 清水ICから14kmで、石鳥居の前の10台分ほどの駐車場に到着。 空は薄曇りで気温は6度。出発地の標高は356m。 6時25分、「←旧登山道」標識に従い、石鳥居を潜って出発。 |
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鳥居先は普通の参道と思ったが、露岩や段差のある荒れ山道だったので驚く。 道脇の「×丁目」標識を見ながら紐先マロンを追って息を弾ませ上っていく。周りは常緑樹なので期待してきた紅葉は見られない。 150mほど先でパイプ補強の鉄の橋を渡る。 標高450mまで上ると左下の 白波を立てて流れる流水を指し、「←竜走の滝」標識。 標高500mまで上ると左を指して、[←肝冷やしの滝 3分]標識。立ち寄ってみることにする。 |
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100mほど山腹を進むと倒木先にきれいな滝。何故、「肝冷やし」なのかは??。 先に登っていくと、上空に僅かに青空。 6時59分、「十丁目」石標先で尾根に上り着く。尾根筋に進むと、また露岩の、龍が爪で引っ掻いたような山道。その先は谷側が虎ロープの張られた沢横道を上る。 左に「薬師岳」と「文殊岳」らしい2つのピークが見える。「×丁目」碑を次々通過して高度を上げていく。 7時22分、標高670mで「新道」に合流して小休止。この時期にしては珍しく、ヨメナが咲いていた。 100mほど先の「三十丁」石碑地点でコースが尾根と山腹沿いの道に分岐。標識が無かったが、左の岩の尾根筋に進む。(いずれも可で、帰路は右の道で戻ってきた。) |
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7時36分、「竜爪山穂積神社」へ到着し、「薬師岳1.1km→」標識に従い、神社後ろの尾根へ上る。 標高780mのお宮跡にはピンクの山茶花が咲いていた。 先行者に追いつくと、話好きな同年輩者で山道の補修目的で上っているのだと話しかけてきた。話を聞きながら上る。 |
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7時53分、標高810m辺りから鉄階段が始まり・・階段を登ろうとすると、件の男性が「左の巻道を!!」と勧める。知人が作った山道とのこと。 90mほど上で鉄階段コースに合流し、鉄階段を上る。その先でこの方は「ここの崩れ地の補修に来たのだ」とザックから道具を取り出し始めた。私たちは更に上を目指す。 |
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8時27分、「←薬師岳0.1km 俵沢→」標識の尾根の三叉路を左折し、南の杉林に進み、140m先で「薬師岳1051m」に到着。標識に付けられた寒暖計が0度を表示していた。 杉林に囲まれた山頂は視界が得られず、そのまま南へ60mほど下って自然林を50mほど上り返す。 |
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8時50分、「文殊岳1041m」に到着。 南斜面先に視界が広がり、清水市街の先に清水港、その先に三保の松原、その先に駿河湾が広がっていた。 富士山と南アルプス方向の木立が払われていたが、どちらにも雲。寒気の影響か、上空にも雲が増えてきた。 9時10分、下山開始。 |
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「薬師岳」を通過する頃には全天が黒い雲に覆われ、いやな感じ。下山を急ぐ。 9時24分、「←俵沢」分岐を右折し、急坂を下る。下山は鉄階段を使ったが、マロンは躊躇なく先行。 9時46分、「穂積神社」へ戻ると上空の黒雲は消えていた。神社にお礼参りし、「平山→」標識に従って往路の山道へ下る。 10時3分、「平山新道→」標識に従い、沢筋道へ下る。杉林の中の穏やかな変化の少ない山腹道をひたすら下る。 |
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