所要時間: 3時間2

難度(犬として): 易++▼++難

マロンの日記: 傾斜は急ですが段差は殆ど無く、マロンには歩きやすい山道でした。

マロンのHPがご縁で八王子のNさんから大月市の「白谷丸・黒岳、大蔵高丸・ハマイバ山」推薦メールを頂いた。マロンは大月市の秀麗富岳12景に選ばれた山には既に4山登っているが、これを機会に残った8山もマロンの百名山に加えてしまおうということになった。

スギ花粉は未だ健在。で、先ずは短時間で登降できそうな「笹子雁ガ腹摺山(12景四番)」をマロンの72番目の山に選ぶ。   マロンはダニ・シーズン本格開幕の為、今回からフロントラインで防ダニ対策。

 

4時少し前、家を出る。国道20号線で大月市街を通過。

笹子トンネル手前のカーブ地点にあるコンビニのすぐ先にある「天野記念公園」駐車場(20台程度駐車可)に車をとめる。

 

617分、準備を整え出発。先ずは駐車場前の20号線を横断し、20号線と平行する笹子峠への舗装路を北に100mほど進む。

舗装路が左にカーブする地点で「笹子雁ガ腹摺山」→」標識を見つけ杉林に入る。踏跡はあまりハッキリしないが高圧線と同方向に杉林の中の山道を登っていく。

 

625分、送電線鉄塔横を通過し、檜、松、杉、楢やクヌギの雑木林を殆ど直登していく。結構キツイ登り。

636分、高度を上げて尾根に出ると少し展望が利きはじめる。

650分、南西に展望が開け、やがて赤松林を通過。珍しくこの松林は松食虫の影響を受けおらず朝日を受けて赤い幹が美しい。

710分、山頂のように見えた地点に上りついたがルートは先に伸びている。一時、僅かな下りもある雑木林の山道を前進。

 

 

726分、比較的平らな尾根道をS字カーブで進むと右前方にムスビ形の「笹子雁ガ腹摺山」が姿を現す。山頂には大きな構築物が見える。

赤松混じりの雑木林をさらに進む。麓を振り返ると下界は春霞の中。

732分、山頂への最後の上り。檜林と自然林の間の急斜面を直登させられるので結構キツイ。次第に自然木が多くなる。この時期になっても枯れ落ち葉が山道を隠すほど多く積もっている。

751分、金網の柵の中に大きな鉄塔。電波反射板らしい。ここを通過すると山頂らしい地形が待っていた。

754分、「笹子雁ガ腹摺山」 (1357.7m)に到着。

山梨百名山の標識を入れて記念撮影。マロンの顔にダニが2匹這っていた。

風は無く春霞に消えそうな富士山が姿を見せている。ムスビを食べながら300度位の展望を楽しむ。

この山頂から北東に米沢山、大鹿山へ尾根が延び、その先に滝子山、大蔵高丸、ハマイバ丸、牛奥雁ガ腹摺山等の秀麗富岳12景の山々が連なって見える。マロンの百名山候補になったこれらの山並みをジックリ観察。

812分、下山開始。

山頂を僅か下ると、遥か下方に国道20号線や駐車場近くのコンビニの屋根が見えて、ほとんど直線ルートで登ってきたことを実感する。

山頂からの急斜面を下った地点でお疲れ休み中の12人ほどの中高年パーティと交差。マロンは皆に愛想を振り撒いたので、「頂上まで案内してよ」などと声を掛けられていた。

落ち葉が厚く積もった急傾斜をマロンが無防備に駆け下りるのでヒヤヒヤさせられる。雑木林の中にアブラチャンらしい黄色の小花。ミツバツツジが早くも蕾をつけていた。

919分、車に戻る。

 

3箇所ほど工事渋滞に巻き込まれながらも、1220分、無事帰宅。

帰宅後、おかーさんは花粉症状に悩まされる。マロンの体にダニは見つからなかった。