梅雨シーズン真っ只中。

太陽の見られない梅雨空が続く中、久方ぶりに「今夜半から明日午前中は晴れ、午後は雨」との天気予報。

これを見逃せばこの先、1週間は太陽マークがないので、早出をすれば昼までに家に戻れそうな桧原村役場近くの「浅間嶺」に出かけることにした。

HPで調べるとこの山からは大岳山や御前山の眺望が良いと書かれている。
余裕があればルートが明示されていないが、尾根続きの松生山にも足を伸ばすことも考えに入れる。

 

所要時間: 2時間42

 

 

315分、家を出る。20号から16号線に抜け、五日市街道を西に走る。

武蔵五日市駅前を左折し、十里木も左折。桧原村役場先は右折し、払沢の滝入口から時坂峠へ向かう。標高500mあたりまで上った所で谷側に看板とトイレ、山側に小さな「登山道入口」標識を見つける。

舗装路200mほど先に3台ほどの駐車スペースを見つけ車を置き、出発準備を整える。

 

 

450分、出発。「登山道入口」地点まで戻り、「関東ふれあいの道 時坂峠0.3km 浅間嶺3.6km」標識を確認して山道に入る。いまにも雨滴に変わりそうな霧が漂っている。

杉林の中を進む。山アジサイやトリアシショウマが花を見せる。丸太組橋は濡れて滑りやすい。

 

5時、舗装林道に抜け出る。「時坂峠」の標識に対面。立派な舗装路を西に進む。

57分、「左へ5百米 峠の茶屋」の看板の立つ舗装路の分岐箇所。そのまま舗装路を西へ。小雨を感じて傘をさして歩く。

515分、人の気配がない「峠の茶屋」前を通過。「江戸時代、宮木山巡検の道」の看板先に「大山祇神社」の鳥居が見える。舗装林道はここで終わり、この先は砂礫の林道に変わる。

525分、T字路の形で「関東ふれあいの道」に合流。「お代官休憩所跡」に水車付きの小さな食事処の建物。霧の中にクリン草が咲いている。林道は山道に、霧は雨に変わる。沢を渡り、沢沿いの岩がゴロゴロした山道を登っていく。

 

10分ほどで沢から離れ、山腹を折り返し登る。サワラやモミの木が大きい。「関東ふれあいの道」の礎石に「←北秋川橋0.4km 上川苔3.9k→」の表示。

62分、三叉路に「←小岩バス停2.3km  浅間嶺0.4km→」「展望台0.7km 浅間嶺0.8km→」の標識。

浅間嶺へは尾根道と山腹道があると理解。私たちは展望台経由の尾根道に進む。

道脇の潅木の中に黄色に熟したモミジイチゴの実が鈴なり。雨滴を付けた実を摘み放題でほおばる。

蝦蟇蛙が姿を現わす。ガスで展望は得られないが、雨の中でもそれなりに山は歓待してくれる。

北側の木を切り開いた展望地らしいところに大岳山、御前山の山名を表示したポールが立っていたが、雨で何も見えなかった。

 

621分、3本の大柱に「浅間嶺」「奥多摩国立公園」「東京都桧原村」の表示。林の中の雨に濡れた空き地にテーブルとベンチ。

傘を差し、虫を払いながらも登頂恒例行事になった赤飯ムスビを食べる。

628分、雨も止まないので早々に下山することにし、北斜面の小道を下る。23分で下の広場に下りきる。広場には「浅間尾根休憩所」建物とトイレ、広場の隅に菖蒲、マーガレット、なでしこ等の花の小さなお花畑が作られていた。

 

ここからは山腹を辿り、「関東ふれあいの道」で往路の分岐点に進み、下山継続。

732分、今日も登山者には出逢わず車に戻る。

 

下山途中、「払沢の滝」駐車場に車を置き、650mほど先の水量の増えた「払沢の滝」を見る。

940分、無事帰宅。